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■所在: 岡山県笠岡市神島 ■アクセス 車:山陽自動車道 笠岡IC JR:山陽本線 笠岡駅 |
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■概要 JR山陽本線の笠岡駅から5km南東に位置する神島(こうのしま)八十八カ所、全行程は約29kmの島遍路です。懺悔庵で信心を清め、77番道隆寺を打ち始めとして34番種間寺がちょうど中間にあたります。 札所は山中に点在するところが多く、歩き遍路でお参りすることをお勧めします。1日7時間、1泊2日の巡拝を目安としてください。 ■由来 神島八十八カ所は、四国の弘法大師空海が修行した遺蹟の八十八カ所を模倣したもので、笠岡の今田卯兵衛(慧玄)が発起人となり、神島内浦の池田重郎兵衛の協力によって元文5年(1740年)から永享元年(1744年)まで5カ年、苦心惨憺の末成就したと伝えられております。 道程は7里8丁でキロでは約29キロ、四国札所と同じ形になるように考慮されています。各札所のご本尊の下に四国の札所から持ち帰った土を埋め、その上に堂を建てております。また、堂の建立、石像の運搬それに必要な道路造りは大変な難事業であったと思われます。 各札所の施主、堂の建立の施主等、多くの協力者と地元民をはじめ多くの信者の労働奉仕があり完成したものと思われます。 永享元年の春、開眼供養が行われ、導師は笠岡の遍照寺の主辡阿闍梨という住職で、当日なんと八十八人の僧が招かれたと伝えられています。 ■札所の特徴 ・札所は祠型のものが多くなっています ・札所には本尊と弘法大師が祀られています(ほとんどが石仏です) ・本尊は舟形光背が標準となっています ・札所には納札、燭台、線香立、鈴、花筒、賽銭箱、真言、御詠歌 が備え付けられています |