2006年5月

28日(日)
天   候 くもり時々雨 水   温 20℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 18本目
潜水時間 65分 最大水深 21.0m
見たもの ・ニジギンポ、シマギンポ、カサゴ、サツマカサゴ、オニカサゴ、ミノカサゴ、キンチャクダイ、カゴカキダイ、オニハゼ、イソハゼの仲間、イチモンジハゼ、ヨメゴチ、アイゴ、ダルマガレイほか
・サラサエビ、アシナガモエビモドキ、テッポウエビの仲間、コマチコシオリエビ、コシオリエビの仲間、モクズショイ、クモガニの仲間、オウギガニの仲間ほか
・ミツイラメリウミウシ、シラユキウミウシ、コモンウミウシ、フジイロウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシ、イガグリウミウシ、シロハナガサウミウシほか
・マダコ、チャイロキヌタ、タカラガイの仲間、ロウイロカゴメイトカゲ、ユキミノガイの仲間、ヒザラガイの仲間、ヒラムシの仲間、ハリサンショウウニ、アカヒトデの仲間、アカクラゲ、イワホリイソギンチャクの仲間ほか
ひ と こ と  朝から雨が降ったり止んだりの微妙な天気で、風も南西方向、どっちかといえば西寄りかな、から吹いていて、どこから入っても波があったので、港内から沖への往復にしました。しかし陸では風が寒かったです。ウェットにしなくてよかった。
 引き潮と波のため、浅場は砂が巻き上がってたいへんでした。
 途中の砂地でヨメゴチに会いました。この時期は珍しくはないんだけど、背びれを開いたり閉じたりするパフォーマンスがおもしろくて、つい写真を撮ってしまいました。
 アンカーの根についたら、きれいなイワホリイソギンチャクの仲間がありました。そこからは根のいちばん高いところを進みます。一面に生えていたクロメもそろそろはげかかっていて、もうう少しで岩肌がきれいに見えてきそうです。根の終わり付近では、数が増えてきたフジイロウミウシをはじめとしたイロウミウシの仲間があちこちで見られます。と同時に、ロウイロカゴメイトカゲもその妖しい姿をみせてくれました。そこからちょっと沖にでた後、生理現象もあって戻ることとしましたが、向い潮できつかったあげく、浅瀬では波にゆられてヘロヘロになり、やっとの思いで駐車場にたどり着きました。
 フィルムが半分ぐらい余ってしまったけど、どうしようかな。
21日(日)
天   候 はれ 水   温 19℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 17本目
潜水時間 83分 最大水深 23.9m
見たもの ・ニジギンポ、シマギンポ、イソハゼ、イソハゼの仲間、イチモンジハゼ、オニカサゴ、サツマカサゴ、トラギス、オオモンハタ、オキゴンベ、アイゴほか
・オドリカクレエビ、カクレエビの仲間、テッポウエビの仲間、モエビの仲間、ヤマトホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、イソカニダマシ、クモガニの仲間、オウギガニの仲間ほか
・ヒラミルミドリガイ、ミドリアメフラシ、フジイロウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシ、ショウジョウウミウシの仲間ほか
・ロウイロカゴメイトカゲ、ベニキヌヅツミ、メダカラ、ハツユキダカラ、ゴカイの仲間、ヒラムシの仲間ほか
ひ と こ と  今日は晴れの天気予報だったので安心していたところ、朝起きたら「降り出してもおかしくない」という曇り空でした。最近の天気予報はどうも少しずれているような気がしてなりません。昨晩、晴れにしては暑すぎる気がしたんだよね。ともかく雨は降ってないので現地へ向かったところ、途中から晴れてきました。なんだ。けどよかったよかった。
 現地は暑く、もうウェットでもいいかななどと申し述べつつ、灯台一周外回りへ。途中透明度もあまりよくなく、目立ったのはオニカサゴと成長したアイゴの群れぐらいでした。ワカメなどもずいぶんちぎれていて、岩肌が見えるようになっています。深いところもこれといっていなかったのですが、トサカの仲間がいっせいにポリプを開いていて、きれいだったです。そこから割れ岩に向け水深を徐々に上げながら移動しましたが、途中の砂地ではトラギスのペアが求愛行動をしていたのでしばらく観察させてもらいました。純情な中学生のペアを見ているような、ほほ笑ましいけどまだるっこしい、そんな感じでした。もっとも、今の中学生はそのレベルじゃないのかな。
 それから岩場づたいに移動し、再び砂地に出ました。ロープの下を覗いてみたら見慣れないウミウシがいて、全体が分からなかったので砂地にお出まし願ったら、ショウジョウウミウシの仲間でした。背中の突起を軽く刺激したら怒ってその突起を逆立てたので面白く、何回も逆立ててもらいました。このウミウシくんはヘトヘトだったかもしれません。ゴメンね。
 エアが残り少なくなってきたので浅場に移動し、石の下にいるいろんな生きものを眺めていたら、いつの間にかフィルムがなくなってしまったので、しかたなく上がりました。付け加えると、浅場ではシマギンポが増えてきました。
来週は天気がよければウェットにチャレンジしてみようかなと思ってます。
14日(日)
天   候 はれ/うすぐもり 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 16本目
潜水時間 74分 最大水深 20.7m
見たもの ・ニジギンポ、カサゴ、サツマカサゴ、ミノカサゴ、ホウボウの仲間、ボラ、カゴカキダイ、オニハゼ、イソハゼの仲間、ハゼの仲間、ネズッポの仲間、アイゴ、ヒラメ、ダルマガレイ、ウシノシタの仲間、カレイの仲間ほか
