2002年9月
29日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 56本目 | |
潜水時間 | 82分 | 最大水深 | 23.8m |
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見たもの | ・オキナワベニハゼ、イチモンジハゼ(with寄生虫)、オキナワハゼの仲間(yg)、ゲンロクダイ、チョウチョウウオ、キンチャクダイ、コロダイ(大)、コチの仲間(yg.)、ミノカサゴ(yg.)、ヒフキヨウジほか ・テナガカクレエビ、イソギンチャクエビ、オドリカクレエビ、アカホシカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、イソギンチャクモエビ、オトヒメエビ、コシオリエビの仲間、オルトマンワラエビ、キモガニ、オウギガニの仲間、サンゴガニの仲間ほか ・キイロウミウシ、キイロイボウミウシほか ・ホソテンロクケボリガイ、ベニキヌヅツミガイほか |
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ひ と こ と | 昨日の疲れが残っていてきつかったこともあって、なんとなく潜った、という感じのダイビングでありました。 「どこに行こう」とか「何を見よう」という目的もなかったので、先週アカシマシラヒゲエビを見たところに行ってみることにしました。あんのじょう見つけることはできませんでした。このエビといいフリソデエビといい、季節来遊系のエビはそのときだけしか見ることはできません。どこか条件のよい場所を探して旅をしている途中で偶然見ているだけなのでしょうか。以前見たニシキフウライウオは1か月以上同じところから動かなかったのですが…。 砂地では、オキナワハゼの仲間をほぼ1年ぶりに見ることができました。体色は地味なのですが、なかなかかわいいですよ。成長したところはまだ見たことがないので、一度見てみたいものです。 また根のところには、ひとつのイソギンチャクにイソギンチャクエビ、オドリカクレエビ、それからアカホシカクレエビがそれぞれ1匹づつ、なかよく住んでいます。なぜ違う種類が、しかも1匹づついるのか、興味のあるところです。しばらく観察していきたいと思っています。 |
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28日(土) |
天 候 | くもり たまに はれ | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 天草・牛深 (片島南、片島) |
今年の通算 | 54・55本目 | |
潜水時間 | @55分A65分 | 最大水深 | @23.1mA10.3m |
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見たもの | ・イサキの群れ、キビナの群れ、オキゴンベ(大)、キハッソク、チョウチョウウオ、ハリセンボン、タカサゴの仲間、カマスの群れ、ミナミハタンポの群れ、ニラミギンポ、キリンミノカサゴ、ミヤケテグリ、オキナワベニハゼ、キンギョハナダイ、ケラマハナダイ、ワカウツボほか ・トゲトサカテッポウエビ、イソギンチャクモエビ、ムチカラマツエビ、カザリイソギンチャクエビ、ヒトデヤドリエビ、イボイソバナガニ、キモガニ、オウギガニの仲間、サンゴガニの仲間、ケブカガニの仲間ほか ・ミノウミウシの仲間、コノハミドリガイほか ・ヒラムシ、アオリイカ、ウミウサギガイの仲間ほか |
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ひ と こ と | ほぼ2年ぶりとなった天草でのダイビングでした。グルッペ天草ツアーは天気が悪いというジンクスはやはり生きていて、今日も良くはありませんでした。ただ、波はなかったです。 1本めは片島南というはじめてのポイントで、海底からほぼ垂直に切り立った大きな根を周りました。私たちが潜ったときは流れがなかったのですが、流れがあるときは大型の回遊魚が群れで見ることができるということでした。それでも大きなイサキの群れやタカサゴの仲間の群れを見ることができました。もちろん小さいのも、イボイソバナガニやきれいなミノウミウシの仲間など、いろいろ見ました。イボイソバナガニは、ムチカラマツにしがみついている姿が不恰好で、何回見ても笑えますね。 2本目は片島というテーブルサンゴ(ミドリイシ)の群落が見事なところです。前回潜ったときは、ここで真っ黒い大きなイザリウオを2匹見たのを思い出し、気をつけて見てみましたが、いませんでした。オオアカヒトデがいたので裏返してみたら、ヒトデヤドリエビが複数暮らしてました。そのうちの大きいヤツは卵を抱えていました。また久しぶりにミヤケテグリを見ることができました。かわいらしかったです。 辰の口とはまた違った楽しみ方ができるので、また行きたいと思ってますけれども、日帰りだと朝早いのが難点ですね。次はできれば一泊したいです。 |
