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有限会社
藤木産業

伐倒した木を枝葉、皮を付けたままの状態で一定期間放置し、木材中の水分を葉から

蒸散作用により放出させ、含水率を低下させた木材(葉枯らし乾燥材)のことです。

ドライログの紹介

(葉枯らしの様子)


◆ 乾燥して軽い        ◆ カビ(青)がつきにくい

◆ 耐久性に優れている   ◆ 色つやがよい

◆ ヒビ割れが少ない     ◆ 製材、即、出荷できる

 近年、住宅建築産業においては、建設工期の短縮、住宅に対する安全性の向上などの施主の要望への対応や、クロスのシワや切れ、床なり、建て付けの不具合などのクレームを未然に防止することが課題となっている。このような中で、平成12年から「住宅の品質確保の促進に関する法律」(通称:品確法)が試行され、新築住宅の性能表示や10年間の瑕疵担保責任が義務付けられ、木質資材についても寸法精度の安定性、品質管理の徹底が求められ、乾燥が適切に処理されている製品の取り引きが対象となってくる。
 しかし、人工乾燥の処理体制が、まだまだ不十分で、特にスギ材については、人工乾燥が難しくドライログ(葉枯らし材)等の天然乾燥と人工乾燥を組み合わせた方法がより効率的であるとされており、スギは全量ドライログ、ヒノキについても寒切りを主体に計画する。


熊本営林局では、昭和59年度から国有林材の付加価値を高めるため、葉枯らし材の生産・販売を開始し、昭和62年にはヒノキの寒切り材の生産販売を主目的に「寒切り材生産実施要領」を定め、葉枯らし材の生産体制が本格化した。
 昭和63年には国有林葉枯らし材のプランド化を図るため、商品名「サンドライ」また、製品名には「サンドライシール」が貼付され、本格的な販売が開始された。
 その後、寒切りから夏切りまで葉枯らし材生産を拡大し、平成3年には「サンドライ実態調査」が作成され、ニーズに合った「サンドライ」生産に取り組んできた。
 平成4年には、ようやく定着してきた「サンドライ」の名称変更を余儀なくされ、全国から公募して新たに「ドライログ」として再スタートし、平成6年にはアイドルキャラクター「乾太くん」が登場し、国有林ドライログ材のPRに努めてきているところである。 また、乾燥材生産の拡大・定着を図るため、平成8年度からはスギ材の全量を乾燥材とすることを目標とする「スギドライ100運動」を推進してきている。今年度は、ドライログパンフレットを作成し、流域森林・林業活性化協議会等を通じ、乾燥材の普及・宣伝に取り組んでいるところである。

 葉枯らし乾燥材の普及宣伝を図る一環として、昭和63年から継続して乾燥材フェアを実施してきた。
 フェアの開催は、平成11年度末で234回を数え、特に、平成9年においては、地方自治体・木材関係団体などと協力・連携し、前期6会場、後期14会場において「10周年記念ドライログフェア」を開催してきた。ドライログフェアは乾燥材の普及宣伝に大きな役割を果たしており、国産材流通の中でも一定の評価を得ているところである。今後の国産材安定供給を進めていくうえでも乾燥材の供給は避けて通れない大きな課題であリ、平成12年度は、秋季の「ドライログフェア、国有林材フェア」を計画し、より一層の乾燥材の需要拡大や市場形成のために取り組んでいるところである。