・サラサエビ、アシナガモエビモドキ、テッポウエビの仲間、イシダタミヤドカリ、オイランヤドカリ、ヤドカリの仲間、コシオリエビの仲間、クモガニの仲間、オウギガニの仲間ほか
・ミドリアマモウミウシ、ミツイラメリウミウシ、シラユキウミウシ、ウスイロウミウシ、フジイロウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシ、クロシタナシウミウシ、ドーリス亜目の一種、カメキオトメウミウシほか
・マダコ、ヒメイカ、タカラガイの仲間、ユキミノガイの仲間、ヒザラガイの仲間、ヒラムシの仲間、ハリサンショウウニ、ヒラタブンブク、オオアカヒトデの仲間、ミズクラゲ、イソギンチャクの仲間、ヤナギウミエラ、ヤナギウミエラの仲間ほか
ひ と こ と  今日はひさしぶりの晴れ。といっても薄く雲に覆われていたのですが、まあ昨日までの天気からすればいいコンディションです。
 潮が引いていて歩くのがイヤだったので港内からエントリー。カキ殻方面へ向かいます。下げ潮のことでもあり、透明度はあまり良くなかったです。ずっと砂地を進み、砂が落ち込んでいるところにムラサキハナギンチャクがあり、その近くにホウボウの幼魚がいました。写真を撮ろうとしたら見失ってしまったので探していたら、クロシタナシウミウシが砂にうずくまっていました。石の下などにいるとばかり思っていたので意外でした。ホウボウの幼魚は、しばらく後にまた発見したのでよかったです。でも写真は撮れたかどうか・・・。
 カキ殻に着いたら、岩の上にカイメンみたいなウミウシがいました。何という名前なのかまったくわかりません。そのほか、クロメ(海藻)に覆われて見づらいのですが、イロウミウシの仲間が増えてきています。
 戻る途中の砂地で、シラユキウミウシ似のウシノシタの仲間(たぶん)がいました。ヒラムシかなと思ったのですが、眼があったので魚だとわかりました。これをベーツ型擬態というのかな。もしこれが魚ではなくてヒラムシだったらミューラー型擬態というのかな。まあとにかくこういう擬態ははじめてだったので、フィルムの残りを気にしながらバチバチ写してしまいました。その後、辰の口でははじめて見るヒラタブンブクやネズッポの仲間を見たりしながら上がりました。
6日(土)
天   候 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 15本目
潜水時間 75分 最大水深 21.9m
見たもの ・ニジギンポ、イソハゼ、イソハゼの仲間、イチモンジハゼ、コチの仲間、コロダイ、オオモンハタ、アイゴほか
・オドリカクレエビ、カクレエビの仲間、ムラサキヤドリエビ、トゲトサカテッポウエビ、テッポウエビの仲間、ヤマトホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、ナカソネカニダマシ、イソカニダマシ、ケブカカニダマシの仲間、マルガザミ、クモガニの仲間、オウギガニの仲間ほか
・セトミドリガイ、ミドリアマモウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシほか
・タコの仲間、ゴカイの仲間、ヒラムシの仲間ほか
ひ と こ と  昨晩から生暖かく、しかも南風がでてきたので天気はよくないだろうと思っていたところ、あんのじょう朝から雨模様となりました。家を出てすぐの海は南に開いているのですが、波がけっこう立っていたので、このぶんでは辰の口で潜るコースは限定されるだろうなと予想しながらのドライブとなりました。
 現地に着くころは南からの風波が強くなっており、西口から入るのは無理なので、灯台一周し、港内から上がることにしました。
 エントリーは楽に入れましたけれども、生きものは、海が次第に荒れてくることをわかっているので全般的に少なかったです。砂地のシマキッカイソギンチャクにいるオドリカクレエビは宿主にぴったりと付いているし、クモガニの仲間も石の下に隠れていました。またオオモンハタも泳ぎ回らずに砂の上で休んでいました。そんな中で、砂地から伸びているビロードトゲトサカを覗いてみると、カクレエビの仲間(たぶんセトヤドリエビ)やトゲトサカテッポウエビ、ナカソネカニダマシ、コシオリエビの仲間と4種類が共生しています。よく争いにならないもんだ。
 波がなかったら上がる直前にホンダワラの森の中を探検してやろうと考えていましたが、こんな海況なので断念し、まっすぐ港へ向かいました。途中、消波ブロックの外側では、ちぎれた海藻が波にゆられているのをを見て酔いそうになり、浅場で遊ぶこともあきらめて、あわてて上がりました。上がったら雨もひどくなっていて散々でした。次に期待しましょう。
4日(木)
天   候 はれ 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 14本目
潜水時間 78分 最大水深 21.9m
見たもの ・ニジギンポ、シマギンポ、カサゴ、サツマカサゴ、ミノカサゴ、コチ、ボラ、キンチャクダイ、カゴカキダイ、オニハゼ、イソハゼの仲間、ハゼの仲間、ネズッポの仲間、アイゴほか
・サラサエビ、アシナガモエビモドキ、ムラサキヤドリエビ、ヤマトホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、コマチコシオリエビ、イソカニダマシ、オウギガニの仲間、ケブカアワツブガニ、ワレカラの仲間ほか
・ヒラミルミドリガイ、ウミフクロウ、ミドリアマモウミウシ、ミツイラメリウミウシ、ドーリス科の一種、ヒメマダラウミウシ、マンリョウウミウシ、コモンウミウシ、フジイロウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシ、カメキオトメウミウシほか