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22日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 52・53本目 | |
潜水時間 | @70分A74分 | 最大水深 | @22.2mA23.7m |
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見たもの | ・クサハゼ、サビハゼ、ササハゼ、オニハゼ、ミジンベニハゼ、オキナワベニハゼ、チョウチョウウオ、キンチャクダイ、コロダイ、オオモンハタ、サヨリ、ハナミノカサゴほか ・アカシマシラヒゲエビ、アカスジカクレエビ、イソバナカクレエビ、テナガカクレエビ、オドリカクレエビ、アカホシカクレエビ、ウミシダヤドリエビ、イソギンチャクモエビ、オトヒメエビ、コシオリエビの仲間、オウギガニの仲間ほか ・カメキオトメウミウシ、ミツイラメリウミウシ、シラユキモドキ、サラサウミウシほか ・ホソテンロクケボリガイ、ベニキヌヅツミガイ、マダコ、ジンドウイカの仲間ほか |
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ひ と こ と | 今日は灯台北側が波立っていてエントリーしにくいようだったので、2本とも西側から入りました。2本とも透明度はよくなかったです。 1本めは普段とは逆のコースをたどってみました。20mぐらいのところでカワハギが気持ちよさそうにクリーニングしてもらっていたので、オトヒメエビが例によって「ヤル気のない」クリーニングをしているのだと思っていたら、どうも感じが違います。カワハギが去った後に確認したところ、アカシマシラヒゲエビでした。沖縄などではよく見ますけれども、辰の口では初めて見ました。季節来遊種だとは思いますが、少しビックリしましたね。まあフリソデエビもいたので、何を見ても不思議ではないのですが。イグジットする直前、以前ホソテンロクケボリガイを見たのを思い出し、特定のウミトサカを見てみたら、やはりいました。何年かぶりに見たのでうれしかったです。 2本目は1本目のとなりの根に、例によって砂地経由で行ってみました。砂地ではハゼ類のほか、あまり面白いものは見ませんでした。ただ、ガレ場まできたらウミウシの小さいのをあちこちで見ることができました。これから大きくなっていくのでしょう。今はやはりエビ・カニが面白いですね 近頃はダイバーが増えたのは結構なことだとは思います。しかし、フィンキックで勢いよく砂を巻き上げる人もいるため、サンゴ(ミドリイシ)やイソギンチャク、ソフトコーラルなどの動けない生きものが砂まみれになっています。このままでいくと、死滅するなどの悪影響が心配されます。なるべくダメージを与えないよう、おたがい気をつけて潜りたいものです。 |
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16日(月) |
天 候 | くもり ときどき 雨 | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 51本目 | |
潜水時間 | 67分 | 最大水深 | 21.3m |
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見たもの | ・ミジンベニハゼ、セトミノカサゴ、ノコギリヨウジ、イシヨウジ(子ども)、カゴカキダイ、チョウチョウウオ、コロダイ(子ども)、ボラの群れ、オオモンハタ、ダルマガレイの仲間ほか ・オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、オトヒメエビ、ムラサキヤドリエビ、ガンガゼカクレエビ、オウギガニの仲間、コブシガニの仲間(?)ほか ・ジンドウイカの仲間、ゴカイの仲間ほか |
