2004年4月

25日(日)
天   候 はれ 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 18〜19本目
潜水時間 @58分A77分 最大水深 @5.7mA18.9m
見たもの ・ヤマドリ、ネズッポの仲間、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、ベニハゼの仲間、共生ハゼの仲間、イシヨウジ、ミノカサゴyg.、キンチャクフグ、ハリセンボン、キタマクラyg.、アカエイほか
・サラサエビ、イソスジエビ、スジエビモドキ、オトヒメエビ、マルガザミ、カニの仲間、ヤドカリの仲間、ワレカラの仲間ほか
・ブドウガイ、カノコキセワタガイ、アメフラシの仲間、ミドリアマモウミウシ、ヒロウミウシ、アオウミウシ、フジイロウミウシ、コノハミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、ユビノウハナガサウミウシ、セスジミノウミウシ、スミゾメミノウミウシほか
・マダコ、タコの仲間、ハナガサクラゲ、カギノテクラゲほか
ひ と こ と  1本めはカキ殻のところに行こうと思い海に入ろうとしたらストロボのバッテリーが切れていることに気づき、戻ってバッテリー交換したら疲れたので、西側の防波堤を一周してくることにしました。西側のアマモ場でいろいろ探そうと思ったけれど、ゴミみたいなのがたくさんついていて見つけにくかったのでやめ、流して帰ってきました。ユビノウハナガサウミウシは相変わらずウジャウジャいました。
 2本目は灯台1周へ。ここでも浮遊物が多く、透明度も悪かったので面白くないなあと思っていたところ、砂地にヤマドリがいました。こういうのを一尾でも見かけると、私の場合「面白くない」→「面白い」へ一瞬にして変わってしまいます。ほかに気づいたのはセスジミノウミウシが今まででいちばん「ウジャウジャ」いた、ということですか。
 来週は2年ぶりの奄美です。天気がよければいいなあ。
17日(土)
天   候 はれ 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 17本目
潜水時間 91分 最大水深 21.9m
見たもの ・タツノイトコ、イシヨウジ、ホウボウyg.、オキナワハゼの仲間、ホシハゼ、キビナゴ、キタマクラyg.、マハタ、ヒラメほか
・イソスジエビ、テナガカクレエビ、モエビの仲間、コシオリエビの仲間、オウギガニの仲間、ヨコエビの仲間、ワレカラの仲間
・ブドウガイ、カラスキセワタガイ、ミドリアマモウミウシ、ヒロウミウシ、フジイロウミウシ、キンセンウミウシ、クロシタナシウミウシ科の一種、イロミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・マダコ、アカクラゲ、ウスユキミノガイ、タカラガイの仲間ほか
ひ と こ と  駐車場から歩いていく途中、小さな潮だまりをのぞいたら、ブドウガイが集団で歩き回っていました。もちろんカメラを持っていって写しましたが、はたしてきちんと写っているかどうか。
 フィンを履き、マスクを付けて水面移動の態勢に入ったとき、ふと下の石をひっくり返してみたら、海藻のなかにきれいなヨコエビの仲間がいました。波打ち際だったのでたぶん手ブレしているでしょう。エントリーしてからしばらくは手近な石をひっくり返したら、いろんなわけのわからない生きものを見ることができました。クセになりそうです。けれども見た後は、石を元通りにしておくのは当然のことです。
 また移動中、ホウボウの小さいのがいました。胸ビレを閉じているときは動かなかったのですが、胸ビレを拡げさせたら逃げ回り近づかせてもらえませんでした。しかしものすごくキレイでした。
 カキ殻のところに行った帰りがけはキンセンウミウシやタツノイトコなどを見ることができました。それからアカクラゲが異常に多かったですね。
 上がる少し前、消波ブロックの外側で、オキナワハゼを見ました。大きさからたぶん成魚だと思います。これまでは幼魚しか見たことがなかったのでうれしかったです。またウスユキミノガイが踊っているところも見ることができ、楽しむことができました。
10日(土)
天   候 はれ 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 15〜16本目
潜水時間 @66分A63分 最大水深 @25.9mA27.7m
