2006年12月

16日(土)
天   候 くもり 水   温 20℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 61本目
潜水時間 85分 最大水深 24.4m
見たもの ・ホタテウミヘビ、オニカサゴ、ハオコゼ、マダイ、クロイシモチ、ハタタテダイ、オキナワベニハゼ、イチモンジハゼ、ササハゼ、イソハゼの仲間、ネズッポの仲間ダルマガレイ、ヒラメ、アカエイほか
・イソスジエビ、オドリカクレエビ、ウミカラマツエビ、テッポウエビの仲間、イソヨコバサミ、コマチコシオリエビ、コシオリエビの仲間、ホンヤドカリ、イクビホンヤドカリ、アケウス、イボイソバナガニ、ツノガニの仲間、ベニイシガニ、オウギガニの仲間、オキナガニほか
・アマクサアメフラシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、アオウミウシ、シラヒメウミウシほか
・メダカラ、タカラガイの仲間、ヒラムシの仲間、クモヒトデの仲間、イトマキヒトデの仲間、ヤナギウミエラほか
ひ と こ と  昨年までこの時期は一年で最も忙しかったので、潜ったことがありません。したがって海の中がどのようになっていて、どんな生きものがいるのかさっぱりわかりません。けれど、とりあえずカメラのレンズは50mmに替えてみました。
 またフードをかぶってみました。きゅうくつで、頭が太ったのかと思いましたね。しかしグローブはまだつけなくてもだいじょうぶなようです。指先の感覚が鈍ってしまうのであまり好きじゃないんだよね。
 港内からカキ殻の根に向かいました。水面移動中に見たはぐれイワシは、心なしか弱っているようです。砂地は静かで、いい感じです。生きものは全般的に少ないみたい。砂地のスロープを下りていったら、まだ小さいですがハナギンチャクの仲間がいました。これが大きくなってビイドロカクレエビが戻ってきてくれればと思います。カキ殻の根の手前のこぼれ根にあるムチカラマツには、イボイソバナガニのメスがついていました。ちょっと前まではムチカラマツエビがいっぱいついていたんだけど、選手交代したようです。カキ殻の根では、春の定番イロウミウシ(シロ、アオ、サラサ)の小さいのがチラホラといったところで、もうちょっとかかるかな。タイの大きなのが2尾、小魚をゆっくり追っていました。そこから西口方向に戻りました。旗岩付近では小さいベラの仲間が群れてます。浅場で石をひっくり返してしばらく遊んだのですが、見慣れたヤツばっかりで、そうこうしてる間にカメラのバッテリーが切れてしまったので上がりました。

2006年11月

25日(土)
天   候 はれ 水   温 21℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 60本目
潜水時間 100分ぐらい 最大水深 15mぐらい
見たもの ・イシヨウジ、サツマカサゴ、セレベスゴチ、ロクセンスズメダイ、オヤビッチャ、ミツボシクロスズメダイ、チョウチョウウオ、トノサマダイ、ゲンロクダイ、シマギンポ、ネズッポの仲間、ヘビギンポ、イソハゼの仲間、クロホシフエダイ、コロダイ、マダイ、クロダイ、イシダイ、ニザダイの仲間ほか
・イソスジエビ、イソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、ホンカクレエビ属の仲間、テッポウエビの仲間、トゲトケツノヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、ホンヤドカリの仲間、トゲカニダマシ、オウギガニ、ケブカアワツブガニ、スベスベマンジュウガニ、ベニイシガニ、ヒメサンゴガニの仲間ほか
・コノハミドリガイ、オカダウミウシ、キヌハダウミウシの仲間、キイロウミウシ、イロミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか
・メダカラ、タカラガイの仲間、ユキミノガイの仲間、ヒラムシの仲間、ナマコの仲間ほか