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ひ と こ と | 2本×2日は疲れたので、今日は普段どおり1本にしました。朝ゆっくりできるし、夕方もまたゆっくりできるからいいですね。 前線の通過に伴う波浪と風が思いのほか強く、いつもエントリーしている場所からは無理だったので、駐車場東側から入りました。もっとも今日は2人だったので、砂地でいろいろ探してみようとしたこともあります。 ムラサキハナギンチャクのところで、コブシガニの仲間らしい小さな白いカニがいました。あまりに小さすぎて、写真を見ないとよくわかりません。またムラサキウニにはムラサキヤドリエビもついていました。 次に魚では、セトミノカサゴがいました。ヒレのブルーがとてもきれいでした。また、今日はミジンベニハゼを3か所で見たし、ほぼ一年ぶりにノコギリヨウジも見ることができました。 私にとって残念だったのはウミテングがいなかったことですが、バディにとって残念だったのはネジリンボウがいなかったことかな?両方ともいそうな感じだったんだけどなあ。まあそのうち見つかるんじゃないかと思います。 来週も2本の日が控えており、やれやれです。 |
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15日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 49・50本目 | |
潜水時間 | @74分A67分 | 最大水深 | @21.9mA21.9m |
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見たもの | ・メガネウオ(ミシマオコゼの可能性あり)、オキゴンベ、ミジンベニハゼ、オキナワベニハゼ、クサハゼ、チョウチョウウオ、キンチャクダイ、コロダイ、オオモンハタ、サヨリ、ヒフキヨウジほか ・アカスジカクレエビ、カゲロウカクレエビ、イソバナカクレエビ、テナガカクレエビ、オドリカクレエビ、アカホシカクレエビ、カクレエビの仲間、ホンカクレエビ属の一種、オトヒメエビ、コシオリエビの仲間、オルトマンワラエビ、マルガザミ、オウギガニの仲間、サンゴガニの仲間ほか ・カメキオトメウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシほか ・ベニキヌヅツミガイ、ジンドウイカの仲間ほか |
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ひ と こ と | 1本めは砂地から右回り、2本目は灯台一周でした。先週の混雑ぶりに比べると、ダイバーの数は半分ぐらいだったような気がします。先週のような状態が続くと、いろんなことで辰の口はダメになってしまうかもしれないと、わりと本気で心配していたところでした。 1本めは潜行してすぐ、エソの捕食シーンに出くわしました。カワハギを捕まえていたのですが、はたしてあの硬い皮膚を食いやぶることができたのでしょうか。その後マルガザミやミジンベニハゼなどを見ながら、沖の根に着きました。ウカスジカクレエビも成長して、体の赤いスジがはっきり見えるようになっていました。 2本目は潜ってしばらくしたらオキゴンベのペア(?)がいて、その後カゲロウカクレエビやトサカにいたハサミが白いカクレエビの仲間を見ました。さらに進んだら、私が見たかったもののひとつ、メガネウオ(ミシマオコゼかもしれない)が転がっていました。離れた目と歯並びの悪い口元が最高です。海の中で笑いすぎて、ずいぶんエアーを消費してしまいました。ずいぶん弱っていたので、釣り人が捨てたのかもしれません。元気になってくれればいいけど…。 メガネウオも「私が見たかったものベスト3」に入ってたのですが、いないことはないと思っていたので、フリソデエビのときのように驚きはしませんでした。でも、やはり心から嬉しかったですね。残るはキンチャクガニです。もちろん見たいものは、ほかにもいっぱいいますが。 帰ってから祝杯をあげたことはいうまでもありません。 |
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14日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 47・48本目 | |
潜水時間 | @71分A63分 | 最大水深 | @23.1mA19.5m |