見たもの ・ギンポ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、ベニハゼの仲間、キンチャクダイ、ゲンロクダイ、カサゴの仲間yg.、ミノカサゴyg.、キタマクラyg.ほか
・オドリカクレエビ、チビウミシダエビ、サラサエビ、オトヒメエビ、マルガザミ、カニの仲間、ヤドカリの仲間、ワレカラの仲間ほか
・ミドリアメフラシ、ミドリアマモウミウシ、ヒロウミウシ、ムラサキシボリウミウシ、イガグリウミウシ、フジイロウミウシ、コノハミドリガイ、キセワタガイの仲間、ヒラミルミドリガイ、クロミドリガイ、ミツイラメリウミウシ、セスジミノウミウシ、イロミノウミウシほか
・ヒオウギガイ、マダコ、タコの仲間、コウイカの仲間、クラゲの仲間ほか
ひ と こ と  1本めは西側から入って伊王島方面へ。ちょっと深いところまで足を伸ばしてオウギウミヒドラを見てくることににしました。水温がずいぶん上がってきて、浅いところのフクロノリはボチボチ終わりかかっているようです。そのせいかその上を歩いていた小さなウミウシの仲間は確認できませんでした。その代わりシロウミウシやサラサウミウシ、アオウミウシなど、辰の口ではポピュラーなイロウミウシの仲間が増えてきたようです。いちばん多く見たのはセスジミノウミウシでした。ほか比較的目立っていたのはヒロウミウシかな。
 2本目はナシジイソギンチャクが多かったところに行ってみました。特にめぼしいものは見ず、またナシジイソギンチャクも少なくなっていたような印象を受けました。そこから西側に移動して1本めに行ったところ、それからさらに西のガレ場から砂地をかけ上がって戻ってきました。印象に残っているのはムラサキシボリウミウシとイガグリウミウシを今年はじめて確認したこと、それからマルガザミのついたスナイソギンチャクを見つけたということでしょうか。その辺りのスナイソギンチャクでは以前、サガミツノメエビ2個体を見たことがあるので、今後定期的にチェックを入れたいと思います。
 なお従来「クリヤイロウミウシ」として整理していたウミウシを「ムラサキシボリウミウシ」に改めました。
4日(日)
天   候 くもり 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 14本目
潜水時間 71分 最大水深 19.9m
見たもの ・イシヨウジ、カワハギ、ニジギンポ、キビナゴ、キンチャクダイ、キンギョハナダイ、キタマクラyg.ほか
・オドリカクレエビ、サラサエビ、ワレカラの仲間
・ブドウガイの仲間、ヒメクロモウミウシ、ミドリアマモウミウシ、アオモウミウシ科の一種、ヒロウミウシ、ミツイラメリウミウシ、マツカサウミウシ、セスジミノウミウシ、スミゾメミノウミウシほか
・ヒラムシの仲間、マダコ、アカクラゲ、ヒオウギガイ(小)ほか
ひ と こ と  小雨が一時ぱらつく曇り模様のなか、北寄りの風で少し波があり、しかも気分的にもすっきりしない状態だったので、どうしようか迷ったのですが、結局は北口から灯台一周をしてみました。
 しかしいつものコースをとるのもシャクにさわったので、今日はふだん行かない浅めのところを行ってみることにしました。
 そのいつもは行かない浅場に、ブドウガイのような小さなウミウシ(のようなもの)が海藻のうえにいました。早速カメラを構えましたが、波のために海藻は揺れるし、ドライを着た自分の体は揺れるしで大変でした。たぶんボケてしまってると思います。なお上がってから気づいたのですが、ウェイトを一個どこかに落としてしまっていました。最近腰痛のためウェイトの一部をBCのポケットに入れておいたのです。どうりで少し浮き気味と思った。
 多少深いところでも流れがあり、ドリフトで行けたので移動は楽でしたが生き物は全体的に少なかったような気がします。なおイグジット直前の浅いところでは稚魚がけっこう泳いでいたので、もうしばらくすると賑やかになってくるでしょう。

2004年3月

27日(土)
天   候 はれ/くもり 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 12〜13本目
潜水時間 @63分A68分 最大水深 @22.8mA17.9m
見たもの ・ウミテング、イシヨウジ、ゲンロクダイ、イザリウオ、カサゴの仲間yg.、ミノカサゴyg.、ハナミノカサゴ、キタマクラyg.ほか
・オドリカクレエビ、サラサエビ、ワレカラの仲間ほか