ひ と こ と  昨日までの天気と打って変わった穏やかな陽気のもと、穏やかな気分で家を出ました。長崎港にはサファイア・プリンセスも寄港していましたよ。でかかった。こんな天気ばかりなら船旅もいいね。
 初ドライのバディがいたので、その練習を兼ねて浅めの灯台一周にしました。初ドライがなかなか沈まないので、BCのポケットに大量の石を入れてやり、ようやっと沈めました。結局上がってくるまでこのことに気づかなかったようで「どうりで重かった」とのことでした(爆)。海の中は透明度がよく、寒くもなく、けっこう快適でした。しかし途中で初ドライがフラフラとどっかへ行ってしまったのでワリとまじめに探したところ、灯台の岩にしがみついてました。しかたないので救出し、そこからずっと浅場を移動したのですが、ごく小さな白いウミウシが石の上を「ノッシノッシ」という感じで歩いていました。シロミノウミウシかもしれませんが、小さすぎて触角の形が分かりませんでした。西口のイバラカンザシがたくさんいる付近でニザダイの仲間を見ました。はっきりとした青と黄色の斜め模様だったので、ニジハギと思いもするのですが、ガセネタを流すとうるさいので「ニザダイの仲間」にしときます。あとは黄色いナマコとかイロミノウミウシ(たぶん)などの写真を撮っていたらフィルムが終わったので、上がることにしました。寒くなかったのでもうちょっと遊んでいたかったのですが。
 わりと気分のよいダイビングだったので、予定を変更して次の日も潜りたかったところですが、そこはオトナです。グッとがまんしました。
19日(日)
天   候 くもり 水   温 21℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 59本目
潜水時間 74分 最大水深 25.6m
見たもの ・ホタテウミヘビ、ノコギリヨウジ、イシヨウジ、サツマカサゴ、オニカサゴ、フサカサゴの仲間、マゴチ、マダイ、クロダイ、コロダイ、ハタタテダイ、クロイシモチ、オキナワハゼ、オキナワベニハゼ、ササハゼ、イソハゼの仲間、ネズッポの仲間、キヘリモンガラ、ウシノシタの仲間、ダルマガレイ、セイテンビラメほか
・イソスジエビ、スジエビモドキ、ムチカラマツエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、テッポウエビの仲間、イソヨコバサミ、ケブカヒメヨコバサミ、ホンヤドカリ、イクビホンヤドカリ、コシオリエビの仲間、トゲカニダマシ、コブシガニの仲間、ヒシガニの仲間、ベニイシガニ、ウスハオウギガニ、オウギガニ、サンゴガニほか
・コノハミドリガイ、オカダウミウシ、ドーリス科の一種、シロウミウシ、キイロウミウシほか
・メダカラ、タルダカラ、タカラガイの仲間、ユキミノガイの仲間、ヒラムシの仲間、ユムシ、ヒモムシの仲間、クモヒトデの仲間、イトマキヒトデの仲間ほか
ひ と こ と  曇ってはいましたが、暖かく、かつドライ2回目なので、少なくとも前日よりは快適なダイビングができそうです。
 砂地からカキ殻の根に向かいます。昨日の経験からウェイトを1kg増やしたら、姿勢が安定しました。砂地からはホタテウミヘビがたくさん顔をのぞかせています。またベラの小さいのが目立ちます。しかし深場ではムラサキハナギンチャクの姿が見えません。早くもどってきてくれればいいけど。途中小さな岩についた数本のムチカラマツのひとつに、ムチカラマツエビが10匹ぐらい「前へならい」をしていました。すべて小さいやつでしたが、こんなにたくさんついているところは初めて見ました。カキ殻の根では、オキナワハゼの仲間がいました。秋になれば目につくようになります。途中の砂地では、まだ子どもらしいフサカサゴの仲間がいました。それからシマキッカイソギンチャクの下に、コブシガニの仲間とヒシガニの仲間がいました。今日のところはヒシガニの仲間だけで写真撮影を許してやりました。次はコブシガニです。浅場では久々にオカダウミウシがいました。褐色がかったのと真っ白の2個体でした。やはり海の中も秋が深まってきた感じです。
18日(土)