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見たもの | ・オニハゼ、ササハゼ、サビハゼ、シマギンポ、ゲンロクダイ、カゴカキダイ、キンチャクダイ、コロダイ、キンギョハナダイ、アジの群れ、イラ、ネズッポの仲間、アオヤガラ、サツマカサゴ、ゴンズイ玉ほか ・イソギンチャクエビ、イソギンチャクモエビ、カゲロウカクレエビ、イソバナカクレエビ、ウミシダヤドリエビ、テナガカクレエビ、オドリカクレエビ、アカホシカクレエビ、カクレエビの仲間1、カクレエビの仲間2、オトヒメエビ、コマチテッポウエビの仲間、コマチコシオリエビ、コシオリエビの仲間、サンゴガニの仲間、ケブカガニの仲間、シャコの仲間ほか ・カメキオトメウミウシ、イロウミウシの仲間、アオウミウシほか ・ベニキヌヅツミガイ、ウミウサギガイの仲間ほか |
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ひ と こ と | 1本めは西側から伊王島方面へ、2本目は久しぶりに灯台を一周しました。1本めはまあまあだったのですが、2本目は流れの具合なのか砂が巻き上がっていて透明度はよくなかったです。 今週も甲殻類の種類・数ともに多く、いろいろなものを見ることができました。イソギンチャクエビは順調に育っていたし、イソギンチャクモエビも2か所で見ることができ、カゲロウカクレエビはお腹に卵を抱いています。特にひとつのハナウミシダにはウミシダヤドリエビ、カクレエビの仲間、コマチテッポウエビの仲間それからコマチコシオリエビと4種類がいたのには驚きました。「甲殻類のデパート」(疑惑のデパートではない)といった感がありました。ただひとつ残念だったのは、一年ほど同じイボヤギにいたキサンゴカクレエビがいなかったことです。どこか別のところに引っ越したのでしょうか。それとも…。 魚ではデカいイラがたくさんウロウロしていました。遠くから見る分にはきれいなのですが、あの歯並びの悪さをみるとちょっと、という感じです。また今日はササハゼのペアが、すぐ近くまで寄らせてくれました。 ウミウシは最近見れる種類が限定されていて、あまりおもしろくないですね。ただアオウミウシの小さいのがいたので、徐々に増えてくるだろうとは思います。 |
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8日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 27℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 46本目 | |
潜水時間 | 69分 | 最大水深 | 23.2m |
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見たもの | ・ササハゼ、イソハゼの仲間、ゴンベの仲間、キンチャクダイ(子ども〜おとな)、コロダイ(子ども〜おとな)、キンギョハナダイ、ネズッポの仲間、サツマカサゴ、ウツボ、ゴンズイ玉ほか ・イソギンチャクエビ、イソギンチャクモエビ、カゲロウカクレエビ、イソバナカクレエビ、ウミシダヤドリエビ、テナガカクレエビ、オドリカクレエビ、アカホシカクレエビ、オトヒメエビ、コマチテッポウエビの仲間、オルトマンワラエビ、コマチコシオリエビ、コシオリエビの仲間ほか ・キイロウミウシ、オトメウミウシの仲間、ハナオトメウミウシ、コイボウミウシほか ・ベニキヌヅツミガイほか |
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ひ と こ と | ほぼひと月ぶりにマクロが復活しました(今日は50mm)。その間ニコノス+20mmだったので、目もワイド系になっていたらしく、あまり小さいものは目にとまりませんでした。しかし、今日は1cm未満でも充分見えました。来週は105mmなので、完全に復活するといってよいでしょう。来週は気分が良かったら2本ずつ潜ってもいいなあと考えているところです。 今日はダイバーが異常に多く、びっくりしました。いったいぜんたいどうしたんだろう。浅いところでは、これらダイバーがかき混ぜた砂のため濁っていて、オニハゼなども恐れて巣穴からでてきませんでした。もっとも誰でも最初のうちは「「砂の嵐」を引き起こしていたはずなので、非難する気にはまったくなれません。ちょっと深いところに行くと透明度がよく、海底から水面と太陽がはっきり見えました。 これから当分はエビのシーズンです(もちろん魚の群れも多いです)。特にテナガエビの仲間は種類も個体数も多くなり、楽しませてもらえます。今日は、ほんとうに久しぶりにイソギンチャクエビを見ました。1匹しかいなかったけれど、もう少し大きくなってくれることを願っています。また浅いところにはイソギンチャクモエビも2〜3匹いました。残念ながらフリソデエビは見なかったですね。 |