・マダコ、メダカラ、ハツユキダカラ、チャイロキヌタ、ユキミノガイの仲間、ヒザラガイの仲間、ヒラムシの仲間、ウミケムシ、イソギンチャクの仲間ほか
ひ と こ と  今日も快晴。朝から自宅の前の国道は雲仙方面が渋滞で、おとーさんたちはすでに疲れてたようでした。毎年わかりきってることなので、一週間ズラせばいいのに。それを横目に長崎方面へ。快適です。
 辰の口もそんなに多くなく、しかも風・波もなく、暑いくらいでした。ということで昼食の後、超久々のアンカーの根を往復することにしました。
 浅場は浮遊物が多くて透明度は悪いです。しかしワイド系の写真を撮るわけではないからまあいいか。
 しばらく行くと、石の下にウミフクロウが3匹かたまっていました。まだ小さいようなので、「ダンゴ3きょうだい」の練習中だったのかもね(古)。アンカーの根につくと、一面クロメやワカメ、ホンダワラに覆われていて、岩肌が見えにくかったですが、そのわずかなすき間をぬってカメキオトメウミウシやヒメマダラウミウシを見つけました。またミジンベニハゼに似た色のハゼが岩礁にいました。ミジンくんかな。そこを過ぎると多少透明度はよくなりましたけれども、生きものとしてはマンリョウウミウシを除きこの時期の定番が多く、まあこんなもんかな。
 エアが残り少なくなってきたので浅場に戻り、石をめくってしばらく遊びました。ヤドカリの仲間がいろいろいたほか、背中にT字型の模様がはいったイソウミウシ系のウミウシなどを見た後、フィルムとエアがなくなったので上がりることにしました。
3日(水)
天   候 はれ 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 13本目
潜水時間 83分 最大水深 19.5m
見たもの ・ニジギンポ、ヘビギンポ、ニシキギンポの仲間、イソハゼ、イソハゼの仲間、オニハゼ、ネズッポの仲間、サツマカサゴ、ハナミノカサゴ、オオモンハタ、イシダイ、アイゴほか
・サラサエビ、アシナガモエビモドキ、ムラサキヤドリエビ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、イソカニダマシ、ショウジョウカニダマシ、オウギガニの仲間ほか
・セトミドリガイ、クロミドリガイ、セトミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、イソウミウシの仲間、ミドリアマモウミウシ、ミツイラメリウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシほか
・メダカラ、チャイロキヌタ、タカラガイの仲間、ユキミノガイの仲間、オオナガレカンザシ、キンコの仲間、イソギンチャクの仲間ほか
ひ と こ と  潜る時はうすぐもりだったのに上がった時は晴れ、しかも風もなくポカポカと初夏を思わせるような陽気でした。
 GWで辰の口も多いだろうといつもより早めに出ましたが、予想に反して5〜6人しかおらず、こういうことならもっとゆっくり家を出ればよかった。
 今日からレンズを105mmに交換しました。先週ホウボウを見たことだし、もうそろそろおもしろい魚が出てきそうな感じがしたのです。
 北風もおさまったので、灯台一周にしました。水面移動しようとしたら赤潮で、プランクトンと思われる浮遊物がドッサリで、先が見えませんでした。この浮遊物は、深いところでも目立ってました。
 途中はアイゴの群れをあちこちで見た程度でめぼしいものはありませんでした。ウミウシもいつものシロ、アオ、サラサの御三家にミツイラメリ、フジイロが多かった程度でパッとしません。なにより海藻が繁茂して岩の表面が見えないじゃないか!
 結局おもしろかったのは上がる直前、ホンダワラの林のあたりで大きな白っぽいニシキギンポの仲間を見たことと、その近くでヘンな鰓をしたイソウミウシの仲間がいたことかな。
 明日は別のところへ行ってみよ。

2006年4月

30日(日)
天   候 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 12本目
潜水時間 101分 最大水深 19.8m
見たもの ・ニジギンポ、タツノイトコ、メバルyg.、ホウボウ、カサゴ、サツマカサゴ、ボラ、スジハゼ、イソハゼの仲間、ホタテウミヘビ、ネズミゴチ、ネズッポの仲間、ダルマガレイほか
・サラサエビ、イソスジエビ、オドリカクレエビ、ビイドロカクレエビ、アシナガモエビモドキ、モエビの仲間、オイランヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、コシオリエビの仲間、イソカニダマシ、オウギガニの仲間、ミズヒキガニほか
・ウミフクロウ、セトミドリガイ、アメフラシ、ウミナメクジ、ミドリアマモウミウシ、ヒロウミウシ、キヌハダウミウシの仲間、ミヤコウミウシほか
・ボウズコウイカ、スナダコ、マダコ、ホソテンロクケボリガイ、ヒザラガイの仲間、マガキガイ、ヤナギウミエラ、イソギンチャクの仲間、ウミケムシ、ゴカイの仲間ほか
ひ と こ と  土曜に引き続き行ってしまいました。ヒマだったんです。
 前日からすると南西の風が強く、暖かいとは感じられませんでしたので、到着後ただちにセッティングして潜ることにしました。あこがれのミズヒキガニやカスミミノウミウシを見たことから、それに味をしめて今日も砂地に行ってしまいました。といっても砂地のムラサキハナギンチャクまで行ったらそこからUターンして砂地を戻ってくるという、砂地オンリーの設定です。
