特集 volume32
2005/5/1

2004年に見たもの(U)

 先月の続きです。今回は5月から7月までのぶんです。

 もうずいぶん忘れているものもありますが、できるだけ思い出してみます。


5月

 ほぼ2年ぶりに奄美大島に行くことができました。
 はじめて空港からレンタカーを借りて、瀬戸内までドライブすることにしたところ、道中思いのほか楽しむことができたので、次からもこの移動手段を使おうかなと思っています。
 海の中では、念願のピグミーを浅い場所で見ることができたし、小さいマングローブ林から続く入り江では、いたるところに共生ハゼの仲間がいて、ひとりで興奮していました。

  ピグミーシーホース.(05/03)         イソギンチャクモドキカクレエビ(05/03)
ニシキフウライウオ(05/04)            スミゾメキヌハダウミウシ(05/04)

6月

 この時期から、潮間帯の生きものを本格的に観察するようになりました。といっても手ごろな石をひっくり返してそこにいる生きものを見るだけなんですが。
 そうすると驚くほど多様な生きものがいることがわかり、やみつきになってしまいました。
 またいろんなところに住むカニの仲間を、意識して見るようになったのもこのころだったと思います。
アワシマオトメウミウシ(06/05)            クモガニ(06/05)
イッカクガニ(06/13)               ユキミノガイの仲間(06/19)

7月

 毎年恒例のケラマツアーです。海の日を挟んだ時期にはケラマにいくものと頭と体がなってしまっているので、仕事よりもまずケラマを優先してしまいます。
 サンゴは白加現象とオニヒトデによる食害から立ち直っていないようでしたが、一部には回復傾向が見られました。
 また個人的には寄る年波には勝てず、時間があると部屋の中でウトウトしていたような気がします。
 なおケラマに行く前に潜った辰の口では、初めてヒメキンチャクガニを見ることができたことを付け加えておきます。(ふたたび翌月に続く)

スミレナガハナダイ.(07/20)             トウアカクマノミ(07/19)
ヒオドシユビウミウシ(07/19)         サンゴモエビのなかま(07/19)