2002年8月
24日(土) |
天 候 | 雨 のち くもり | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 45本目 | |
潜水時間 | 64分 | 最大水深 | 22.6m |
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見たもの | ・オニハゼ、キンチャクダイ(子ども〜おとな)、コロダイ(子ども〜おとな)、キンギョハナダイ、アジの群れ、イサキの群れ、ワニゴチの子ども、ネズッポの仲間、サツマカサゴ(子ども〜おとな)、ゴンズイ玉ほか ・イソバナカクレエビ、ウミシダヤドリエビ、カクレエビの仲間、オドリカクレエビ、アカホシカクレエビ、オトヒメエビ、コシオリエビの仲間、ゼブラガニほか ・コモンウミウシほか ・ベニキヌヅツミガイほか |
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ひ と こ と | 浅いところではアジの群れが、20mぐらいのところではイサキの群れが目の前を横切っていきました。このところ陸上でも、特に夜は涼しい日が続いていて、秋が近づいているのを感じていますが、海中でも秋がやってきたのかという感じがしました。「うまそう」とも思いましたが。 エントリーしてすぐの砂地では、オニハゼをたくさん見ることができました。ダテハゼと同じようなところにいるんですが、臆病なようで、人が近づくとすぐに隠れてしまい、遠くからしか見ることはできません。今日は天気が良くなかったせいか、ずいぶん近寄っても巣穴に逃げ込まなかったので、じっくりと見ることができました。 フリソデエビを見つけようと思って、以前見た周辺を探してみましたが、見つけることはできませんでした。ひょっとしたら魚などに食べられてしまった可能性もあると思いながら潜っていたら、それより浅いところでイトマキヒトデがたくさんちぎれていました。ひょっとしたらにいるのかもしれないと思ったのですが、やはりいませんでした。以前カワハギがイトマキヒトデをつついている光景を見たことがあるので、このの食べ残しかもしれません。 |
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18日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・有喜 |
今年の通算 | 44本目 | |
潜水時間 | 15分 | 最大水深 | 10.0m |
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見たもの | ・オハグロベラ、ベラ科の仲間、カジカ科の仲間、ハコフグ、ボラほか ・ジンドウイカの仲間、マダコ、カメガイの仲間、アミ、ヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | ほぼ10年ぶり2回目という地元でのダイビングでした。ダイビングといっても調査の手伝いなのでファンダイビングではありません。しかし、私らがだまって調査に専念するわけはなく、スキをみていろいろ見てやろうと、できれば調査終了後に本格的に潜ってやろうという野望を持っていましたけれども、北風のため波が立っており、それは断念しました。 海中は思ったより透明度がよく、また場所によっては海藻がビッシリ生えていたりして、じっくり潜ればいろんなのが見れるような気がしました。まあ外海に面しているからウネリとか風の影響を受けやすいのですが、ポイント開拓してみても面白いかもしれません。今度機会があったら、じっくり何箇所かで潜ってみたいと思います。 |
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11日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 43本目 | |
潜水時間 | 61分 | 最大水深 | 21.9m |
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見たもの | ・キンチャクダイ(子ども〜おとな)、コロダイ(子ども〜おとな)、キンギョハナダイ、ササハゼ、ハゼの仲間の子ども、ヒフキヨウジほか ・フリソデエビ、イソバナカクレエビ、カクレエビの仲間、オドリカクレエビほか ・フジナミウミウシ、チゴミノウミウシの仲間ほか ・ベニキヌヅツミガイほか |
