店主のコラム |
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「雨蛙」 |
2015/05/25 |
6月初めの梅雨入りまでにはまだ間があるというのに、ぐずついた天気が続きますこのごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こんな雨の降りやすい季節によく耳にしますのが雨蛙の鳴き声。
降雨中は言うに及ばず、降り出す前から「ケロケロ」と鳴きだし「雨が降り出すよ」と知らせてくれます。
もっとも、人間と一緒で気の早いのがいて、「ケロケロ」が聞こえても雨が降らないことがあるので、フライング気味の雨蛙もいるようですが…。
きれいな黄緑色で、つぶらな瞳、なんとも愛嬌のある顔をしているので、ついかまいたくなってきます。
以前、玄関のバラの葉っぱに住み着いた雨蛙がいましたが、小さなクモを与えたところ、以外にも敏捷にパクッと食べたので、その様子がおもしろく昆虫を探してきては食べさせていました。
晴れが続いた日には、のどが渇いたろうと水をかけてやったら体についた水滴を大きな舌でペロリ。
1週間ほどの滞在でどこかへ引っ越ししてしまいましたが、いつも同じ葉っぱの決まった場所にじっとしていました。
これからよく見かけるようになる雨蛙は、その時の子孫かもしれません。
追伸
与える小虫がいなかったときにお菓子を与えたところ、パクッと食べたものの、あとから吐き出していたので、口に合わなかったようです。
かわいい顔をした雨蛙、実は肉食系?
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「筍」 |
2015/04/20 |
梅雨の前触れのような雨の多いこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
久しぶりにコラムを書いておりますが、ほんの少し前まで寒いと思っていたのに、ここ最近では初夏の様相さえ呈してきまして、季節の移ろいの早さを感じる今日この頃です。
ところで、最近よく見かけるタケノコ。
先日、親戚の家へタケノコ掘りに行ってきました。
5センチほど頭を出したタケノコを周りから掘っていくのですが、箸より重たいもの持つことのない生活をしておりますので、鍬(くわ)を使っての作業のしんどいこと。
おまけに素人のタケノコ掘りのため、周りを掘った後にタケノコの根元を狙い鍬を入れるのですが、上過ぎたり斜めに切れたり、と店頭に並ぶのよりかなり歪(いびつ)なタケノコになってしまいました。
親戚の足手まといになりながらも掘ること2時間で30個ほどの収穫。
それでも形は悪かろうが、タケノコはタケノコ。
幼少のころは嫌いだったものの今では大好物ですので、焼いたり煮たり、煮たり焼いたり(それ以外に食べ方を知りませんので)して、しばらくはタケノコ三昧の生活をしておりました。
「来年もタケノコ掘りにおいで」とのお誘いでしたのでまた行こうと思っておりますが、今度は腕を上げて、店先に並ぶような立派なタケノコを掘ってこようと思っております。
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「レコード」 |
2015/03/03 |
梅が咲き、桃の花もつぼみをつけ始め、と段々春めいてきましたこのごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ただいまパソコンで音楽を聴きながらコラムを書いておりますが、本日はレコードの思い出について書かせていただきたいと思います。
10代のころ、初めて買ったレコードが吉田拓郎だったように記憶しておりますが、それから音楽に目覚め、フォークソングを中心にレコードを求めるとともに、アルバイトしてはアンプ、スピーカー、レコードプレイヤーと揃えていき、「低音が響く」、「高温がクリアーだ」と言いながらよく聴いたものです。
今でこそレコードを見かけることはなくなったものの、全盛期だった20数年前、音楽関係を生業(なりわい)とする友人が「CDがレコードにとって代わる」と言っていましたが、まさにその通り。
まだ目新しかったCDが普及し始めたと思ったら、わずか数年でレコードが消えてなくなり、レコードを聴くための針も作らなくなったと当時聞いていました。
先日その話を同じ友人に話したら、「CDもなくなって、チップに記憶させるようになる」といっていました。
生まれも育ちもアナログを自負しておりますので、時の流れについていくのがやっとこさの昨今です。