・アメフラシの仲間×2、ウミナメクジ、ブドウガイ?、ミドリアマモウミウシ、アオモウミウシ科の一種×2、シロイバラウミウシ、ヒロウミウシ、コトヒメウミウシ、ゴマフビロードウミウシ、コノハミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、ミドリガイの仲間、ミツイラメリウミウシ、ヒイラギウミウシ、マツカサウミウシ、セスジミノウミウシ、スミゾメミノウミウシ、コマユミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほかたくさん
・ヒオウギガイ、マダコほか
ひ と こ と  今日も2本潜ってしまいました。寒かった。しかも2本目はファスナーを完全に閉めていなくて、海に入った瞬間、水が浸入するというアクシデントまで発生し、閉めなおす作業で大騒ぎでした。
 海の中はけっこう面白く、いろんな小さいウミウシの仲間を見ることができました。なかには名前など知らない、初めて見るものもいました。
 しかし、なんといってもウミテングでしょう。昨年見たのはまだ小さかったですけれども、今日見たのはけっこう大きかったです。
 あと記憶に残っているのはゲンロクダイの大きいのを久しぶりに見たような気がするぐらいかな。
 次からはカイロを貼っていこうと思います。やっぱり寒い。
21日(日)
天   候 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 11本目
潜水時間 66分 最大水深 17.6m
見たもの ・イシヨウジ、ニジギンポ、キビナゴ、イザリウオ、ボラ、イラ、キタマクラyg.、カレイ科の一種ほか
・オドリカクレエビ、オトヒメエビ、サラサエビ、ワレカラの仲間
・コノハミドリガイ、アオモウミウシ科の一種×2、イロウミウシの仲間、マツカサウミウシの仲間、コイボウミウシ、セスジミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・ヒラムシの仲間、マダコ、アカクラゲ、クラゲの仲間ほか
ひ と こ と  この時期の海底には、草原のようにきれいな短い海藻が生えるところがあり、陽があたるときれいなので好んでその上を通過します。今日は雨模様でしたが、せっかく潜ったのでちょっと寄り道をしたら、小さくて動くものが目に入ってきたのでよく見たらウミウシのようでした。最初は触角なども見えなかったのですが、目が慣れてくるにつけてカタチが見えてきました。アマモウミウシの仲間みたいだったけど名前は知りません。
 その後も小さなウミウシの仲間をあちこちで見かけました。
 コース中盤過ぎの砂地を通りがかかったら、あちこちでタコが巣づくりをしていました。そういうシーズンなんだろうか。また先週見た2匹のイザリウオも同じところにいました。
 そのころ『ヘ』がでました。そのときは何気なくだったのですが、してしまってからドライスーツだったことに気づき「首から下が『ヘ』のなかに漬かっている」みたいな感じがして、ちょっとアワテました。クサイかもしれないので、上がってからパタパタしようと決めました。ウェットの場合、いつの間にかなくなっているから気にならないのですが。
 終盤にさしかかると、今度は小をもよおしてきました。これもウェットだと、最悪の場合そのままで、ということもできるので割と落ち着いていられますが、ドライはそうもいきません。大急ぎで上がり、腰痛のことも忘れて階段を駆け上がり、ドライを脱ぐ直前にはほぼ限界に達しようとしていました。「小学校に入ってからはオモラシをしたことはないぞ」と思いながら、かじかんでいうことを聞かない自分の手を叱咤激励しつつ、ようやくドライを脱いで用をたしたとき、かろうじてオトナとしての尊厳を守ったうれしさで涙がでそうになりました。さっきの『ヘ』のことなんか、すっかり忘れてしまっていました。
 今週は何かヘンな話になってしまい、ゴメンナサイ。それくらいホッとしたということです。
13日(土)
天   候 はれ 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 9〜10本目
潜水時間 @62分A61分 最大水深 @18.6mA21.3m
見たもの ・イシヨウジ、ハリセンボン、イザリウオ、ミノカサゴyg.、ハナミノカサゴ、キリンミノカサゴ、ハリセンボン、キタマクラyg.ほか
・クモガニの仲間ほか