 けっこう波があったのですが、エントリー後またウミフクロウを見つけました。このテの生きものは、一度見つけると次々に見ることができます。それから砂地を進みましたけれども、前半はイカタコが多かったですね。タツノイトコも戻ってきていました。それから今日はミノ系は見ませんでしたが、キヌハダウミウシの仲間が砂地を這っていました。折り返し点のムラサキハナギンチャクにはオドリカクレエビとビイドロカクレエビが仲良くたたずんでおり、またミズヒキガニもシロガヤを背負ってぼうぜんとしていました。これは2日連続で見られたのでラッキーです。
 それから砂地をのんびり戻りました。岩場ほど生物は多くないですが、明るくて気持ちがいいですね。消波ブロックの外側にたどりついて遊んでいたら、虹色に光る大きなゴカイの仲間がいました。傷ついていたようだけど、魚に襲われたかな。
 港内に入り、アマモ場を覗いてから上がろうとしたら、眼の前にホウボウがいました。あと2〜3枚フィルムが残っているはずだと思っていたところ、なんとENDサインがでていました。ヒロウミウシなんか撮らなければよかった。何てこった。デジカメはいっぱい撮れていいなあ。
29日(土)
天   候 はれ 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 11本目
潜水時間 88分 最大水深 21.6m
見たもの ・メバルyg.、ニジギンポ、フタホシニジギンポ、ヘビギンポ、イソハゼ、ナンヨウミドリハゼ、イソハゼの仲間、イチモンジハゼ、オニハゼ、イシヨウジ、コチ、ネズッポの仲間、サツマカサゴ、マダイ、ハリセンボン、キタマクラほか
・サラサエビ、アシナガモエビモドキ、ムラサキヤドリエビ、テッポウエビの仲間、ヤマトホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、イソカニダマシ、ケブカカニダマシの仲間、ミズヒキガニ、オウギガニの仲間、ケブカガニの仲間ほか
・ブドウガイ、ウミフクロウ、セトミドリガイ、ミドリアマモウミウシ、キンセンウミウシ、ゴマフビロードウミウシ、ミツイラメリウミウシ(白)、シロウミウシ、アオウミウシ、フジイロウミウシ、クリヤイロウミウシ、ダイダイウミウシ、カスミミノウミウシの仲間、ケイウミノウミウシ、アカエラミノウミウシほか
・ヒメイカ、タコの仲間、ゴカイの仲間、ヒラムシの仲間、ナマコの仲間、アカクラゲほか
ひ と こ と  今日は大潮で、かつ潜る頃はいちばん潮が動いている時間帯のようだったので、あまりエネルギーを使わないように、流れに沿ってカキ殻の根に行ってみることにしました。
 エントリーして砂地を探しながら移動していたところ、石の下から小さなウミフクロウを見つけ、さらにはその近くでカスミミノウミウシの仲間が砂に潜ろうとしているところに遭遇しました。図鑑で見る限りは派手ですが、実際はそうでもなく、砂にまぎれてあまり目立ちませんでした。それから間もなく、たぶん海藻に擬態した小さなタコを見ました。
 砂地では、さっきとは別の色合いをしたカスミミノウミウシの仲間、異常に長いゴカイの仲間の後、ミズヒキガニを見ることができました。シロガヤの切れ端を後ろ足で抱えていました。これは見たいものの一つだったので、ほんとうに嬉しかったです。
 カキ殻の根では、春の定番、フジイロウミウシやクリヤイロウミウシが出てきていました。そこから引き返し、浅場ではいろんな色のヒラムシを見て上がりました。
 水温もずいぶん上がってきたようですし、海の中もようやく春真っ盛りといった感じになってきています。
22日(日)
天   候 水   温 18℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 10本目
潜水時間 116分 最大水深 10.9m
見たもの ・ニジギンポ、メバルyg.、カサゴ、オニカサゴ、サツマカサゴ、ハオコゼ、クロダイ、ボラ、キンチャクダイ、スジハゼ、イソハゼの仲間、ネズッポの仲間ほか
・サラサエビ、イソスジエビ、スジエビモドキ、アシナガモエビモドキ、ヤマトホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、イソカニダマシの仲間、オウギガニの仲間、ゼブラガニ、ムラサキゴカクガニ、ワレカラの仲間ほか
・セトミドリガイ、コノハミドリガイ、クロミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、クロヘリアメフラシ、ウミナメクジ、オオアリモウミウシ、ミドリアマモウミウシ、ゴマフビロードウミウシ、アオウミウシ、ホクヨウウミウシの仲間、ミノウミウシの仲間ほか
・マダコ、メダカラ、タカラガイの仲間、ユキミノガイの仲間、ヒザラガイの仲間、イソギンチャクの仲間、ホヤの仲間ほか
ひ と こ と  何やら忙しく、かつ体調不良のためほぼ2週間も海に行けなかったので、頭の中に詰まっている海水が残り少なくなって、赤いランプが点滅しだしたため、朝から雨でしたが、潜りに行くことにしました。今日のコースは灯台直下の浅場一周と帰りがけの港内ウロウロです。
 エントリーし、何気なく石をめくったら近頃目につく黒光りしたイソカニダマシの仲間がいたので2枚ぐらい撮り、砂地ではオオアリモウミウシがウジャウジャ、ミルにはミドリアマモウミウシやミドリガイの仲間がたくさんで、まあこの時期の光景といったところです。オーバーハングの下には、でかいコロダイとお腹の大きなオニカサゴがいました。今日は全体的に浅場でオニカサゴが目についたけど、産卵のシーズンでしょうか。その手前の大きな岩についていたヒメギンポは、見ることができませんでした。どっかに行ったかな?
