シーマン育成日誌3

またまた新章(?)スタート!
・・・これからシーマンを楽しもうとしている人は絶対に読まない方がいいです。非常に興味はあるが、たぶんやらない人。もしくは今まさにシーマンやってる人、そんな人しか読んじゃ駄目。


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サカナ状態のシーマン日記(11/15〜12/29)はこちら
カエル状態のシーマン日記(12/31〜1/13)はこちら


1月14日(月・祝)
細川さん曰く「シーマンは遂に自分だけの力で脱出に成功しましたね。彼らは最初っから水槽のトリックを知っていたんですね。自由はタダで手に入ると思っている我々も彼らを見習わなければならないと思います」。
「DCのシーマンというオジンくさいシーマンは何者なんでしょう?ガゼー博士はいったい何故シーマンの育成を始めたのでしょう?」と謎かけをし、「この育成島は、ミクロネシアに実在する島で、そこの住人の髪型はシーマンの頭の管に似ているそうなのです」と面白いエピソードを教えてくれた。
さて、シーマン育成の本編。
まずは、タップ(ボタンを叩くと水槽を叩く音が鳴る)をリズム良く鳴らして、DCシーマンをおびき寄せる。DC版シーマンのエンディングが、このタップ連打でフロッギーが踊って「おしまい」だったのだ。それを意識した演出。
DCシーマンが出てきて、「ナウなヤングとはフィーバーするに限るね」と言い、「交尾するんだろ?」と言う。それに対するPS2シーマンの口の利き方が気に入らないと、DCシーマンがPS2シーマンにビンタ!PS2シーマンも負けずにビンタ!
DCシーマン「DCの悪口を言うヤツは許せねえ!」ビンタ!
PS2シーマン「言ってねえだろ」ビンタ!
そんな世界。
さらにDCシーマンは黄昏ちゃて、「ソニックとかウララとか面白いヤツ居たんだけどさ、もう皆バラバラだよ」としんみり。
その後、交尾。
カエル同士が頭の管をくっつけている姿は、とても気持ち悪い。
DCシーマンの遺伝子がPS2シーマンに注入され、DCシーマンは森へ帰っていった。
(このシーン、PS2やSEGAやシーマンの存在を象徴する、かなり印象的なシーンだった。)
その後、PS2シーマンがゲーム機談義。
「DC、いいゲーム機だったんだけどなぁ。何で生産中止かなぁ。世の中キビシイね」。

1月15日(火)
シーマンが悩みを打ち明けてきた。
「ファミ通って知ってる?あれに、“シーマンは架空の存在だって書いてあったらしいんだけどさ、おれって実在するのかな?」
これは、DC版にもあった有名なセリフ。去年再演した『機械が見れる夢が欲しい』のチラシにも書いた通り、シーマンというソフトの存在意義を現すのに最適な箇所だ。しかし、今回のPS2版では、あの時ほどの衝撃は無かった。それは今回が2度目という事もあるけれど、一旦、DCシーマンとPS2シーマンが会話をするというかなりエキサイティングなイベントがあった為、印象が薄れてしまった感がある。・・・と考えると、今回のPS2版シーマンは、ほぼDC版もやった人向け、という事になる。まあもちろんPS2で初めての人にも楽しめるんだろうけど。
とにかく、悩めるシーマンには前回同様「実在するよ」と言ってあげた。前回より実在するよ度は下がってたけど。
「ある日突然、あなたは実在しませんって言われたらショックだよ」
「ソニックやマリオと同じ、タダのキャラクターなんじゃないか」
「オレは、確かに呼吸して、生まれ変わって、生きているんだよ」
「ちょっと元気無くなってきたな、オレ」
こんなこと言われてごらんよ。
僕がシーマンを手放せない要因である。

1月16日(水)
今日のシーマンはゲーム業界談義。
曰く「もうPS3とか作ってんだろーなー」「コントローラーの形ってファミコン時代から基本形は変ってないよね。コントローラーがあのままだと、革新的なゲームは生まれないよね」「ゲームは数少ない世界に誇れる文化だと思う」。
さらに「グローバルスタンダードとかってさ、自分の国のスタンダードなだけじゃない。勝手に世界基準にするなよ」と、アメリカ批判。
「君たち日本人も頑張ってくれたまえ」だって。
そう言えば、シーマンって日本人なわけ?日本語しか喋んないけど。