・シロウミウシ、サラサウミウシ、フジイロウミウシ、イロウミウシの仲間、ゴマフビロードウミウシ、コノハミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、ヒロウミウシ、ミツイラメリウミウシ、セスジミノウミウシ、ツルガチゴミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・イカの仲間、トラフケボリタカラガイほか
ひ と こ と  天気もよかったし、思い切って2本潜ってしまいました。2回とも上がってくるときは生理現象のため(ドライスーツはここが不便です)だったのですが、加えて手の感覚がなくなりかけてもいました。なお小規模な赤潮が発生していました。
 今年初めての辰の口では、海中の状況を確認しておくため、1本目は灯台一周、2本めは伊王島方向としたところです。この時期からしばらくの間は、「クラゲをかき分けながら潜る」ような状態になりますが、今日も多かったです。特にミズクラゲの子供みたいなのが多かったですね。パラオのジェリーフィッシュレイクの代わりにしようと思います。
 一本目エントリーしてすぐ、海底にいたイカの小さいのが泳ぎだしました。ヒメイカ程度の大きさだったのですが、ちょっと違うようでした。写真ができてから確認しようと思います。このとき、カメラのセッティングを間違えて「絞り」を使えない状態であることに気づきました。せっかくテレコンをつけてきたのに残念です(最近はこのテのセッティングミスが多い)。その後はこの時期恒例のウミウシの仲間などを見ながらかえる途中、紫っぽいのと黄色っぽいイザリウオが近い距離にいました。この時期はそう珍しいものではありませんが、去年のようにずーっといるのかは気になるところです。
 2本目は、旬のウミウシのほかはハリセンボンが目立った程度でした。比較的透明度がよかったので遠くを見たり、のけぞって太陽を見たりしていました。
 今年は、かなりタイトな年になりそうなので「行ける時には確実に行く」ことを心がけたいと思います。

2004年2月

20日(金)
天   候 くもり/雨/はれ 水   温 29〜30℃
場   所 パラオ@ドルフィンズパシフィックAPPR前BPPR前
今年の通算 6〜8本目
潜水時間 @20分A95分B65分 最大水深 @8.2mA8.8mB18.6m
見たもの ・オキザヨリyg.、マンジュウイシモチ、カエルウオの仲間、カニハゼ、ギンガハゼ、共生ハゼの仲間いろいろ、クロユリハゼの仲間、キイロサンゴハゼ、イロワケガラスハゼ、ガラスハゼ、チョウチョウウオの仲間いろいろ、ウツボの仲間、イシヨウジ、ヘコアユ、カンムリブダイほか
・テナガカクレエビの仲間
・イロウミウシの仲間、イボウミウシの仲間ほか
・バンドウイルカ、オオジャコガイ、オニヒトデほか
ひ と こ と  1本目(といっていいかどうかちょっと気が引けますが)はドルフィンズパシフィックというイルカの飼育施設でした。しばらく講義があった後、イルカに触る時間がありました。ナスビみたいな手触りでした。まあそこの「いけす」みたいなところで潜ったわけですね。イルカの泳ぎが思ったよりも力強かったことなどが印象に残ってます。
 2本目と3本目はホテル(Palau Pacific Resort)前のビーチで潜りました。ビーチエントリー、しかも浅いところとなれば、もうこっちのものです。いつものペースで長時間潜らせていただきました。海中ではハゼの種類の多さに驚きました。ここだけで図鑑ができそうな感じでした。フォトパラオのスタッフには、ぜひ図鑑作成をお願いしたい。特に面白かったのはカニハゼです。近づくと必ず真横を向いて、背びれの目玉模様を見せつけながら面後に移動します。やはりカニに擬態しているのでしょうか。見ていて笑ってしまいました。そのほか、ホテルのある場所は旧日本軍の飛行場があったところということで、飛行機と思われる残骸や不発弾らしきものが転がっていたこと、それからオニヒトデを数個体確認しました。パラオでは沖縄のようなオニヒトデの被害はなかったのか聞くのを忘れましたけれども、むしろ地球温暖化に伴う海水面上昇のほうが問題なのかもしれません。
 次の日はロックアイランドツアーということであっちこっちでスノーケリングを楽しみましたが、タンクを使ってないのでここでは記録しません。
19日(木)
天   候 くもり/雨/はれ 水   温 28〜30℃
場   所 パラオ@ビッグドロップオフAジャーマンチャネル
Bマリンレイク
今年の通算 3〜5本目
潜水時間 @58分A62分B62分 最大水深 @28.0mA20.1mB7.0m