天   候 水   温 21℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 58本目
潜水時間 58分 最大水深 20.4m
見たもの ・ノコギリヨウジ、サツマカサゴ、セレベスゴチ、コチ、オヤビッチャ、チョウチョウウオ、ゲンロクダイ、ギンポ、シマギンポ、ニラミギンポ、ネズッポの仲間、オキナワベニハゼ、コクテンベンケイハゼ、ササハゼ、イソハゼの仲間、コロダイ、マダイ、クロダイ、イシダイ、カマスの子ども、ヒラメほか
・イソスジエビ、スジエビモドキ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、テッポウエビの仲間、ツノヤドカリの仲間、トゲカニダマシ、イソカニダマシ、ツノガニの仲間、ゼブラガニ、オウギガニ、キモガニ、ベニイシガニ、サンゴガニほか
・コノハミドリガイ、ドーリス科の一種、キヌハダウミウシ、キイロウミウシ、サラサウミウシほか
・イカかタコの仲間、メダカラ、タカラガイの仲間、ユキミノガイの仲間、ヒラムシの仲間、ナマコの仲間ほか
ひ と こ と  雨の朝、どうしようか迷いましたが、ドライなので「まあいいや」と思い行くことにしました。
 ドライの練習を兼ねてアンカーの根へ。慣れないアンクルウェイトが重く、陸上移動する際足が上がらずにこけそうになりました。
 思ったよりスムーズにエントリーできましたけれども、やっぱり水中での自由度はウェットにくらべて限られます。旗岩の付近から進行方向に向かって弱い流れがあり、それに身をまかせたら、楽に移動できました。イワシの仲間の稚魚が戻ってきているので、それを狙ってタイなども集まっています。もうすこししたらブリなんかもやってくるかもね。それからサラサウミウシの小さいやつがいました。ぼちぼちウミウシシーズンの始まりですね。
 帰りは当たり前ですが向かい潮になり、けっこうきつかったです。まあそれでもエアは充分にあるので、適当に寄り道をしつつ戻ることにします。砂地のミドリイシのがれきをひっくり返したら、キヌハダウミウシがいました。久しぶりだったので2〜3カット撮ります。そこから旗岩付近まで来たら、小石にダルマオコゼが寄り添っていたので、一枚撮っておこうと近づいたところ、そのそばで小さいのが動きました。そのあたりをじっと見つめていたら、その小さいのは泳ぎだし、ミニラのように小さな墨まで吐きました。どうやらイカかタコの仲間のようです。かわいらしかったので、砂地に着底したところを見定めて、何カットも写してしまいました。あとは適当に浅場で時間つぶしをし、上がりました。冷たい雨に打たれ、駐車場まで戻る間にすっかり冷え切ってしまいました。
11日(土)
天   候 雨/くもり 水   温 23℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 57本目
潜水時間 111分 最大水深 9.4m
見たもの ・ノコギリヨウジ、イシヨウジ、マダイ、クロダイ、コロダイ、オヤビッチャ、ミツボシクロスズメダイ、チョウチョウウオ、トノサマダイ、マダラギンポ、シマギンポ、ニラミギンポ、イソギンポの仲間、カスリハゼ、スジハゼ、イソハゼ、アカイソハゼ、ナンヨウミドリハゼほか
・イソスジエビ、スジエビモドキ、テナガカクレエビ、テッポウエビの仲間、ツノヤドカリ属の一種、ケブカヒメヨコバサミ、ホンヤドカリ、イクビホンヤドカリ、ユビナガホンヤドカリ、アカシマホンヤドカリ、コシオリエビの仲間、イソカニダマシ、ベニイシガニ、ウスハオウギガニ、オキナガニ、サンゴガニほか
・タツナミガイ、コノハミドリガイ、クモガタウミウシ、ドーリス科の一種、コイボウミウシ、シロハナガサウミウシ
・メダカラ、タカラガイの仲間、ユキミノガイの仲間、ウグイスガイの仲間、ナマコの仲間、アカクモヒトデ、イトマキヒトデの仲間ほか
