特集 volume43
2006/6/10

2006年に見たもの(3)

 個人的2006年のダイビング回顧シリーズの最後です。9〜11月、秋の記録です。


9月
 潜ったのは6本。途中台風が通ったので中旬は潜ってません。月末に潜ったときは、台風のせいで木の枝や農業用テープをはじめとするいろんなゴミが目につきました。
 見たいカニのひとつだったケブカガニを、やっと見ることができました。それから思いがけずスプリラ・サラアミカとかアカボシヤドカリにも出会えました。マルヒラアジの若魚を見てイトヒキアジだと思い込んで大騒ぎしたことが恥ずかしい思い出です。
    マルヒラアジ(09/02)             スプリラ・サラアミカ(09/23)   
アカボシヤドカリ(09/03)                ケブカガニ(09/10)  

10月

 何と9本も潜っています。どうしたんでしょう?海の中は先月に引き続き台風の影響が目に付きます。砂地ではムラサキハナギンチャクが見られなくなってしまいました。ということはもちろんビイドロカクレエビもいません。いつか戻ってくることを願います。
 魚では南からのお客さんもちらほらと見え始め、ツノダシの写真を撮ったりしました。ケラマでは写真などめったに撮らないのに、どうしてこっちではしつこく追い回してまで写すのか、自分でも謎です(ツノダシに限らず他の死滅回遊魚もそうですが)。
 その他にはラッパウニを担いで砂から眼だけ出していたキメンガニ、はかなげな感じがしたサキシマミノウミウシなどが印象に残っています。
サキシマミノウミウシ(10/21)             イボテガニ(10/08)    
  キメンガニ(10/08)                    ツノダシ(10/28)   

11月

 この月は7本、翌12月は1本でした。11月にしては偉業達成です。今ログを読み返してみてもビックリです。この時期でおもしろいのは、やはり死滅回遊魚ですね。例年チョウチョウウオの仲間やスズメダイの仲間は見ることができますが、この年はニジハギやムナテンベラなどが加わりました。そのほかにもキヌハダモドキや外套幕が真っ黒のタカラガイなどが印象に残りました。
 なお12月はストロボの調子が悪く、まともな写真は撮れませんでしたのであしからず。
 ムナテンベラyg.(11/25)               ニジハギ(11/25)
   キヌハダモドキ(11/29)              タカラガイの仲間(11/04)