2002年5月

25日(土) 天   候 晴れ 水   温 20℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 12〜13本目
潜水時間 @70分 A66分 最大水深 @21.0m A18.2m
見たもの ・魚(何かわからない)の幼魚、オキナワベニハゼ、イソハゼの仲間、シマギンポ、クロイシモチ、ミノカサゴの子ども、オニカサゴ、オニオコゼほか
・アカホシカクレエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、カブトヤドカリ(たぶん)、コシオリエビの仲間、コノハガニ(♀)、ベニイシガニほか
・ミヤコウミウシ、イロウミウシの仲間、アラリウミウシ、クリヤイロウミウシ、ゴマフビロウドウミウシ、コモンウミウシ、ミドリアマモウミウシ、ミドリガイの仲間、ニセイガグリウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・ヒメイカ、イイダコ、ベニキヌヅツミガイほか
ひ と こ と  先週と同じく1本めは砂地、2本目は灯台1周コースをしました。
 まあ先週とほぼ同じ生きものが多かったのですが、コノハガニとか以前一度見ただけの何かの魚の幼魚、ヒメイカ、はじめて見るミノウミウシの仲間(1cm未満)なんかがいました。
 ただ生態的にはおもしろく、フジイロウミウシやクリヤイロウミウシ、ゴマフビロウドウミウシなど、多くのウミウシが交接していたり、卵を守っているマツバスズメダイにかみつかれたりして、海の中も春だなあという感じがしたところです。
 あまり大したものを撮った記憶がないのに、いつの間にかフィルムを使い切っています。おかげで最後のほうに見たヒメイカの色のきれいなヤツは写せませんでした。50枚撮りぐらいのフィルムがあればいいんですけどねえ。
19日(日) 天   候 晴れ(少しくもり) 水   温 20℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 10〜11本目
潜水時間 @74分 A64分 最大水深 @25.6m A19.4m
見たもの ・タツノイトコ、ヒフキヨウジ、テンス、ハゼの仲間いくつか、マダラギンポ、クロイシモチ、けんか中のヒラメの仲間、オニカサゴの子ども、オニオコゼほか
・アカホシカクレエビ、カクレエビの仲間いろいろ、コシオリエビの仲間、ワレカラの仲間ほか
・マンリョウウミウシ(たぶん)、ミヤコウミウシ、イロウミウシの仲間、アラリウミウシ、クリヤイロウミウシ、ゴマフビロウドウミウシ、コモンウミウシ、ミドリアマモウミウシ、ミドリガイの仲間いろいろ、ニセイガグリウミウシ、イバラウミウシの仲間(調査中)ほかいつものやつ
・ヒメイカ、コウイカの仲間、ヒラムシの仲間、ベニキヌヅツミガイ、ヤツデヒトデヤドリニナなど
ひ と こ と  1本めは砂地から右に回って帰ってきました。砂地も見逃せないポイントです。ミズヒキガニを見れるかもしれないと思って行ってみたのですが、それはいなくて代わりにヒメイカがいました。小さな体のくせに腕?をひろげて威嚇(いかく)する姿は、いじらしいものがありました。また途中にあったムラサキハナギンチャクには、カクレエビの仲間が3種類フラフラしていました。数も多かったので壮観でした。根に着いたら今ごろのウミウシの勢ぞろいみたいな感じでした。
 2本目は昨日ハナイカを見た灯台1周コースをとってみました。今日は見ることができませんでした。途中ミドリガイの仲間などをいろいろ見ながら移動し、楽しめました。何かヘンな揺れかたをするミルがあったのでよく見たら、なんとタツノイトコがミルにしがみついていました。辰の口では初めて見ました。もう一匹近くにいたので産卵するのかもしれません。
 今日は2本ともいろいろ見ることができたので、フィルムも2本使い切ってしまいました。ちゃんと写っていればいいですけど…。
 辰の口はほんとうに奥深いと改めて感じます。
18日(土) 天   候 くもり のち 少し晴れ 水   温 21℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 9本目
潜水時間 70分 最大水深 22.3m
見たもの ・イソハゼの仲間、ガラスハゼ、ナベカ、シマギンポ、マダラギンポ、カエルウオ、オニカサゴ、セイテンビラメほか
・コシオリエビの仲間、オドリカクレエビみたいなカクレエビ、サラサエビほか
・ダイダイウミウシ、シロウミウシ、シロウミウシに似ているけど何か違うウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシ、フジイロウミウシ、ミツイラメリウミウシほか
・ハナイカ
ひ と こ と  本格的に潜るのは3週間ぶりくらいでした。
 今日は本当に「潜ってよかった」と久しぶりに思いました。理由は言うまでもなくハナイカです。エントリーしてすぐの水深5mくらいのところにいました。掲示板にも書いたとおり、最初はタコが何かに擬態していると思いました。よくテレビなどででてくるものよりも地味めでしたが、やっぱりハナイカです。姿かたちよりも、匍匐(ほふく)前進みたいにして歩くかっこうが最高でした。気づいたら15カットも写していたので、ひとつぐらいはマトモなのがあるでしょう。潜る前にウミテングの話をしたので、砂地のほうに注意が向いていたということも幸運でした。
 そのほかにも、上がる少し前にダイダイウミウシというのも初めてみたので、今日は最初から最後まで充実したダイビングができました。
 今夜は祝杯です。あしたもいればいいけどなあ…。
6日(月) 天   候 雨/くもり 水   温 20℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 8本目
潜水時間 49分 最大水深 10.3m
見たもの ・ハゼの仲間いくつか、マダラギンポ、カエルウオ、ナガサキスズメダイのおとな、サツマカサゴ、ベラの仲間たくさんハシナガウバウオ、クマノミほか
・コシオリエビの仲間、テッポウエビ、同ぬけがら
・アオウミウシ、特大ミヤコウミウシ、アメフラシ、アマクサアメフラシ、タツナミガイ
・サルパの仲間、ミズクラゲ、アカクラゲ
ひ と こ と  5月4〜5日は大瀬戸あたりでボートダイビングをする予定だったのが、悪天候と船のトラブルでキャンセルしました。大体いまの時期は天候悪いですからね。次に機会があれば参加しようと思います。
 今日は、ふだん誰も行かないところに行ってみようと思い、ほんとうに浅いところをゆっくり潜ってみました。やはり誰も行かないだけあって、おもしろくなかったです。陸から見る限りは、地形もダイナミックなところがあり、また砂地も広がっていて、割とよさそうなんですけどね。岬の西と東では、こうも違うものかと改めて認識させられました。
 実はセミホウボウとか砂地にしかいないハゼ、ウミウシなんかがいるかもしれないと密かに期待するところはありました。見事に外れたので、もうしばらくそこには行きません。
 まあしかし15cmくらいの特大のミヤコウミウシ(カメラのフレームに収まりきれないぐらい大きかったので、エラとか触角だけ写しました。)を久しぶりに見たので、それだけでよしとします。
 次はがんばります。(本当はがんばったためしがない。)