 浅場では、ふだん通らない浅い岩場を流してみましたが、ホンダワラをはじめとする海藻が生い茂っていて、よく海底が見えませんでした。
 そこから港の入り口へ向かい砂地を移動している途中で小石をめくったところ、ヘンなウミウシが張り付いていました。身体の両側に枝上の突起があり、ホクヨウウミウシの仲間かなと思いました(上にもそのように書いています)が、触角や鰓が違ってたような気がします。ひょっとしたらエダウミウシの仲間かもしれません。現像があがるのを待って確認します。
 港内にいるハオコゼのお腹が大きくなっており、アマモ場ではメバルのこどもが群れで泳ぎ回っていました。水温も上がってきたし、海の中も春がやってきました。
 上がったら冬のように寒く、また2時間ほど海の中にいたせいで、手の指は真っ白になっていました。
9日(日)
天   候 くもり 水   温 16℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 9本目
潜水時間 90分 最大水深 13.1m
見たもの ・ニジギンポ、ヘビギンポ、ヒメギンポ、イシヨウジ、イソハゼ、イソハゼの仲間、オニハゼ、ネズッポの仲間、サツマカサゴ、ハオコゼ、ミノカサゴ、マトウダイ、ハタの仲間、マダイ、メジナほか
・サラサエビ、アシナガモエビモドキ、ムラサキヤドリエビ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、イソカニダマシの仲間、オウギガニの仲間ほか
・カラスキセワタガイ、ウミフクロウ、クロミドリガイ、セトミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、ミドリガイの仲間、フレリトゲアメフラシ、ミドリアマモウミウシ、オオアリモウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・スナダコ、ボウズコウイカ、タカラガイの仲間、オオナガレカンザシ、ゴカイの仲間、ナマコの仲間、イワホリイソギンチャクの仲間ほか
ひ と こ と  2週間ぶりのダイビング。精神的に不安定な状態なので、たぶん小さいのは見つけられないだろうと潜る前から半ばあきらめていました。
 ぼちぼちオオアリモウミウシも出てきているだろうと思い立ち寄ってみたら、案のじょうウジャウジャいました。そこから灯台一周をしましたけれども、途中から流れが出てきて、ウミウシは引っ込んだみたいです。結局流れが出てきた後見たウミウシでは、ウミフクロウとミルについているゴクラクミドリガイ系ぐらいだったでしょうか。
 その代わりにといってはなんですが、マトウダイの大きいのや初めて見るハタの仲間などに出会えました。もっともハタの仲間は、写真を撮ろうとしたら逃げてしまったので、次がんばります。
 最後は港内のアマモ場に何かいないか探してみましたっけれども、めぼしいものは見つけられず、寒くて頭が痛くなってきたのでとっとと上がりました。
 魚の種類も増えてきたので、これに対応したレンズをつけるべきか、それともあと少しウミウシ狙いでいくか、思案のしどころです。間違えれば元も子もないからね。

2006年3月

26日(日)
天   候 雨→はれ 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 8本目
潜水時間 74分 最大水深 17.6m
見たもの ・キビナゴ、ニジギンポ、カサゴ、サツマカサゴ、ベラの仲間、イソハゼの仲間、メジナほか
・サラサエビ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、ナカソネカニダマシ、ゼブラガニ、イソガニの仲間、ワレカラの仲間ほか
・カラスキセワタ、セトミドリガイ、コノハミドリガイ、クロミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、ゴクラクミドリガイの仲間、フレリトゲアメフラシ、ウミナメクジ、ミドリアマモウミウシ、シロイバラウミウシ、ミツイラメリウミウシ、ゴマフビロードウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、セスジミノウミウシ、スミゾメミノウミウシ、コマユミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・イカの仲間、タカラガイの仲間、イソギンチャクの仲間、ビロードトゲトサカ、ウミトサカの仲間、アマモほか
ひ と こ と  午後から晴れるという予報を信じて、時間をずらして行ってみることにしました。予報どおり現地に着くころには空は穏やかに晴れ、波もなく、いいコンディションになりました。今日の天気予報はエライ!
 フクロノリもぼちぼちハゲかかっているので、今のうちにその上にいるウミウシを見ておかなければと思い、また灯台一周です。もっとも、昨日とはちょっとコースをずらし、飽きがこないようにしました。
 エントリーし、フクロノリの上をゆっくりと流しましたけれども、フクロノリ自体が少なくなっているのとワカメなど他の海藻が繁茂してきているのとで、ウミウシの仲間は以前より少なくなっているようでした。それでも何種類かは見ることができましたが。それよりもミルの上にいるミドリガイやハダカモウミウシの仲間が目立ってきています。
 割れ岩の付近では、セスジミノウミウシがたくさん集まって繁殖活動をしているところでした。今年はスミゾメミノウミウシが少ないみたい。シロイバラウミウシも2匹で今にも交接しそうな感じでした。なおジンドウイカの仲間が砂地に横たわって逃げなかったけど、何をしていたんだろう?
