特集 volume36
2006/4/1

2005年に見たもの1

 2005年は、とにかくいろんなものを見てみようと思い立ってしまい、棘皮動物や刺胞動物などの動かない生きものも喜んで見ていたようです。それはそれでおもしろかったのですが、今になって考えると、手を拡げすぎて収拾がつかなくなってしまい、少々混乱していたきらいがありす。陸上でも少々混乱気味だったから、それを引きずっていたせいもあります。しかし、主なものはだいたい見たという感じなので、2006年からは少し落ち着いたダイビングができるかな。
 それでは、私が2005年に見た生きものを改めて見てみたいと思います。


3月
 フクロノリの上にはミノウミウシやイバラウミウシが多い、ということを実感したのは昨年だったと思います。ほかの人は早くから知っているのかもしれませんが、なんと20年もかかってしまいました。まあとにかく、そういうことがわかっただけでも少し進歩したのかなとニンマリです。
 またこの時期はイソギンチャクの仲間もきれいですね。
 そのほかには、ハタタテガレイが奇妙な生きもので、今でもそれを見たときのことを忘れられません。
      ハタタテガレイ(03/21)         イワホリイソギンチャクの仲間(03/21)
クロイバラウミウシ(03/27)            ミノウミウシの一種(03/27)

4月

 この月はいろいろあって3回しか潜りにいけませんでした。
 前の月フクロノリの上にいるウミウシで味をしめ、この月も灯台の周囲に生えているフクロノリ沿いのコースをとることが多かったようです。おかげでこの月も私にとって初物のウミウシをずいぶん見ることができました。
 また大きくて気持ちの悪いヤツデスナヒトデの管足にトガリマルガザミがいることがある、ということもわかりました。でもヤツデスナヒトデは、あまり積極的に触りたくはないよね。

イナバミノウミウシ(04/16)             ユビワミノウミウシ(04/17)
コガネマツカサウミウシ(04/24)            トガリマルガザミ(04/17)

5月

 5月もいろいろ忙しくて、っていうか疲れきってしまって、3日間しか潜りにいってません。でもその3日間とも2本ずつ潜っています。1日に2本潜ると、どうしても2本目の集中力がなくなってしまいますよね。だから、よっぽど気持ちが充実しているときでないと2本は潜らないようにしたいと思います。南の島では3本行って平気なのだけど。ガイドつきだからかもしれないね。
 砂地からカキ殻の根に向かうコースでもいろんなものが見れるようになります。自分でもよく分からないけど、岩場では海藻が繁茂していて見えづらいというのもあって、砂地に行くのかもね。
   ボウズコウイカ(05/14)            キヌハダウミウシの一種(05/28)
コミドリリュウグウウミウシ(05/28)            オビクラゲ(05/28)     

6月

 この月になって、ようやく毎週行くようになったようです。そしてこの月の半ばから、やっとドライを脱いでウェットにしました。以前はゴールデンウィークを過ぎたらウェットだったのに・・・。人間楽を覚えるとダメになるね。
 生きものの種類もずいぶん増えてきます。またウェットになれば潜水時間も長くなります。ということはたくさんの生きものをじっくりと見ることができるというということで、昨年のログを見てみても、そのことがうかがわれます。(翌月に続く)
ショウジョウカニダマシ(06/04)              アケウス(06/11)    
シマヒメヤマノカミ(06/11)            テンロクケボリガイ(06/26)