2002年4月

28日(日) 天   候 くもり ときどき はれ 水   温 17℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 6〜7本目
潜水時間 @49分 A52分 最大水深 @17.6m A20.3m
見たもの ・ハゼの仲間いくつか、スズメダイの仲間4種類、キンギョハナダイ、ハリセンボン、オニオコゼ、ウツボ、ベラの仲間たくさん、ミノカサゴのおとなとこども、ハシナガウバウオ、クマノミほか
・オルトマンワラエビ、オトヒメエビ、コマチコシオリエビ、コシオリエビの仲間
・シロウミウシ、アオウミウシ、キイロウミウシ、サラサウミウシ、フジイロウミウシ、ミヤコウミウシ、ヒロウミウシ、ミツイラメリウミウシ、コイボウミウシ、キイロイボウミウシ、セスジミノウミウシ、ミノウミウシの仲間、カノコキセワタガイ、カラスキセワタガイ、ミドリガイの仲間、アメフラシ、アマクサアメフラシ、タツナミガイ(久しぶりなので記憶しているすべてを記入してみました。)
・ジンドウイカの仲間、サルパの仲間、ミズクラゲ、アカクラゲ、ベニキヌヅツミガイ
ひ と こ と  ほぼ5か月ぶりに辰の口に戻ってきました。本格的にシーズンインしたという感慨は、別にありませんでした。
 昨年の今ごろは、まだフクロノリもいっぱいあって、ミノウミウシの仲間も何種類か見れたのですが、今日はすでにフクロノリは消えかかり、ミノウミウシも2匹しか見ませんでした。その代わりにフジイロウミウシがわりと出ていました。ひょっとしたら今年の海水温は一ヶ月分ほど高いのではないかと思います。
 1本目はエントリーしていきなりサルパとミズクラゲの大軍団をかき分けながら進むはめになり、原始の海の中に潜っているような感じを受けました。
 2本目はちょうど大潮でもあり、ドリフト気味に行けて楽でした。もちろん帰りは少し泳ぎましたが、あのくらいの流れはヘッチャラです。
 今日は帰ってからのビールが久しぶりにうまかったです。