見たもの ・アオマスク、ニチリンダテハゼ、ベニハゼ属の一種(サイドスポットドゥワーフゴビー、キャンディーケインドゥワーフゴビー)、スミレナガハナダイ、マンタ、マダラトビエイ、ナポレオンフィッシュ、バラクーダ、ロウニンアジ、ギンガメアジ、マダラタルミ、サメの仲間、サラサハタ、ガーデンイール、ニシキテグリ、カエルウオの仲間、ギンガハゼ、マンジュウイシモチほか
・テナガエビの仲間、コロールアネモネシュリンプ、ヒメイソギンチャクエビ、テナガカクレエビほか
・オハグロツバメガイ、イボウミウシの仲間ほか
・カメの仲間、タコクラゲyg.ほか
ひ と こ と  海もずいぶんおさまり、今日はホテル前の桟橋からのスタートです。何十分か走った後、「ビッグドロップオフ」というポイントに着きました。ここら辺は旧日本軍の船の進入を防ぐため、島と島との間を鉄球のついた鎖でつないでいたということで、今もその名残があります。いたるところに戦争の遺物があり、少々複雑な気分になりました。海の中は大物がいたり、小物がいたりバラエティーに富んでいて、大忙しでした。アオマスクやニチリンダテハゼ、それからマダラトビエイを見れたので満足です。
 また無人島にに上陸して昼食をとった後、ジャーマンチャネルというところに行きました。ここはドイツ人が輸送用にサンゴ礁を削って作った水路なのだそうです。ここも大きいのから小さいのまで、ほんとうに種類、数ともの多くの魚がいました。ジョーフィッシュを見つけていたとき、マンタが近づいてきたこととか、ギンガメアジの群れに突っ込もうとしたら、そこはマンタの根の真上でヒンシュクをかいそうになったことが思い出されます。ワイド(20mm)も持って行ったのですが、なかなか寄り切れず、いい写真は期待できないでしょう。
 3本目はマリンレイクというところに行きました。島に囲まれた、ほんとうに池のようなところで、海中には木の葉も大量に落ちていました。ここでは念願のニシキテグリとコロールアネモネシュリンプ、マンジュウイシモチ、カエルウオの仲間など、いろいろな小さい生きものに出会うことができました。マクロのカメラを2本持って入りたかったほどです。
18日(水)
天   候 くもり/はれ 水   温 29℃
場   所 パラオ@ライトハウスチャネルAガルメアウス前
今年の通算 1、2本目
潜水時間 @48分、A88分 最大水深 @24.7m、A16.4m
見たもの ・クダゴンベ、ヒトヅラハリセンボン、イシガキカエルウオ、ベニハゼ属の一種、クロオビアトヒキテンジクダイ、マンジュウイシモチ、クジャクスズメダイ、ギンガハゼ、イロブダイyg.、バラクーダ、グルクン、チョウチョウウオの仲間ほか
・トガリモエビの仲間、ヒラツノモエビの仲間、ゴシキエビ、クモガニの仲間、ヤドカリの仲間ほか
・ムカデミノウミウシ、ミノウミウシの仲間、キイロウミウシ、イボウミウシの仲間
・コブシメ、ヒラムシの仲間、オオジャコガイほか
ひ と こ と  海況があまりよくなかったのでホテル前の桟橋までボートが来ず、係留地点まで車で移動してのスタートになりました。船はおそらくダイビング専用に設計された幅広で底が平らなもの、エンジンは200馬力の船外機を2基つけています。リーフ内を高速でポイントまで移動する、というスタイルが想像できました。
 はじめての海での初ダイビングは、やはり少々緊張します。特に今回は3か月ほどブランクがあったので、なおさらでした。
 1本目は水路をドリフト気味に流しました。途中、沈船がありました。旧日本軍のものかはわかりませんが、そこに住んでいるコダゴンベや標準和名のついてないベニハゼの仲間Trimma striataなどを見てイグジットしました。エントリーしてすぐガイドの浅野氏が小さなマンタのオモチャを拾い、このアイテムを使って後で遊んでいた、ということを付け加えおきます。
 その後昼食のためガルメ・アウスという島の上陸しました。いい感じだったのでボートダイビングを断り、ビーチから2本目を行くことにしました。ビーチダイビングは手馴れているため、精神的にもずいぶん楽になり、トガリモエビの仲間、テンジクダイの仲間など、落ち着いてゆっくり観察することができたと思います。特に水深5cmぐらいからギンガハゼがたくさん棲んでおり、ハゼの中では最も多かったようでした。
 帰りはロックアイランドの中を通って、ホテルに戻りました。

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