確かにレコード針を落とす手間がなくなり、自動にしていたらエンドレスで音楽が流れと便利になってきましたが、
これからはCDをセットすることもなく、ボタン一つで好きな曲が自由に聞ける、となったらもっと音楽が身近になることでしょう。
さて、今日は久しぶりにレコードを引っ張り出して、吉田拓郎でも聴いてみようかな…。
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「ヒヤシンス」 |
2015/02/11 |
北極から南下した寒冷前線の影響で寒い日が続きますこのごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
それでもさすがに2月も中盤にさしかかりますと、桜の開花予想が発表されたり、新芽が出始めたりと春が近づいてきた感があります。
我が家の地植えしている寒そうなネーミングのヒヤシンスも、半月ほど前の暖かかった冬の中休みに芽を出し始めました。
ただこのヒヤシンス、その後の寒波で2センチほどで成長がストップ。
「早く芽を出しすぎた」、と後悔しても、出した芽を引っ込めるわけにもいかず、この寒空の中、春の訪れをじっと待っているようです。
3本が芽を出し、あとの2本はまだ芽を出していないので、人それぞれ、花もそれぞれで、賢いヒヤシンスがいるものです。
今週末からは春めいてきて、最高気温も12度、13度、と徐々に上がってきますので、大きくなって紫の花をつけ始めることでしょう。
実るほど首(こうべ)を垂れる稲穂かなと言いますが、我が家のヒヤシンスは、花をつけ始めると首どころか平身低頭して腰まで曲がってしまい、満開を迎えるころには寝たきり状態になりますので、毎年早めに切り花となり机の上の彩となっています。
寒がりの小生としましては、はーるよ来い、はーやく来いと願うこのごろです。
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「さくら湯」 |
2015/02/07 |
寒さのピークを迎え、風邪気味の方も多いかと思われますこのごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この寒空の中、さくら湯に初めて行ってきました。
福岡の友人が来るというので、さくら湯を待ち合わせ場所にしたのですが、市の催し物が開催されるとあって入浴客の多いこと。
先客に知人がいたので話を聞いてみたら、いつもは4〜5人ですいているとのこと。
俳優のF氏(仮面ライダー1号)も含め、20人ほどの賑わいでした。
むかし情緒あふれる作りで、湯船も10畳ほどの広さがあり、大人数でもゆっくり入ることができました。
1時間ほども入っていたので、体の芯(しん)から温まるとともに、ゆったりとした雰囲気の中、気持ちも心(しん)から温まりました(うまい、座布団1枚)。
行きつけの中華屋さんで食事した後、市の催し「百華百彩」を見に行ったのですが、歩行者天国の沿道には、ろうそくの明かりとともに色とりどりの和傘が並べられ、幻想的な雰囲気が醸し出されていました。
大勢の観光客でにぎわっていましたが、地元でありながら百華百彩も、さくら湯もお初でした。
山鹿を初めて訪れた観光客気分の夜でした。
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「温泉2」 |
2015/01/23 |
ぐずついた天気が続いたと思ったら、週明けには最高気温も15度ほどになるようで、冬の中休みとなりそうなこのごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
先日は近場の銭湯について書かせていただきましたが、温泉地である地元にも不況の波が押し寄せているようで、老舗の銭湯がなくなったり、これまた老舗の温泉旅館がなくなったり、と活況がなくなっているような気がします。
同じ山鹿市内にある泉質の良い平山温泉では、新しい温泉施設や旅館が増えているのですが…。
温泉地とはいえ、自宅にあるお風呂に入る人が多いので、近場の銭湯も子どものころに比べお客さんがずいぶん減っています。
先日は久しぶりに子どもと一緒になりましたが、若い人が少なく普段は年寄りの(小生を含め)常連さんばかり。
山鹿温泉奨励委員会会長(勝手に名乗りました)としましては、温泉に入ると疲れが取れるばかりか、どこそこの痛みも和らいで気持ちが良くなり、と良いことづくめでリフレッシュできるのですが…。
先日、銭湯で小学生が塀を隔てたお母さんと話していましたが、昨日は、隣の女風呂から「お父さん上がるよ」の声が聞こえ、「はーい」と初老の方がそそくさと上がっていきました。