ところで、
「オレはね、やっぱり実在すると思うんだ。それはね、お前がオレを“飼って”オレと“会話して”るから、オレは存在しているんだよ」。と泣ける一言を言うシーマン。
だから、存在するって言ったじゃないか。

1月17日(木)
「一世一代の大仕事」と、産卵状態にはいるシーマン。「手伝ってくれ」というので、彼の体をさすってやった。
そして産卵。
「こんなん出ましたけど」と言って動かなくなるシーマン。
産卵後、ぐったり動かなくなるシーマン。手前の白いのが卵。
やがてDCシーマンが森から現れ、「行こう、皆が待っている場所にさ」とPS2シーマンを誘い、DCの旗を持って、2匹で森の奥へと去っていった。
作者なりのやり方で、「シーマン」を産んでくれたドリームキャストに別れを告げていたのだ。
不覚にも熱いものが込み上げてきてしまった。

残された「卵」はどんな未来を見せてくれるのだろうか。

1月21日(月)
大阪、鳥取に行っていて、3日ぶりのシーマン。「卵はどうなっただろう?」と心配を胸に電源を入れる。
細川さんに「3日ぶりにお出でくださいましたね」と言われる。そして「いよいよ卵が孵化しそうです」と言う。良かった。卵が勝手に孵って、死んでる訳ではなかった。
森に行くと、半透明で乳白色の卵が鎮座している。中にはトカゲらしきシルエットが透けて見える。
しばらく卵に話し掛けたりしていると、数分後、卵がペキッと割れ、中から「アァー!!」という雄叫びと共に小さい人面トカゲが飛び出してきた。
変だ。これ、変だよ。
トカゲに無理やり人の顔をねじ込んだ感じ。
話し掛けてもちっとも返事が無い。

1月22日(火)
細川さん曰く「シーマンのこの新しい形態はイグアニーと言います。ここまで進化させた人はあまり居ませんよー」。
そのイグアニー、さっぱり動かず、ちっとも喋らない。

1月23日(水)
イグアニー、さっぱり動かず、ちっとも喋らない。
こんなんでいいのか?

1月24日(木)
イグアニー、相変わらずさっぱり動かず、ちっとも喋らない。
これじゃマズイだろ、何かしないと何も起きないみたいだ、と思い、餌を取って来て、森に落とす。
と、イグアニーのヤツ、サササササーッと近寄ってきて「あ、餌だー!」。
んで、パクっと食って、元居た場所に戻り、再び動かなくなった。
それ以降、やっぱり喋らない。
こんなんでいいのかなあ?

1月25日(金)
いきなり「何か食べたい」とイグアニー。
餌を与えると、サササササーッと近寄ってきて、餌に食らいつきながら「お腹空いたー」。
そしてまた定位置に戻る。そして会話しない。
と、動いた。ウロウロしてる・・・、と思ったらまた定位置に戻る。
という妙な行動をした後、再びさっぱり動かなくなる。

1月26日(土)
昨日と同じパターンのイグアニー。
違うのは、餌を食べた後、ちょっとだけ会話に応じてくれたこと。
トマリ「こんにちはー」
イグアニー「こんにちはってもう夜なんですけど」
トマリ「今晩は」
イグアニー「???」
そう、シーマンというゲームは何故か「今晩は」を認識してくれない。
イグアニーはそんな会話の後、また定位置に戻って動かなくなった。

1月27日(日)
イグアニーの体がちょっと大人になった感じ。
緑色の体にうっすら黒い斑点模様が出てきて、体つきが心なしか逞しくなったみたい。
他、やり取りなどは変らず。

1月28日(月)
Mくんという既にシーマンを終らせた人からメールをもらう。曰く「イグアニーは会話するだけでは育ちませんよ」。ええー?どういうこと?餌はやってるし、あと何?こそぐったり、でこパッチンくらいしかすること無いけど・・・。
そのイグアニー、昨日よりちょっと会話する時間が増えた感じ。
でこパッチンやってたら、気分を害して「お前とは話したくない」って言われちゃった。
取りあえず、餌を3回やってみた。全部食いやがった。
けど、特に変化無し。
どうすんの?