ひ と こ と  夜中立て続けに落雷し、このぶんでは無理だろうと考えていたところ、朝には天気が持ち直したので辰の口に向かいました。その途中で晴れてきたのでちょっと安心しましたが、ラーメンを食うために寄り道してから辰の口についたら伊王島の向こう側(たぶん海)に稲光が見えたと思ったらみるみるうちに雲がやってきて、激しい風雨になりました。そんなに長く続くとは思えなかったのでしばらく車中で待機し、おさまってから海に入ることにしました。
 陸上の天気はおさまっても海の中は荒れたままです。西口からEN、EXすることとし、なるべくエアを残して戻り、浅場で石をひっくり返して遊ぼうと思っていたのですが、それどころではないようです。しかし、潜ることはできたのでとりあえずアンカーの根に向かおうとして旗岩まできたところ、バディが耳抜きできないといって騒ぐので、しかたなく灯台に沿って進むことにしました。そこらあたりの手ごろな石をひっくり返しながら進んだのですが、波で身体がゆられ酔いそうになったので、ミドリイシの群落付近でUターンし、西口まで灯台に沿ってゆっくり戻りました。途中ひっくり返した石の裏に見慣れないウミウシがいたので写真を撮ろうとしてたらその石を元に戻されたり、初めて見るイソギンポの仲間(たぶん)を撮ろうとカメラを構えていたらその周辺を泳ぎ回って砂を巻き上げてくれたりとことごとくバディに邪魔され、むっとしたのでそれとなくフィンでケリを入れたりしました。上がろうと思い残圧計を見たらまだ100以上残っていたので、そこからさらに港口に周り、その内側から上がりました。身体のシンから寒かったです。
4日(土)
天   候 はれ 水   温 23℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 55、56本目
潜水時間 @96分A71分 最大水深 @17.0mA21.9m
見たもの ・ホソウミヤッコ、サツマカサゴ、セレベスゴチ、コチ、コチの仲間、ミツボシクロスズメダイ、オヤビッチャ、スズメダイの仲間、チョウチョウウオ、トノサマダイ、ハタタテダイ、シマギンポ、ニラミギンポ、ヤマドリ、ネズッポの仲間、ササハゼ、イトヒキハゼ、スジハゼ、ガラスハゼ、オキナワベニハゼ、ウミショウブハゼの仲間、イソハゼの仲間、コロダイ、マダイ、クロダイ、イシダイ、ホタテウミヘビほか
・イソギンチャクエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、ヒトデヤドリエビ、テッポウエビの仲間、イトヒキヤドカリ、テナガツノヤドカリ、ヤドカリの仲間、ウミエラカニダマシ、ケブカカニダマシの仲間、イソカニダマシ、カニダマシの仲間、ワタクズガニの仲間、ゼブラガニ、オウギガニ、トガリヒヅメガニ、ウスハオウギガニ、ケブカアワツブガニ、キモガニ、オキナガニ、マルガザミ、アカイシガニ、イシガニの仲間、シャコの仲間ほか
・コノハミドリガイ、ミツイラメリウミウシ(白)、キイロウミウシ、シロハナガサウミウシほか
・マダコ、アオリイカ、トラフケボリダカラ、メダカラ、タカラガイの仲間、ユキミノガイの仲間、ヒオウギガイ、ナマコの仲間、ヤナギウミエラほか
ひ と こ と  天気予報では雷雲が発生するとかいっておどしてましたが、雲ひとつないいい天気でした。
 今日こそ2本です。1本目は昨日に続き灯台一周。耳抜きは早めに、かつこまめに行うようにします。潮が流れているせいか、砂地でも透明度はよくありません。オーバーハングには大きなイラがいて、歯をむき出しにしていたので、噛みつかれてはたいへんと早々に退散します。割れ岩付近で見かけないブダイの仲間がいましたが、それは捨て置いてお花畑に向かいます。相変わらず定位置にアカホシカクレエビの姿は見えません。砂地に上がり、タイヤのところでヤマドリの小さいのがいました。そこからは砂地を進み、シマキッカイソギンチャクではおなじみのオドリカクレエビが健在です。ただ今年のは全体的に色がボヤけてる(薄い)感じです。それから港へ向かいましたが、途中ではトノサマダイのちょっと大きいのがいました。また消波ブロック外側の石の下には、ちっちゃい黄色のカニダマシの仲間がいました。