2002年3月

23日(土) 天   候 くもり 水   温 21℃
場   所 アマミ @三角岩パートU
     Aテノヒシ
今年の通算 4〜5本目
潜水時間 @49分
A48分
最大水深 @17.3m
A21.6m
見たもの @アオギハゼ、ハナゴンベ、ツノダシの群れ、モヨウフグ、クレナイニセスズメ、ギンポの仲間、イロウミウシの仲間、バブルコーラルシュリンプ、リュウキュウウミシダエビ、コマチコシオリエビほか
Aヤノダテハゼ、クビアカハゼ、ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ハタタテシノビハゼ、シロボンボンウミウシ、コールマンウミウシ、イロウミウシの仲間、バブルコーラルシュリンプ
ひ と こ と  1本めの前半はケーブダイビングで、陽の光がさしたとき、すごくきれいでダイビング雑誌にでてきそうな感じがしました。潜る前はエビ・カニで頭がいっぱいだったのでマクロしか持っていかなかったのですが、上がってしばらくしてからニコノスを持っていかなかったことを心から悔やみました。やはり心に余裕を持ちたいものです。必ずリベンジします。びっくりしたのはリュウキュウウミシダエビが宿主のウミシダにからみつかれているのを見たときです。まるでウミシダがそのエビを食べてしまいそうな感じがしました。まさかね。
 2本めは私のリクエストでシロボンボンウミウシを見に連れて行ってもらいました。予想よりもデカくて、かわいいという感じはしませんでしたが、きれいだったのは確かです。これは他のウミウシを食うのだそうで、一度食事シーンも見てみたい気がします。なお、当初は3本の予定だったのですが、あまりの寒さに2本でギブアップしてしまい、陸に上がり、他の人に迷惑をかけてしまいました。次は念のためドライスーツも持っていこうと思っています。

22日(金) 天   候 はれ/くもり 水   温 21〜22℃
場   所 アマミ @安脚場
     A安脚場西
     B黒崎西
今年の通算 1〜3本目
潜水時間 @55分
A59分
B58分
最大水深 @12.5m
A18.3m
B25.3m
見たもの @ツバメウオの群れ、モヨウフグ、セジロクマノミ、ハナビラクマノミ、メガネゴンベ、アオヤガラ、ヘラヤガラ、ハタタテサンカクハゼほか
Aオニハタタテダイ、アカククリ、ヤマブキハゼ、ハタタテハゼ、ヒメギンポの仲間、クレナイニセスズメ、イロウミウシの仲間、ムチカラマツエビのペア、オランウータンクラブ、ウコンハネガイ、ヒラムシの仲間ほか
Bジョーフィッシュ、ヒレナガネジリンボウ、ハナヒゲウツボ(juv.)、ハダカハオコゼ、モンジャウミウシ、イロウミウシの仲間、バブルコーラルシュリンプ、イソギンチャクモエビ、オランウータンクラブほか
ひ と こ と  1本めはものすごくきれいで広いエダサンゴの群落の上を、のんびりただよってみました。いつもなら海底にへばりつくところですが、ここはアマミです。最初からカッコ悪いことはできません。印象的だったのはツバメウオの群れで、何十匹という大きな群れは近づくと逃げたのですが、3匹のグループは逃げるどころかむしろ近づいてきました。
 2本目はそのすぐ近くで潜ったのですが、海中はまったく異なり、地形も併せて楽しむことができました。ムチカラマツエビのペアを見たとき、♂は♀の1/4ぐらいしかなく、しかも貧相で涙がでそうになりました。「男女共同参画なんとか」と海の中で叫んでやりたくなりました。なおオランウータンクラブをはじめて見せてもらいました。
 3本めは緑色のハダカハオコゼや鉛筆サイズのハナヒゲウツボの子どもなどを見ました。ジョーフィッシュを教えてもらっているのに、私はなかなか焦点が合わず、困ってしまいました。まあでも見れてよかったです。


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