特集 volume19
2003/4/1

2002年に見たもの 3

 いよいよ去年(2002年)の最後の3か月分です。いま思い出すだけでも、ほんとにいろいろな生きものを見ることができたと感心します。
 ことしは5月頃からの本格スタートとなる予定です。去年は後半息切れ気味だったので、今年は後半にピークを持っていくよう心がけたいと思います。
 辰の口がベースになりますが、もちろんケラマ、アマミ、天草にも行きますよ。バリバリ行きますよお!
 今年こそはピグミーとかホムラハゼとかシコンハタタテハゼとかミミイカとか、大きいところではジンベイザメとかを見てみたいなあ。


9月・天草
 1年半ぶりぐらいで天草・牛深に行きました。天草もいい海です。
 このときは今まで行ったことがないポイントに連れていってもらい、切り立った地形とそこに付いているソフトコーラルが見事でした。また魚影も濃く、飽きることがありませんでした。
 なお我々の天草ツアーの何日か後にジュゴンがいたということを知り、残念な思いをしたことを鮮明に憶えています。

ミヤケテグリニラミギンポ
  ミヤケテグリ(09/28)                ニラミギンポ(09/28)  
ミノウミウシsp.ベニサンゴガニ
ミチヨミノウミウシ(通称・09/28)            ベニサンゴガニ(09/28)

10月・辰の口

 10月はエビ・カニの仲間を多く見ることができるシーズンです。辰の口にいるエビ・カニの仲間は、もうだいたい見ただろうと思っていたところ、まだまだのようです。まあエビ・カニに限らず、魚やウミウシなども含め、1万分の1ぐらいしか見ていないのではないか、と思う今日このごろです。
 この月はやはりテングノオトシゴを見れたことが一番の思い出ですね。

アカシマシラヒゲエビテングノオトシゴ
アカシマシラヒゲエビ(10/20)            テングノオトシゴ(10/14)  
ムチカラマツエビキモガニ
ムチカラマツエビ(10/06)               キモガニ(10/14)   

11月・辰の口

 毎年のことですが、シーズンも終わりに近づくこの頃になると、浅いところでは南から海流に乗ってやってくるいわゆる「死滅回遊魚」が目に付くようになります。
 それ以外にもトビエイなどいろいろなものを見ることができましたが、特に10数前に天草で見て以来のシマウシノシタには感動しました。
 20年近くダイビングをやってきましたが、まだ見たことがない生きものが、それこそ山のようにいるのでしょう。年々興味も変わってくるし、だからダイビングはやめられないのですね。(おわり)

フウライチョウチョウウオyg.ミナミゴンベ
フウライチョウチョウウオyg.(11/10)         ミナミゴンベ(11/10)       
シマウシノシタトビエイ
シマウシノシタ(11/16)               トビエイ(11/04)