 2本目はアンカーの根へ。Papalagiさんに教えてもらったレモンイエローのイザリウオを探しにいきます。久しぶりにヨコシマエビを思い出したので立ち寄ってみましたが、やはりいないようでした。イザリウオは見つけることができませんでした。なお遅れて入った仲間が見つけたそうです。残念。招き猫付近から上に上がり、さらに先に進んだら、白タイプのミツイラメリウミウシが2個体いました。この時期に見るのははじめてなんじゃないかな。戻る途中、アカヒトデをひっくり返したら、ヒトデヤドリエビがいました。寒くなって立て続けにクシャミが出てきたので、あまり寄り道をせず、西口から上がりました。
 もう本格的にドライを考えなくてはならないようです。
3日(金)
天   候 はれ 水   温 24℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 54本目
潜水時間 96分 最大水深 9.4m
見たもの ・サツマカサゴ、イシヨウジ、マダイ、クロダイ、イシダイ、コロダイ、ロクセンスズメダイ、オヤビッチャ、スズメダイの仲間、ヤマドリ、カスリハゼ、スジハゼ、ナンヨウミドリハゼ、アカイソハゼ、ニザダイほか
・テナガカクレエビ、ホンカクレエビの仲間、テッポウエビの仲間、ツノヤドカリ属の一種、ケブカヒメヨコバサミ、ホンヤドカリ、イクビホンヤドカリ、コシオリエビの仲間、イソカニダマシ、クモガニの仲間、ベニイシガニ、イシガニの仲間、スベスベマンジュウガニ、オキナガニ、サンゴガニほか
・タツナミガイ、コノハミドリガイ、キイロウミウシ、シロハナガサウミウシ
・アオリイカ、マダコ、ハツユキダカラ、メダカラ、ナマコの仲間、ハナオレウミケムシほか
ひ と こ と  日が落ちるとだいぶ涼しくなってきましたが、うちの桃はまだしつこく咲いてます。しかしツバキやコブシは、しっかり蕾の状態を保ったままがんばっているようです。褒美に水をかけてやりました。
 今日は2本の予定です。
 1本目は灯台一周にしました。割れ岩から深いところを回って帰ろうという算段です。エントリーしたら目の前の小石の上で、眼のとがったツノヤドカリの仲間が日光浴をしていました。あまり透明度はよくありません。ゴロタ沿いにオーバーハングまで行って、そこから割れ岩に向かおうとしたところ、耳が抜けなくなってしまいました。しかたがないので割れ岩手前から灯台方向に水深を上げ、ダラダラと流しましたが、この付近から冷たさが身に沁み、クシャミはでるし鼻は詰まるしたいへんでした。型のよいチヌ(クロダイ)やクロ(メジナ)の動きが活発です。けれど先週見たツノダシはいませんでした。ちょうど伊王島の対面付近で、石をひっくり返して遊ぼうと考えていたところ、潮が引いていて、おもしろいのがいそうなところには近づけません。結局そこらあたりではオキナガニのデカいやつぐらいしか記憶に残ってません。仕方がないのでさらに西口へ向かい、最後は港の入り口まで回り込んで、港内からイグジットしました。船のブイについているスズメダイの仲間は、少し大きくなり、模様がはっきりしてきています。
 ということで、体調が今いちだったのと寒かったので、1本で逃げ帰ってきました。

2006年10月

28日(土)
天   候 はれ 水   温 24℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 52、53本目
潜水時間 @108分A92分 最大水深 @23.7mA14.9m
見たもの ・ハオコゼ、サツマカサゴ、ダルマオコゼ、コチ、ミツボシクロスズメダイ、スズメダイの仲間、ツノダシ、チョウチョウウオ、トノサマダイ、ヨコスジフエダイ、ブリ(の仲間)、シマギンポ、ネズッポの仲間、ササハゼ、イトヒキハゼ、ガラスハゼ、ウミショウブハゼの仲間、イソハゼの仲間、コロダイ、マダイ、クロダイ、イシダイ、キハッソク、カワハギの仲間、アカエイほか
