特集 volume42
2006/6/17

2006年に見たもの(2)

 前回に引き続き、個人的に2006年のダイビングを振り返ってみたいと思います。今回は6〜8月、夏の記録です。


6月
 3日間で5ダイブというログでした。ケラマを控えての短期集中特訓を行っていたようで、2ダイブ/日が2回もありました。港外に広がる砂地を進む機会が多かったようです。その結果、ツノヤドカリの仲間がわりと見られることがわかりました。そのうち現在に至るまでずっと気にかかっているのは、第2触角の青いツノヤドカリの仲間(写真左上)です。専門家ふうにいえば「今後の研究をまちたい」です。
 その他ヒラツノモエビとかダイナンウミヘビも記憶に残っていますね。
    ツノヤドカリの仲間(06/17)             テナガツノヤドカリ(06/17)   
ヒラツノモエビ(06/17)            ダイナンウミヘビ(06/25)

7月

 辰の口では1本のみ。ケラマではほんとうは4日間滞在の予定でしたが、台風と体調不良のため、潜ったのは2日間のみで、結局7本も潜りました。ヘトヘトでした。
 波がおさまっていなかったので下曽根などには行けませんでしたが、まあいつものポイントでいろんなおもしろい生きものを見ることができました。
 特にナイトで見たセミエビは、上から見るとセミそっくりで笑ってしまいました。個人的にはヒラタクワガタに似ている気がします。
シロタエイロウミウシ(07/17)             セミエビ(07/17)    
アオスジテンジクダイ(07/17)            タカラガイの仲間(07/17)   

8月

 7本も潜ってました。お盆や地元の祭りなどでなかなか潜れなかったのに、我ながら驚きです。 アンカーの根付近では、ヨコシマエビのペアを確認できました。メスは卵を持っているようで、お腹がパンパンでした。幼生は浮遊生活をするので、孵化した場所に留まることはないとは思うけど、今年あたりはベイビーがいないかなと期待してしまいます。
 砂地では、コンゴウフグの子どももかわいかったですね。隠れるもののない水中で、ぼんやりプカプカと浮いてました。もういちど見てみたいです。
 コンゴウフグ(08/05)               ダルマオコゼ(08/12)
   ゴイシガニの仲間(08/26)              ヨコシマエビ(08/06)