 それから、上げ潮に流されるようにしてアンカーの根に渡りましたが、その途中、ビロードトゲトサカにナカソネカニダマシが隠れていました。カニダマシの仲間では、これが一番可憐な感じがして好きです。
 あとは港まで砂地を進むことにしましたが、この時期の定番のひとつ、カラスキセワタが2匹砂地を這っていました。一匹はけっこう大きかったです。
 港の中、アマモ場でコシマガリモエビなどがいないか探してみましたが見つけることができず、見るのはウミナメクジだけでした。その辺りで、派手めのイソガニの仲間を撮ったらフィルムが切れたので、そのままイグジットしました。来週は行けるかどうかわからないので、今日行ってよかったかも。
25日(土)
天   候 はれ 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 7本目
潜水時間 89分 最大水深 14.9m
見たもの ・ニジギンポ、フタホシニジギンポ、ヘビギンポ、ヒメギンポ、イシヨウジ、カサゴ、オニカサゴ、オニオコゼ、ミノカサゴ、ハナミノカサゴ、メジナほか
・イソスジエビ、モエビの仲間、テッポウエビの仲間、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、コシオリエビの仲間、イソカニダマシの仲間、スナモグリ、クモガニの仲間、ケブカアワツブガニ、オウギガニの仲間ほか
・クロミドリガイ、セトミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、コノハミドリガイ、ミドリガイの仲間、ミドリアマモウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、ヒロウミウシ、ゴマフビロードウミウシ、フジエラミノウミウシ、ミノウミウシの仲間
・メダカラ、タカラガイの仲間、オオナガレカンザシ、ゴカイの仲間、サンショウウニの仲間、ナマコの仲間ほか
ひ と こ と  久しぶりの晴れ。アンカーの根の手前にセミホウボウがいるとの情報が入ってきましたが、今が旬のウミウシ探索のため、灯台一周にしました。
 砂地に生えてきているミルを覗くと、必ずといっていいほどミドリガイの仲間がついています。まだ小さいですが、元気そうです。オオアリモウミウシを探しに行きましたけれども、芝生のような海藻がまだ生えそろっていないので、時期的にもうちょっとかな。定番のヒメギンポは、今日は一尾だけでした。しかし、もう写真は撮りません。充分です。その魚がいる付近の大きな岩の上に生えているフクロノリに、フジエラミノウミウシがいました。以前見たのは小さくて何がなんだかわからなかったのですが、今回は大きかったので、色や模様がはっきり分かりました。きれいだったです。
 その後は流れが出てきたせいか、ウミウシの姿がめっきり減ってしまい、しかたがないので浅場に期待して途中はそのまま流すことにしました。
 浅場で石をめくって遊んでいたら、ずんぐりとしたモエビの仲間がいたので写真を撮っておきました。また、繁殖期なのか赤い色をしたスナモグリもいたので、これもフィルムに収めました。赤いスナモグリはきれいです。この時期は捕食者(魚)も少ないので、比較的周囲に気を配らずに撮影することができて楽ですね。
19日(日)
天   候 はれ/くもり 水   温 14℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 6本目
潜水時間 84分 最大水深 21.0m
見たもの ・キビナゴ、イワシの仲間、ニジギンポ、カサゴ、サツマカサゴ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、イサキ、クロダイ、ニザダイの仲間ほか
・サラサエビ、ヤドカリの仲間、コシオリエビ、ゼブラガニ、ワレカラの仲間、端脚類の仲間ほか
・ウミナメクジ、コノハミドリガイ、ゴクラクミドリガイの仲間、ゴマフビロードウミウシ、イバラウミウシの仲間、ミツイラメリウミウシ、キンセンウミウシ、アオウミウシ、ヒメマダラウミウシ、キイロイボウミウシ、コイボウミウシ、セスジミノウミウシ、コマユミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・ハツユキダカラ、タカラガイの仲間、カイウミヒドラ、イソギンチャクの仲間、ウミトサカの仲間、ツバサゴカイ、ウミケムシ、アマモほか
ひ と こ と  空は穏やかに晴れていましたが、風は強く、海は演歌の世界。
 ということで、ウミウシ集中攻撃の人には気の毒でしたが、灯台一周をあきらめてアンカーの根へ。
 昨晩は専門家の方にエビのことなどいろいろ教えていただいたので、浅場でテッポウエビを探そうかとも思いましたが、それは帰りがけの楽しみとし、とりあえず先を急ぐことにしました。もっとも「急ぐ」といっても「這う」ようなもんですが(笑)。
 水産高の旗がある岩の先の砂地に生えているノリみたいな藻類にキンセンウミウシの小さいのがいました。アンカーの根に着いてすぐ、色のついたミノウミウシの仲間がいたので何カットか写真を撮っておきました。1枚ぐらいはちゃんと写ってるでしょう。それから根のトップ付近を沖に向けて移動しましたが、コマユミノウミウシやアオウミウシ、ゴマフビロードウミウシが多かったですね。特にゴマフビロードはエッチしてるところまで見せられてしまいました。
 もっと沖まで行ってみるつもりだったのですが、耳が抜けなくなったため、途中で引き返すことにしました。方向転換しようとしたところ、突然イワシの群れがドーッとやってきて、それを追いかけるようにメジナやボラ、でかいイサキの群れがガーッと通り過ぎ、しばらく見とれておりました。透明度がよかったら絵になっていたんですけどね。戻る途中にはセスジミノウミウシやイバラウミウシの仲間、それからヒメマダラウミウシなどを見ながら、港内に回りこみました。アマモが成長しています。モエビの仲間は見つけられず、ウミナメクジがいました。けれども体が浮いてしまい、写真を撮ることができませんでした。まあ今から何回もチャンスはあるでしょうから、ボチボチやります。しかし今年はアマモが多いみたいなので、これからが楽しみです。