・イソギンチャクエビ、アカホシカクレエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、イソバナカクレエビ、テッポウエビの仲間、イセエビ、イシダタミヤドカリ、テナガツノヤドカリ、トゲトゲツノヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、ヤドカリの仲間、オルトマンワラエビ、イッカクガニ、ゼブラガニ、スエヒロガニ、オウギガニ、キモガニ、オキナガニ、ケブカガニ、マルガザミ、イシガニの仲間、、ヒメサンゴガニの仲間、シャコの仲間ほか
・コノハミドリガイ、ゴクラクミドリガイの仲間、ドーリス科の仲間、キイロウミウシ、キイロイボウミウシほか
・スナダコ、アオリイカ、メダカラ、ヒオウギガイ、ナマコの仲間、ヒラムシの仲間、ヒモムシの仲間、ユムシ、ムラサキハナギンチャク、ヤナギウミエラほか
ひ と こ と  うちの庭の狂い咲きの桃は、もう普通の風景になってます。来年の結実はあきらめました(涙)
 今日も快晴。春のような感じです。辰の口への道中では、ブルーシートの屋根をまだちらほら見かけます。最近はお菓子のような家が多く、伝統的な和瓦を使ったものは少なくなってるみたいだから、瓦職人が少なくなったのでしょうかね。
 1本目は東から灯台一周です。透明度は良くありません。砂地のシマキッカイソギンチャクに、めずらしくアカホシカクレエビとイソギンチャクエビがいました。割れ岩付近のトゲトサカにウミショウブハゼの仲間がいます。割れ岩からちょっと深場にあるエダムチヤギには、ガラスハゼとともに真っ白いイソバナカクレエビがいます。そこからお花畑に移動し、オオアカヒトデを探してみましたが見つけられませんでした。なおこの付近にはイワシ類の稚魚の群れがあり、遠くからでぼんやりとしかわかりませんでしたが、ブリみたいな魚が泳いでいました。その後は灯台に向かって上ることにしました。ミドリイシの群落では、南からのお客さんがいないか確かめてみましたが、トノサマダイのほかは見かけませんでした。ただ、もう少し西側に回りこんだところにはツノダシやカワハギの仲間を見ることができました。浅場の石の下には、はじめて見るものとしてはウミウシが2種類、ヒラムシが1種類でした。特にヒラムシは背面がビロード状の真っ黒なタイプでした。
 2本目は西側へ。砂地には相変わらずツノヤドカリ類とイトヒキヤドカリが多いです。大きな転石帯では、イセエビの大きいのが顔をのぞかせていました。種類は違うけれど、ケラマの宝生で食った時のことを思い出しました。けっこう長距離を移動したので疲れてしまい、砂のスロープ沿いに戻ることにしました。戻る途中で、ほんとうに久しぶりにムラサキハナギンチャクを見ました。小さかったですがとにかく立ち寄り、エビなどを探しましたが、いませんでした。それから西口に向かい、浅場で遊ぶことにしました。オキナガニやケブカガニなど、おもしろい生きものはいたのですが、メインストロボのバッテリーが切れてしまい、写ったかどうか。
 次は水深5mぐらいまでの浅場をダラダラと長時間潜ることにしようと思います。
21日(土)
天   候 はれ 水   温 24℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 50、51本目
潜水時間 @74分A85分 最大水深 @28.0mA24.4m
見たもの ・ダルマオコゼ、オニカサゴ、サツマカサゴ、イシヨウジ、マダイ、クロダイ、コロダイ、ロクセンスズメダイ、オヤビッチャ、ハタタテダイ、トノサマダイ、シマギンポ、ヤマドリ、ネズッポの仲間、イトヒキハゼ、ササハゼ、サビハゼ、クサハゼ、オキナワベニハゼ、ナンヨウミドリハゼ、アカイソハゼ、ガラスハゼ、テンス、カマスの仲間、ニセカンランハギ、ニザダイ、ダルマガレイ、ササウシノシタの仲間、ヒラメ、キヘリモンガラほか
・オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、ホンカクレエビの仲間、テッポウエビの仲間、ブチヒメヨコバサミ、テナガツノヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、イシダタミヤドカリ、イトヒキヤドカリ、コマチコシオリエビ、コシオリエビの仲間、コワタクズガニ、マルガザミ、イシガニの仲間、ウスハオウギガニ、トガリヒヅメガニ、オキナガニ、サンゴガニほか
