特集 volume11
2002/8/1

ハナイカの謎

 今春はハナイカの出現にわきました。以前からいることは確認されていたのですが、私たちは見たことがありませんでした。それが思いがけないときに、思いがけない場所で2回も出会うことができ、本当にラッキーのひとことに尽きます。
 イカやタコは、体の色から形まで、自在に変えることがでるので面白いですね。とりわけハナイカは、生態はもちろんのこと、そのしぐさまで謎に満ちていて、飽くことがありません(あくまでもシロートとしての見方です。)。
 またいつか会えればいいなあ。

ハナイカ1  ホヤみたいなのに擬態(ぎたい)しているようでした。

 本人は隠れたつもりになっているのでしょうか?しかもこんな目立つところで。
ハナイカ2  足を振り上げて、一所懸命に威嚇(いかく)してきました。

 そんなに足を振り上げて何に化けているつもりなのでしょう?
ハナイカ3  匍匐(ほふく)前進みたいにして前に歩き出しました。。お世辞にもカッコいいとは言えません。

 どうして泳がずに歩くのかな?ひょっとしたら泳げないのかも?
ハナイカ4  バディが指先でおちょくったら本気で怒りだし、だんだんキレイな色に変化してきました。

 なぜ怒るとこんなにキレイになるのだろう?
ハナイカ5  またまた歩いて逃げ出しはじめました。今度は後退で、海藻のきれはしにぶつかってしまいました。

 振り上げた足の先をとがらせているのは、ひょっとしてイザリウオなどのエスカのつもりでしょうか?
ハナイカ6  ようやく泳ぐ気になったのか、体を持ち上げはじめました。体が重そうに見えます。

 本当に泳げるのでしょうか?
ハナイカ7  ついに泳ぎだしました。けっこう速いし、波打つ模様がきれいです。やればできるじゃないかと思いました。

 どうして最初から泳がないのだろう?
見た日:2002/5/18と6/8

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