 エアが少し残っていたので、アマモのあたりの泥っぽいところでテッポウエビの仲間を探してみましたが、見つけられませんでした。これも再チャレンジしなければなりません。しかし今日は寒かった。
12日(日)
天   候 くもり 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 5本目
潜水時間 61分 最大水深 25.9m
見たもの ・ニジギンポ、フタホシニジギンポ、タマガシラの仲間、スズメダイ、クマノミ、キビナゴ、カサゴ、サツマカサゴ、ミノカサゴ、メジナほか
・イソスジエビ、ビイドロカクレエビ、オドリカクレエビ、アオヒゲヒラホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、イソカニダマシの仲間、カニの仲間ほか
・ミドリガイの仲間、タツナミガイ、イバラウミウシ、ミツイラメリウミウシ、サラサウミウシ、アオウミウシ、イガグリウミウシ、イロウミウシの仲間、ミノウミウシの仲間
・タカラガイの仲間、ヒザラガイの仲間、ムラサキハナギンチャク、ヤナギウミエラ、ヤナギウミエラの仲間、オオナガレカンザシほか
ひ と こ と  夜半からの雨はあがっていましたが、空はどんよりとして、北風も強く、冬に逆戻りしたような寒さでした。
 これまで灯台一周ばかりだったため、今日こそはカキ殻に行ってみました。北からの風波が強く、西側からしか入れなかったこともありますが。
 エントリーしたところでイバラウミウシを見ました。クロイバラウミウシと比べるとずっと地味ですが、ちょっと上品な感じがしてわりと好きです。波に体を揺すられながら何とかカメラにおさめましたが、ちゃんと写っているかどうか。このテのウミウシは、一年に一回しか会えないことが多いので、多少条件が悪くてもチャンスを逃すことはできません。
 砂地ではスナイソギンチャクを見ることはできませんでしたが、ムラサキハナギンチャクの大きいものが数個体いました。そこにはビイドロカクレエビとオドリカクレエビが寄り添っていました。いずれも小さなヤツでしたね。彼らのダンスも寒いせいか元気がなかったです。それから今日は暗かったためか、ヤナギウミエラの仲間をいくつか見ました。中でも50cmぐらいある大きなヤツははじめて見ました。カキ殻のところでは、イロウミウシの仲間をいくつか見ました。しかし数的にいえば、最盛期まではもうちょっと、といった感じです。まだしばらくはミノ系やイバラ系のシーズンかな。
11日(土)
天   候 うすぐもり 水   温 15℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 4本目
潜水時間 97分 最大水深 17.0m
見たもの ・キビナゴ、イシヨウジ、イソカサゴ、イソハゼの仲間、ヒメギンポ、ヘビギンポ、イラ、コロダイ、タイ、ニジギンポ、フタホシニジギンポほか
・サラサエビ、ムラサキヤドリエビ、ホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、カニダマシの仲間、ワレカラの仲間、端脚類の仲間ほか
・フレリトゲアメフラシ、ゴクラクミドリガイの仲間、ゴマフビロードウミウシ、クロイバラウミウシ、ヒロウミウシ、ミツイラメリウミウシ、キヌハダウミウシ、アオウミウシ、キイロウミウシ、ハナオトメウミウシ、オトメウミウシの仲間、ヒイラギウミウシ、シロミノウミウシ、セスジミノウミウシ、スミゾメミノウミウシ、コマユミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・コウイカの仲間、タカラガイの仲間、カイウミヒドラ、イソギンチャクの仲間ほか
ひ と こ と  気温はそんなに高くなかったけれど、庭の桃のつぼみもようやくふくらみ、わりとおだやかな春といった感じの朝で、「今日はどんなウミウシが見れるだろうか」と張り切って家を出ました。
 また灯台一周することにしました。やはりウミウシ探しがおもしろくて(笑)。
 エントリーしてしばらくはクロイバラやコマユミノなどおなじみのウミウシが多かったので、基本的に1個体につき1カットとフィルムの節約に努めましたけれども、小さなオトメウミウシの仲間ははじめて見るものだったので、5カットも使ってしまいました。それから白い大きなワレカラの仲間(体つきがくっきりとしていた)やシャコを寸詰まりにしたような端脚類の仲間、歩脚が長い小さなヤドカリなどが印象に残っています。ウミウシですが、セスジミノも大きなのがいたし、スミゾメミノはお決まりの場所で卵を産んでいました。あとゴマフビロードやヒロ、アオなどもいましたが、フィルムが残り少なかったので撮影は遠慮させていただきました(笑)。なお砂地ではカーペットのような海藻がちらほら出てきていたので、オオアリモウミウシやキセワタガイの仲間が出てきていないか注意して探しましたけれども、フレリトゲアメフラシの小さいのがいただけでした。でもこれもはじめてフィルムに記録したから、まあいいか。
5日(日)
天   候 うすぐもり 水   温 16℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 3本目
潜水時間 98分 最大水深 10.3m
見たもの ・ヒメギンポ、ニジギンポ、フタホシニジギンポ、イシヨウジ、スズメダイ、クマノミ、キビナゴ、カサゴ、ミノカサゴ、クロダイ、メジナほか
・サラサエビ、アシナガモエビモドキ、ヤドカリの仲間、イソカニダマシの仲間、カニの仲間ほか
・ミドリガイの仲間、ミドリアメフラシ、イバラウミウシの仲間、ミツイラメリウミウシ、シラヒメウミウシ、ヒメマダラウミウシ、ミヤコウミウシ、スギノハウミウシの仲間、イロミノウミウシ、コマユミノウミウシ、シロミノウミウシほかミノウミウシの仲間たくさん
・アオリイカ、タカラガイの仲間、ノコギリウニ、ゴカイの仲間ほか