・オトメミドリガイ、コノハミドリガイ、シラヒメウミウシ、シロウミウシ、キイロウミウシ、シロハナガサウミウシ、サキシマミノウミウシほか
・アオリイカ、スナダコ、シボリダカラ、ハツユキダカラ、メダカラ、タカラガイの仲間、ナマコの仲間、ヒラムシの仲間、ヤナギウミエラほか
ひ と こ と  今日も快晴。金曜日ちょっと降ったけど、パラパラ程度ですぐ乾いちゃったので、あれでは降ってないのと同じです。気温も高く、家のマンサクの花も咲き出してしまいました。来春は花を楽しめそうにないなあ。
 1本目はちょっと遠出してアラの巣へ行って見ました。イワシの小さいのがいなくなったので、それを目当てに集まっていた群も見当たりません。全体的に魚の数が少ない感じで、ちょっと寂しいかな。ただ、ある程度成長したハナハゼなどの幼魚はずいぶん出てきたようです。深場は透明度が悪かったので長居はせず、砂地経由で浅い方に引き返しましたが、片耳の戻りが悪く、頭がクラクラしました。そのため、途中はよく憶えていません。浅場に戻ってからは、フィルムが余っていたため、石めくりして遊びました。初めて見たものではオトメミドリガイ(たぶん)です。オレンジ色がきれいだった。写真を撮ってたらベラの仲間が寄ってきたので手で振り払ったところ、オトメミドリガイもどこかに飛んでいってしまいました(涙)。
 2本目は砂地の外周り。台風後見かけなくなったムラサキハナギンチャクやスナイソギンチャクを探そうという魂胆です。潮に流されたらしく、カキ殻の根からそう遠くないところに着いてしまいました。いつもとあまり変わらないところです。ここも深場は濁っており、また折れた枝葉なども堆積しているため、溜池の中で潜っているような、ちょっと不気味な感じすらしました。結局ムラサキハナギンチャクやスナイソギンチャクは発見できず、台風で流されてしまったものと思われます。こういうのに着く甲殻類をしばらく見れないと思うと、ちょっとガッカリです。帰りは浅場で石めくりをして遊びましたが、こんどはサキシマミノウミウシ(たぶん)を初めて見ました。小さくて白い、上品な感じでした。近頃石の裏にガヤなどの刺胞動物が目につくようになったせいか、ミノウミウシの仲間が散見されるようになりました。今までボクが単に見つけられなかっただけかもしれませんけど。
14日(土)
天   候 はれ 水   温 24℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 47〜49本目
潜水時間 @75分A30分B84分 最大水深 @23.1mA5.4mB28.6m
見たもの ・サツマカサゴ、ミノカサゴ、テンジクダイの仲間、ミツボシクロスズメダイ、チョウチョウウオの仲間、スズメダイの仲間、ネズッポの仲間、コクテンベンケイハゼ、カスリハゼ、ユカタハゼ、スジハゼ、カスリハゼ、ナンヨウミドリハゼ、オキナワベニハゼ、ガラスハゼ、イソハゼの仲間、シマギンポ、ハタンポの仲間、コロダイ、マタイ、クロダイ、イシダイ、ハタタテダイ、クロホシフエダイ、アカタマガシラyg.、キヘリモンガラ、ハリセンボン、ヒラメ、アカエイほか
・オトヒメエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレビ、ムチカラマツエビ、テナガエビの仲間、テッポウエビの仲間、セミエビの仲間、テナガツノヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、ヤドカリの仲間、コマチコシオリエビ、オルトマンワラエビ、モクズショイ、オウギガニ、ベニイシガニ、ヒメサンゴガニの仲間、シャコの仲間ほか
・コノハミドリガイ、ツマグロモウミウシ、シロハナガサウミウシ、キイロウミウシ、アオウミウシほか
・メダカラ、ベニキヌヅツミガイ、巻貝の仲間、ウグイスガイ、ヒオウギガイ、アオリイカ、ナマコの仲間、ウデナガウンバチ、ヤナギウミエラほか