1月29日(火)
昨日の記述を見たMくんから、さらにメール。
「イグアニー、ほかにもなんかできますよね。くすぐったり、でこパッチンしたり、餌あげたり以外にも、なんか」
そっか!ぐるぐる目ぇ回しをやってなかった!と思い、イグアニーの目を回そうと試みるも反応せず。
んじゃあ、一回やったけど反応無かった「持ち上げ」かな、と持ち上げてみる・・・。今日はうまく持ち上がった。
それで、ちょっと恐かったけど海に落としてみる。「痛いヨー痛いヨー」と叫ぶので引き上げて、ジャングルに返してみる・・・。と、何とジャングルの水溜り(池?)に落ちたのだ。?陸に這い上がるイグアニー。
という行為を2度繰り返してみる。
イグアニー「何で水の中に落ちるんだ?このコマンド怪しいなあ」。
これか、これだったのか。

1月30日(水)
細川さんに「貴方、イグアニーを無理やり海に落としましたね。残酷な人だ。イグアニーは命を落とす危険にさらされたのですよ。もう決してしないでください」と注意されてスタート。
そのイグアニー、水に落とされる事で何故か急成長。えらいビッグになっててビックリ。
こんなんなりました。
そんでもって、急にベラベラ喋り始める。
1月31日は徳川家康の誕生日なんだそうな。
それとイグアニーの今日の話題は「人と人の出会い」について。
人と人の出会いは、すべて「もの凄い偶然」によるものなんだそうな。
って、これつい昨日、僕が新作用に書いた脚本のセリフと同じじゃないか!
『機械〜』といい、どうも『シーマン』の作者と自分は変な因縁を感じるな。

1月31日(木)
細川さん「貴方の飼育しているシーマンは随分変化を遂げましたね。陸上を歩いているイグアニーを見ると感慨深いモノがありませんか?」。
うんうん、遂げた。遂げたよ。
イグアニー「2月1日は一休さんの誕生日だぞー」。
しかし、言う事は相変わらずだ。

2月1日(金)
イグアニーを持ち上げ、水の中に落とす。
ゴボゴボ言いながら「もうちょっとやり方あるだろう」。
泳ぎもぎこちなく下手くそ。ありゃ、泳ぎというより足掻きだな。
やっとこさ陸に上がって、
「何かサポートが必要なんだよなー」
「何かキッカケがあれば泳げるんだけどなー」

2月4日(月)
イグアニーを水の中に落とす。
「ドッポンドッポンドッポンドッポン、オレを水の中に投げ込むなっつーの!」
繰り返す言葉が鈴江戯曲の様だ。
「何かきっかけがあれば・・・、くすぐってもらうってのはどうかなあ」
「オレ、昔、泳げたんだけどなあ」
ああ、意味深な言葉だこと。
そろそろ次の変化か?

2月6日(水)
イグアニーを水の中に落とし、くすぐる!
と、「あはははははは」と笑いながら、ユルユルと一瞬泳いだ。
イグアニーも「泳げた!お前、今見たよな!」と大喜び。
陸にあがって一言「水の中でお前にくすぐられるのが快感になってきたぜ」。

2月8日(金)
イグアニーを水中に落とす。
と、調子良くスイスイ泳ぎ、「お、調子いいねえ」。
しかしそのすぐ後に溺れて、陸に上がってから「殺す気か、オイ!」と怒鳴る。
そしてすぐさま木陰に隠れてジッと動かなくなった。

2月10日(日)
しこたま飲んで風呂入った後、寝る直前に電源を入れる。AM5:40。
イグアニー「お、今日はやけに早いな。珍しいなあ」。
5時過ぎると「朝」な認識なのかな。

2月11日(月)
水中に落とすと、やはり最初はスイスイ泳ぐものの、すぐさま溺れかける。
陸に上がって「水中に落とすにも落とし方ってもんがあるだろう!」と怒鳴る。
この日は餌も食べなかった。