鶴の一声というのか、奥さんの一声で話し込んでいたのを切り上げて…。
和気あいあいとしたものです。
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「温泉」 |
2014/01/19 |
大寒を迎え、一年でもっとも寒いとされるこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こんな寒い日は温泉が一番、とよく足を運んでいます。
走って1分(コケるので走りませんが)、歩いても3分ほどの近場に銭湯があるので、帰宅中に湯冷めすることもなく重宝しております。
先日行きました折には、休日の午後ということもあって10人ほどの大賑わい。
大人たちに混じって小学校高学年の子どもが二人いたのですが、聞いてみると兄弟とのこと。
お湯を掛けあったり、塀で仕切られた隣のお母さんと話したりと楽しそうにしていました。
小生も子どものころ、学校から帰ると友達と待ち合わせてよく行ったものですが、手で飛ばす水鉄砲を覚えたのも、しっぺ(指で相手の手のひらをたたく)を覚えたのも、タオルで金魚の作り方を覚えたのも、そこの銭湯でした。
泳いだり、お湯を掛けたりして怒られながらも、楽しかった思い出です。
子どもたちにとって大人の人と接する数少ない場であり、怒られながらもいろんなことを教えてもらったりしたものですが、大人の人から見れば、子や孫を見る思いだったのだ、とこの年になってわかるようになりました。
寒冷前線が近づいてきて寒くなりそうです。
どこぞのサルでも温泉につかるそうですので、明日もまた行ってきます。
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「謹賀新年」 |
2015/01/08 |
正月気分も抜け、日常の生活に戻りましたこのごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
三が日はゆっくりされましたでしょうか。
この冬は暖冬の予想でしたが、見事に裏切られ年明けから雪のちらつく天気が続きました。
家族(犬?)は喜び店駆け回り、小生(猫?)はコタツで丸くなる、といたって平均的な三が日でした。
昨年は正月から風邪をひき、年末もまた風邪をひき、と病の年となってしまいましたが、今年は家族皆絶好調ですので、このまま一年を乗り越えていこうと思っております。
私事で恐縮ですが、暮れの忘年会に続き、参加できなかった友人が上方から帰省するので、週末はまた同じメンバーで集まる予定です。
旧交を温めるとともに、サタデーナイトフィーバー(ジョン・トラボルタ主演映画)で楽しんできたいと思います。
そんなこんなで2015年が始まりました。
気持ちも新たに今年一年がんばっていきますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
みなさまにとりまして良い年でありますようお祈り申し上げます。
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「年末」 |
2014/12/30 |
暮れのひと仕事も終わり、ただいま帰省中の方以外は、ゆっくりした年末をお過ごしのことと思います年の瀬、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今年もあっという間に一年が過ぎてしまいましたが、いろいろなことがありました。
昨年来、アベノミクスで円安となり貿易赤字とはいえ、景気も上向き気味になったものの、小学校でさえ家庭訪問があるというのに、いまだに首相の隣国訪問もできないまま。
来年こそは近隣諸国の代表と総理大臣のにこやかなツーショット写真が見たいものです。
東北地震から火山噴火が増えていますし、エボラ出血熱や、韓国から飛んできた鳥インフルエンザなど心配な要素はありますが、とにかく一年が無事終ろうとしています。
我が家を見れば、今年は風邪で始まり、風邪で終わりを迎えてしまいました。
正月の4日から家族が風邪で病院のお世話になり、そのときの免疫がなくなってしまった先週、今度は小生が風邪で病院の厄介になり…。
と、健康優良児の見本みたいな家族だったのが、病院へ行くことの多い年でした。
来年こそは、保険証をしまいこんだまま一年を終わりたいと思います。
どうぞみなさまも健康でお過ごしくださいますようお祈りいたします。
今年も一年間のお付き合い、ありがとうございました。
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