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ひ と こ と | 辰の口にしては抜群の透明度に少々面食らいながら、もうすぐハッチアウトしそうなクマノミのタマゴを見、根の底づたい少し行ったとき、バディが呼んだので「なんだろう」と思い戻ってみたら、なんと夢にまで見た(本当の話)フリソデエビがいるではありませんか。 何年も前、鹿児島の「いおワールド」で見て以来、ケラマやアマミで探すのはもちろんのこと、辰の口でも「ヒトデがちぎれている」といっては探し、はては「サガミツノメエビはフリソデエビの仲間だからひょっとしたら」とか言ってみたりしてたのですが、ついに見ることができました。しかも思いがけないところで、あっさりとです。信じられないという気持ちが先でしたね。 苦節?何年めかでようやく出会ったフリソデエビは、思ったよりもデカくて、やっぱりキレイだったです。今年はハナイカとかいろいろと珍しいものを見たのでずっとラッキーと思っていましたが、私にとってはこれが最高のラッキーだと断言できます。 ただひとつ心残りなのは、マクロレンズを持って行ってなかった、ということです。仕方がないので一応20mmで撮りましたが、無理だろうなあ。次に潜るまで動かないでいてくれたらいいんだけど…。これも無理かな? |
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7日(水) |
天 候 | くもり | 水 温 | 28℃ |
場 所 | ケラマ@マチャン A阿護の浦 |
今年の通算 | 41〜42本目 | |
潜水時間 | @49分A47分@40分 | 最大水深 | @24.7mA17.0mB15.0m |
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見たもの | ・トウアカクマノミ、アカマツカサ、ミナミハタンポ、ハナゴイ、チョウチョウウオの仲間、クロハタ、ギンポの仲間ほか ・カクレエビの仲間ほか ・イボウミウシの仲間ほか ・ウコンハネガイ、クラゲの仲間ほか |
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ひ と こ と | 1本めは、海人という声もあったものの、結局マチャンに行きました。穴の中にはソリハシコモンエビのクリーニングステーションがあるのですが、うっかりライトを忘れてきてしまったので断念しました。 2本目(といえるかどうかどうか)は残りのエアーを利用して、阿護の浦にトウアカクマノミを見にいきました。最近ではトウアカ=海人という印象をもっている人も多いのではないかと思いますが、ずっと以前はここばっかりだったのです。そういう私もかなり久しぶりに行きましたけどね。 これで今年のケラマは終わってしまいました。また来年です。 |
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6日(火) |
天 候 | くもり | 水 温 | 28℃ |
場 所 | ケラマ@新田 AニシバマB男岩 |
今年の通算 | 38〜40本目 | |
潜水時間 | @43分A51分B46分 | 最大水深 | @11.2mA24.7mB19.9m |
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見たもの | ・ネムリブカ、イソマグロ、アザハタ、ネッタイミノカサゴのこども、キリンミノカサゴの子ども、オニダルマオコゼ、ハナヒゲウツボ、ウツボの仲間、ベニゴンベ、ヒフキアイゴ、チョウチョウウオの仲間、ヤッコの仲間、ツバメウオ、アオギハゼ、ヒレフリサンカクハゼほか ・リュウキュウウミシダエビ、カクレエビの仲間、ヤイトサラサエビ、アカシマシラヒゲエビ、ホワイトソックス、オトヒメエビ、バイオレットボクサーシュリンプほか ・クロボウズほか ・タコ、マンジュウヒトデほか |
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ひ と こ と | 1本めは、久しぶりのニタの洞窟に行ってみました。何年ぶりだろうという感慨にしばしひたりましたが、ウネリの影響で特に洞窟の中は流れが速く、たいへんでした。晴れていると洞窟のすきまから太陽光がさしこんできて、とてもキレイなんですけどね。 2本目は再度ニシバマに行き、楽園ダイビングを楽しんできました。ここは何回行っても気分がいいところです。 3本目は、これも再び男岩で潜りました。今回は運よくハナヒゲウツボも見た(同じ穴に2匹いました。ペアなのかな?)し、またイソマグロの群れも至近距離まで寄ってくれたので、満足でした。 |