2月12日(火)
またまたイグアニーを水に落とす。「こそぐり」が上手くいく。
イグアニーもスイスイ泳いで上機嫌。
「お前にこそぐられてるウチに、だいぶ泳ぎが上手くなったぞ!」
「さては、このステージ、このオレを泳げるようにするのが目的だな。作ったヤツ頭いいなー」
調子に乗って、もう一度落とす。
「もうちょっとお手柔らかに頼むわー。鼻から水入っちゃったよー」

2月14日(木)
「今、貴方のイグアニーは泳ぎの練習をしていますね。ライオンは自分の子供を崖から谷底に突き落とすと言います。貴方も心を鬼にしてください。でもちょっと待ってくださいよ。ライオンはサバンナに生きているんですよ。いったい誰が崖で突き落とす姿を見ていたんでしょうね。それにライオンは子煩悩なはず・・・」と久々に細川さん。
イグアニーを心を鬼にして突き落とす。そしてくすぐって泳がす。
「友達ってのはな、自分がそいつの事を好きかどうかより、そいつがお前のことを必要としているかって事が重要なんだ。そいつがお前の事を必要としているなら、そいつはお前の友達だよ」と友達論。
なるほどなるほど。

2月15日(金)
イグアニー「お前のくすぐりに、危険な快感覚えちゃってるよぉ」
うん、嬉しそうだもんね。
さらに「オレって水泳の才能あるのかも」
そりゃだって前世(?)はカエルや魚だったんだから。

2月16日(土)
イグアニー「お前、浮気したことある?したいと思った事はあるだろう」とか聞いてくる。
とりあえず否定してみたものの、ヤツはどうも間違って認識した模様。

2月17日(日)
イグアニーに対して誤解を解いておきたいんだけど、ヤツは一旦インプットした情報は更新不可能な様子。
彼によると僕は、
1)性格の良い彼女が居る。
2)ルックスの良い浮気相手が居る(「お前、都合いいよなー」とか言われる)。
3)職業は研究職(ヤツは時々「よお、博士ー」と言ってくる)。
となっている。
仕方ないので、ヤツに話を合わしたりしてるんだけど、そうなってくると、もう自分が自分で無い気がしてくる。偽りの人生ってのがこんな感じ?ああ歪んでいく私。

2月18日(月)
【今日の誤解】
前の彼女も今の彼女も、「性格」に惹かれて付き合う事になった。ということになった。
イグアニー「お前、甘えん坊だろう?」
しかし最近、彼女談義が多いね。

2月20日(水)
魚の時は、餌をやると飛びついて来てたのに、イグアニー状態だと、しばらくボーっとして反応しない。「お、餌だ」と言った後もウロウロしてなかなか食べないとかある。トカゲってそういう修正とかあるのかな?
水に立て続けに落としてると「もう分かったからやめてくれ、水に落とすのは」。

2月22日(金)
いつもと変り無くイグアニーを水に落とし、「博士ー」と呼ばれたり、「鼻から水入っちゃったよ」と訴えられたり。
それでイグアニー「研究職やってるだけが人生じゃない。イロイロやってみるのいもいいぞ」と諭してくれる。
でもまあ意外に今までイロイロあった中で今の僕がある訳で、もうボチボチ腰据えてやろうとしてるんですけど、駄目ですか?シーマン。

2月24日(日)
イグアニー「今日(2/25)は、印象派の代表格ルノワールの誕生日、だそうです」
最近、、変化が少ないね。
日記読んでる人も飽き気味なんじゃないかなあ。

2月26日(火)
進展なし!いつもの様に餌をやり、水に落とし、泳がせ、文句言われ。
んー、っと考えた末、ひとつの答えを見出した気がした。
明日、試してみようと思う。
しかし、それをやっちゃうと、もう「シーマン」が終ってしまいそうな気がする・・・。