ひ と こ と  先週は灯台一周ばかりだったため、今日はカキ殻に行ってみようかと思ったら、南西からの風波があったので、また灯台一周フクロノリ沿いを流すことにしました。
 エントリーしてすぐ、フクロノリの上をスギノハウミウシの仲間が歩いていました。名前はよくわかりません。それから動くか動かないかのスピードで移動しつつ、ちいさなミノウミウシの仲間を見つけました。今のシーズンは、いろんなミノウミウシの仲間がうようよしているのですが、何しろ小さくて水中はおろか写真での識別がむつかしいです。印象に残っているのは細長く、ミノの数が少ないヤツです。ちゃんと写ってればいいけど。
 途中、先週土曜日と同じところで、あのヒメギンポがいました。今回は少し余裕があったので、ペアのかたわれがいないか周囲を見わたして見ましたが、結局いませんでした。色気づいて彼女or彼を募集だったのかもね。
 コース1/2でエアの3/5を使ってしまったので、あとは浅場を移動しましたが、大きなアオリイカが根の上に横たわっていました。生きてはいるようでしたが、かなり弱っているらしく、もう動く力は残っていないようでした。
 上がる直前にはイロミノウミウシが交接中のところを目撃し、波に揺られながら一応写真を撮りましたが、写ってるかどうか。

2006年2月

26日(日)
天   候 くもりのちはれ 水   温 16℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 2本目
潜水時間 94分 最大水深 17.0m
見たもの ・キビナゴ、サツマカサゴ、ハオコゼ、イソハゼの仲間、ニジギンポ、フタホシニジギンポほか
・サラサエビ、ムラサキヤドリエビ、ビシャモンエビ、ホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、コシオリエビの仲間、カニダマシの仲間、オウギガニの仲間ほか
・シロウミウシ、アオウミウシ、キイロウミウシ、イロウミウシの仲間、コマユミノウミウシ、ミノウミウシの仲間、よくわからないウミウシの仲間ほか
・メダカラ、タカラガイの仲間、ヒラムシの仲間ほか
ひ と こ と  夜に降っていた雨は止んでいたけれど、ひょっとしたら降るんじゃないかと思えるほどの曇り空の下、前日に引き灯台一周をしてみました。
 エントリーし、以前オオアリモウミウシを見たところに寄ってみましたが、まだのようです。カーペットのような海藻が生えてくるまで待たないといけないのかもね。うねっていたせいか、前日と違いフクロノリの上にはあまりウミウシが出てきていませんでした。しかし探せばそれなりにいるもので、今日もいろんなウミウシを見ることができました。ただ、一部のウミウシ(上に名前を書いているもの)を除いては、これまでに見たことがあるのか初物なのか、写真を見てみないことには何とも言えません。何しろ小さくて・・・。
 そのほかには思いがけずビシャモンエビがいました。大きかったのでメスじゃないかと思い、オス(つまり小さいの)を探してみたんだけど見つけられませんでした。
 ネポプレーンタイプのドライは、思ったより快適で、移動する際もさほど抵抗はないし、足首にも排気バルブがついているので水中の姿勢もあまり制限がないようです。あまり無茶はできないでしょうが。
25日(土)
天   候 うすぐもり 水   温 16℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 1本目
潜水時間 94分 最大水深 9.7m
見たもの ・ヒメギンポ、スズメダイ、クマノミ、キビナゴ、イソハゼ、カサゴ、ハナミノカサゴ、ミノカサゴ、オニカサゴ、タイ、クロダイ、ヒラメほか
・エビかアミの仲間、サラサエビ、ホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、イシダタミヤドカリ、カニダマシの仲間、ベニツケガニの仲間、オウギガニの仲間ほか
・コノハミドリガイ、アリモウミウシ、アメフラシの仲間、クロイバラウミウシ、イバラウミウシの仲間、サラサウミウシ、シラヒメウミウシ、コマユミノウミウシ、ユビワミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・マダコ、イカの仲間、ユキミノガイの仲間、タカラガイの仲間、ヒザラガイの仲間ほか
ひ と こ と  ほぼ3か月ぶりのダイビング。冬眠していたら何を持っていけばいいかわからないようになってしまい、朝からそこら辺にあるものをとりあえず詰め込んで出かけました。いらないものをたくさん持っていったけど、右手のグローブ以外は忘れものはなかったし、まあ合格点でしょう。
 また今日はネオプレーンタイプのドライの進水式を兼ねていたので、姿勢制御がうまくいくか不安がありましたけれども、案ずるより産むが易しでしたね。比較的動きやすかったし、何より浸水せずによかった。
 背中のファスナーにやや戸惑いつつ灯台一周コース。エントリーしてクラゲの多さに驚きましたが、まあこの時期はしかたないと何となくクラゲを眺めていたら、動くものがあります。透明なエビかアミの仲間がクラゲについていました。ピントが合ったかどうかわかりませんけれども2枚ぐらい写し、フクロノリ沿いに移動しました。
 フクロノリの上はちいさなウミウシがどっさり。かろうじてクロイバラウミウシやアリモウミウシ、クロイバラウミウシ、サラサウミウシ、シラヒメウミウシ、コマユミノウミウシ、ユビワミノウミウシはわかりましたけれども、あとはとりあえず写すだけです(笑)。初見のやつがどれくらいあるか、それよりもまずピントが合っているのがいくつあるか、現像後の楽しみです。
 そのほかは、フクロノリにちいさなイカの仲間がくっついていました。ヒメイカみたいな感じだけどちょっと違うみたい。それから婚姻色をしたヒメギンポ(たぶん)も初見でした。予想よりもデカかったのでびっくりでした。
 なにより透明度がよく、気持ちよく潜れました。

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