特集 volume33
2005/6/1

2004年に見たもの(V)

 今回でようやく最後になります。今回は8月から11月までのぶんです。

 もうずいぶん忘れているものもありますが、できるだけ思い出してみます。


8月

 例年のことですが、この月は、ケラマから戻った後の虚脱感や地元の祭りを実施したことの疲れなどで、あまり気合のはいらない月です。
 そんななかでも、潜ってしまえばそれなりに楽しみはあるもので、浅場の石の下にいる生きものや、いままであまり注意を払っていなかった巻貝などの生きものを見て、あらためて辰の口の奥の深さを実感しました。なお7月に辰の口で見たヤツを1つだけこっそり載せておきます。

アサヒアナハゼ(07/03)               リュウモンイロウミウシ(08/01)
オオブンブク(08/21)              ベニフデガイ(08/21)

9月

 毎年「モチベーションが保てない」とかいっておきながら、そのわりにはせっせと海にかよっている時期ですけれども、2004年も同じことをしてしまいました。人間的にちっとも成長していないということのの証明でしょうか。
 個人的に2004年の大ヒット商品であるヒメキンチャクガニを高い確率で見ることができ、また辰の口でははじめてイボイソバナガニも見たのもこの月です。
 それからヒレナガネジリンボウが本来の生息地と違い、かなり浅いところで見られたこと、また近寄っても逃げなかったことは驚きでした。

イボイソバナガニ(09/05)              ヒメキンチャクガニ(09/04)
ヒレナガネジリンボウ(09/26)          クリアクリーナーシュリンプ(09/04)

10月

 カクレエビの仲間が最も多くなる時期です。そういう記憶が頭の中にあるものだから、無意識のうちにエビを探しているんでしょうね。
 また、南からの魚もぼちぼち目につくようになります。この月で記憶に残っているのは、ミナミギンポとトノサマダイでした。

イソギンチャクエビ.(10/11)               ミナミギンポ(10/11)
クシノハカクレエビ(10/11)               キハッソク(10/12)

11月

 南からやってくる魚が多く見られました。2003年よりも種類及び数が多かったみたいです。台風が何回かやってきたせいかもしれませんし、海流のコースによるものかもしれません。
 そこら辺の事情はよくわかりませんが、こっちにとってみれば珍しいものを見られるわけだからオッケーです。

モンツキアカヒメジ.(11/28)            オキナガニ(11/07)
ミカヅキツバメウオ(11/28)            ゴイシガニ(11/07)