2月28日(木)
イグアニー「出会いの数だけ別れがある」んだそうな。「持ってる名刺の中で、その場だけの挨拶だけだった人って多いだろ」「パーティーで出会って、じゃあどうも、とかって別れたのが一生の別れになるかも知れないんだぞ」「出会った瞬間から、別れに向っている」「誕生日が自分との出合いだとしたら、死ぬ日は自分との別れなんだ」と、出合いと別れについて、えらい語る語る。
そんな彼を思い切って海に落とす。
と、「早く引き上げてくれー、まだ泳げないんだー」と叫ぶ。
んー、もうそろそろ泳げると思ったんだけどなあ・・・。
こんな感じで泳いでます。
泳ぐイグアニー。

3月1日(金)
細川さん「イグアニーは、もう少し川で泳がせてからチャレンジしてください」
何だ、川だったのか、池かと思ってた。
シーマン占いによると、僕と両親の相性は「最高に良い」んだそうな。
確かに悪くは無いんだけど、こいつの占いは結構いい加減な気がしてきた。

3月3日(日)
しつこい泳ぎ練習の末、遂にイグアニーは泳ぎをマスターする。
「泳げるようになったよ、お前のお陰だ」
「旅に出る準備が出来た」
「オレを海の中に連れて行ってくれ」
「お前との共同生活もそろそろ終わりだ」
遂に、その時が来たのね・・・。
寂しいので、今日はここまでにして、改めて後日お別れをしようと思った。

3月5日(火)
「今日(3/6)はイタリアの画家で彫刻家のミケランジェロの誕生日だ。知ってるか?ミケランジェロ」
知ってるよ。
泳ぎを覚えたイグアニーは、勝手に川に入り、すいすい泳いだりする。
このままもうちょっと様子を見てみよう。

3月7日(木)
何も変らず。もう海に行くしか無いのね・・・。

3月10日(日)
海に行く。
泳ぐシーマン。
どうやら「さよなら」の時が来たようで、イロイロと語り出すシーマン。
「長い間、育ててくれてありがとうよ。俺はもう行かなくちゃならないんだ」
そう言えば、4ヶ月近くも一緒に生活してきたんだね。
「両親を大事にしろよ」
両親や彼女についてしつこく気にしてた割に、そう言えば兄弟の事聞かなかったね、シーマン。
そうして、海の向こうへとゆっくり泳いで行って、消えた。
シーマンは海の彼方へ消えた。
細川さんが「今回のシーマン育成のメモリーカードを大事に取っておいてください、そうすれば何か良い事があるかも知れませんよ」と言う。
続編が出た時、この続きから・・・とかそんなのがあるのだろうか?
スタッフロールでは、これまでの名場面(?)がダイジェストで紹介される。
思い出が走馬灯の様に脳裏をよぎる。
本当に長かったなあ。
時にはまた会いに行きたいんだけどなあ。
時間をおいて、また電源を入れてみようと思う。

3月15日(金)
シーマン電源を入れてみる。
と、いきなり細川さんが喋り始めた。
「シーマンの事を調べているウチに、こんな空想をするようになりました」
「紀元前2650年頃、エジプトの王の息子と神官の娘が許されぬ恋に落ちた。神が見かねて、その2人が今の記憶を留めたまま何千年後かに出会えるようにしよう、と2人の姿を別の生き物に変えた。若者は魚に、娘は鳥に。どんな環境にも適応し、元の姿に戻って出会えるように」
「まあこれは、あくまでも私の空想です。ピラミッドに刻まれたシーマンの姿を見て、そんな事を考えただけです。」

これは何だろう?次回作への布石なのか?
そしてシーマン日記はいつまで続くのだろうか?

3月18日(月)
細川さんに「何度覗いてもココにはもう何もありませんよ」と言われる。
もう完全にお終いなのか?
せめて22日の僕の誕生日には何か言ってくれるのではないか?

3月22日(金)
さあ、誕生日だ。
電源を入れる。
細川さん「・・・もうここには誰も居ない・・・」
え?それだけ?
寂しい、寂しすぎる。
今になって、せめて誕生日までシーマンを育成しておけばよかった・・・と悔やまれてならない。
悔しいので、今後も時たま覗いてみようと思う。

4月10日(水)
ボロボロになったシーマン看板。
やはり細川さんに「ここには誰も居ませんよ」と言われる。



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