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5日(月) |
天 候 | くもり ときどき はれ | 水 温 | 28℃ |
場 所 | ケラマ@ナジャチA儀名 Bガヒ灯台下 |
今年の通算 | 35〜37本目 | |
潜水時間 | @46分A57分@50分 | 最大水深 | @29.8mA14.9mB16.1m |
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見たもの | ・イソマグロ、ネムリブカ、アカククリ、ウメイロモドキ、クマザサハナムロ、ハナゴイ、カスミチョウチョウウオ、ポンタ(サザナミフグ)、ウミシダウバウオ、ノコギリダイ、ミナミハタンポ、ダンゴオコゼほか ・、ニセアカホシカクレエビ、リュウキュウウミシダエビ、コマチコシオリエビほか ・チータウミウシ、イボウミウシの仲間ほか ・カメ、ヒラムシの仲間、大きなウミウチワほか |
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ひ と こ と | 1本めは、ナジャチという座間味島の北にあるところに行きました。ここで毎日でも潜ってよいと思うほど面白そうなポイントでした。ただし船に弱いので、移動に時間がかかるのが難点です。またピグミーがいそうなヤギもあったので、ひょっとしたらここにもいるかもしれませんね。 2本目はふたたび儀名でした。ウネリが強いため、今回はポイントが限定されます。しかたのないことです。ここでは、ニシバマでは見なかったポンタがずっとついてきて、楽しむことができました。またカメも2匹寝ていて、じっくりと見ることができました 3本目はガヒの灯台下です。ドリフトで楽しみますが、運よくネムリブカも見ることができたので、オニヒトデの大群にウンザリしたことを差し引いても、面白かったですね。 |
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4日(日) |
天 候 | くもり ときどき はれ | 水 温 | 28℃ |
場 所 | ケラマ@ガヒ下 A男岩B知志 |
今年の通算 | 32〜34本目 | |
潜水時間 | @49分A41分B51分 | 最大水深 | @22.8mA19.5mB17.3m |
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見たもの | ・リュウグウベラギンポ、オトメハゼ、チョウチョウウオの仲間、キンチャクダイの仲間、ケラマハナダイ、ツバメタナバタウオ、セグロギンポ、ギンポの仲間、アオギハゼ、スミレヤッコほか ・ヒトデヤドリエビ、ワラエビの仲間、サンゴガニの仲間ほか ・イボウミウシの仲間ほか ・マンジュウヒトデほか |
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ひ と こ と | 1本めは、ガヒの砂地で遊びました。ここもニシバマ同様、真っ白い砂地に根が点在しているところで、潜っていて気分がよかったです。特にアンカリングしたところは、日がさすと海の中から青空と雲がきれいに見え、まさしく「楽園」そのものでしたね。 2本目は、ニシバマと並ぶケラマの定番、男岩に行きました。ハナヒゲウツボや回遊魚の群れは見ることができませんでしたが、カスミチョウチョウウオなどが乱舞する光景は、やはり圧巻です。 3本目は知志というところに行きました。はじめて行くところと思っていたら、10年以上前に行ったところだということを途中で気づきました。強く印象には残っているものの、どのポイントなのか全然わからなかったところです。それだけで何だかうれしかったですね。 |
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3日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 28℃ |
場 所 | ケラマ@ニシバマAアダン下Bタートルタウン |
今年の通算 | 29〜31本目 | |
潜水時間 | @49分A47分@40分 | 最大水深 | @24.7mA17.0mB15.0m |
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見たもの | ・アザハタ、スカシテンジクダイ、キンメモドキ、ハタタテサンカクハゼ、ダルマハゼ、クビアカハゼ、イロブダイの子ども、ネッタイミノカサゴの子ども、ハダカハオコゼ、オニダルマオコゼ、コチの仲間の子ども、ウツボの仲間ほか ・リュウキュウウミシダエビ、ホルトハウシ、ベンテンコモンエビ、ヤイトサラサエビ、アカシマシラヒゲエビ、ホワイトソックス、オトヒメエビ、バイオレットボクサーシュリンプ、コマチコシオリエビほか ・エグレッタ、クロボウズ、クロネズミほか ・カメほか |
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ひ と こ と | 1本めは、3年ぶりにオープンしたニシバマに行きました。一度に入れるのは船4隻まで、というルールができたそうです。同時に閉鎖されたエダサンゴと阿室東はまだです。特にエダサンゴは難しいでしょうね。ともあれ久しぶりのニシバマは、10年前とはいかなくても閉鎖直前よりは回復していました。 2本目はアダン下でした。ここも私の好きなポイントのひとつで、一度は必ず行きますね。 3本目はタートルタウンに行きました。エントリーしてすぐ、船の直下にいた小さなものを見た以外、カメを見ることはできませんでした。去年までは何匹も見ることができたのに…。遊びに行っていたのでしょうか? |
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2日(金) |
天 候 | はれ ときどき くもり | 水 温 | 28℃ |
場 所 | ケラマ@久場の隠れ根 A儀名B三本根 |
今年の通算 | 26〜28本目 | |
潜水時間 | @40分A54分B54分 | 最大水深 | @32.3mA13.1mB15.5m |
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見たもの | ・ギンポの仲間、ミナミハタンポ、ヤッコの仲間、クマザサハナムロ、チョウチョウウオの仲間、ツノダシ、オニハタタテダイほか ・ヒトデヤドリエビ、カクレエビの仲間、テナガカクレエビ、オシャレカクレエビほか ・ツノキイボウミウシほか ・カメ、クラゲの仲間ほか |
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ひ と こ と | 1本めはピグミーシーホースを探しに行きましたが見つけることができませんでした。それで2本目は浅いところでボーっとし、3本目も同じくボーっとしてしていました。透明度がよく、かつ少しは土地勘?があるのでこんなことができるんですね。透明度の悪いところや初めてのところとかでは、常にバディの位置を確認しておかなければならないので、こういう潜り方はできません。 自分から見つけようと思わなくても、カラフルな生きものがそこらじゅうで目に入るので楽です。でも船に上がったときはすでに何を見たのか忘れています。ログづけをするときに困るのですが、中層を漂いながボーっとしている、というダイビングもなかなか捨てがたいものです。 |
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1日(木) |
天 候 | はれ | 水 温 | 28℃ |
場 所 | ケラマ・後原 |
今年の通算 | 25本目 | |
潜水時間 | 52分 | 最大水深 | 18.6m |
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見たもの | ・テンスの子ども、スカシテンジクダイ、キンメモドキ、カクレクマノミ、ベニハゼの仲間、イソハゼの仲間、オドリハゼ、ツバメタナバタウオほか ・サンゴモエビ、オトヒメエビ、オシャレカクレエビ、ニセアカホシカクレエビ、イソギンチャクモエビほか ・キスジカンテンウミウシ、ゾウゲイロウミウシ、イガグリウミウシ、クロボウズほか ・ヒラムシの仲間ほか |
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ひ と こ と | 朝4時半に起きて、福岡へと向かいました。普段は絶対に起きるのが不可能な時間です。我ながら感心します。 長崎からも那覇行きはあるのに、なぜわざわざ福岡から行くのか。答えは単純です。「移動日も潜りたいから」です。1週間もケラマに滞在するくせにちょっとセコイ気もします。 ともあれこの日から就航したクイーンザマミVでケラマに到着し、あいさつがわりにクシバルに潜ってきました。 |