ひ と こ と  今朝、ダイビングの準備をしているとき、何気に外を眺めたら、庭の桃に花が咲いていました。来年桃を食えないかも、とちょっとがっかりです。他の木も見たところ、ほかに梅などに花が咲いていました。台風で枝葉が落ちた後寒い時期がしばらく続き、このところ日中暖かくなったので、木が勘違いしているのかもしれません。ちなみに辰の口では桜が咲いてました。
 今日は朝から時間があったので、当初は2本の予定でした。
 1本目は久しぶりにキサンゴの根に行ってみることにしました。透明度はまあまあで、しかも小潮なので流れはほとんど気になりません。エントリー後かねてより狙っていた緑色のシャコの仲間をじっくりと見ることにしました。いたことはいたのですが、かなり待っても穴の中から出てくる素振りを見せなかったので、あきらめて沖へ向かいました。いわゆるクチグロが目の前で悠然と岩をかじっていました。刺身で食えば何人前だろうと思っているヤツがすぐそばにいるのに、もうちょっと警戒してほしかった。残念です。根についたらカメラ本体のバッテリーが切れ、しかも耳が少し調子悪くなったので浅場へと移動し、そのまま上がりました。灯台下のミドリイシ群落のそばにある小さなサンゴイソギンチャクに、ミツボシクロスズメがいましたよ。
 フィルムの残がまだ30カットちかくあり、しかもエアも残が50以上あったので、昼飯を食った後、カメラの電池を交換し、港の中をうろついてみることにしました。船の係留ロープには、スズメダイの仲間らしいのが1尾ついています。なかなかピントが合わず、きれいに撮れませんでした。あとカスリハゼやスジハゼは小さいのがたくさんいますね。
 しばし休憩後、カキ殻に行ってみました。砂地にはやはりムラサキハナギンチャクが見あたりません。ということはビイドロカクレエビも見えません。いつになったら戻ってくることやら。根の手前(高島側)のムチカラマツには、ムチカラマツエビがペアでいました。またシマキッカイソギンチャクには、背中に白い縦線がくっきりと入ったオドリカクレエビが数匹踊っていました。縦線の有無により大まかに2タイプに分けられるんじゃないかと思います(ほかに体色の濃淡もありますが)。根を横断することにし、以前アカホシカクレエビが集団でいたサンゴイソギンチャクをのぞいてみましたが、まったくいませんでした、その近くに小さなセミエビの仲間らしいものが岩陰から顔を覗かせていたので、カメラを構えようとした瞬間どこかに逃げられてしまいました。きわめて遺憾です。そこから調子こいて深場へ降りていったところ、エアが残り少なくなってしまったので、減圧を兼ねて浅場に移動し、モクズショイなどと遊んでから上がりました。
8日(日)
天   候 はれ 水   温 24℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 46本目
潜水時間 110分 最大水深 9.7m
見たもの ・ダルマオコゼ、サツマカサゴ、マダイ、クロダイ、コロダイ、オヤビッチャ、ギンガメアジ、ヒラアジの仲間、スズメダイの仲間、ハタタテダイ、ヒブダイyg.、ニジギンポ、ネズッポの仲間、ダルマガレイ、ササウシノシタの仲間、オキザヨリ、キヘリモンガラ、アカエイ、トビエイほか
・テナガカクレエビ、ホンカクレエビの仲間、ニシキテッポウエビ、テッポウエビの仲間、ブチヒメヨコバサミ、テナガツノヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、イトヒキヤドカリ、コシオリエビの仲間、ホモラの仲間、クモガニの仲間、ガザミの仲間、ヒメキンチャクガニ、オウギガニの仲間ほか
・コノハミドリガイ、ツマグロモウミウシ、シロハナガサウミウシほか
・アオリイカ、メダカラ、ナマコの仲間、ヤナギウミエラ、ハナオレウミケムシほか
ひ と こ と  今日も快晴。行く途中、長崎市内でくんちのだしもの「阿蘭陀万才」の一行が庭先回りをしている途中に出会いました。
 昨日よりずいぶん風波がおさまったので、灯台一周でもいいかなと思いましたが、結局西口の砂場ダラダラ一周コースにしました。人間少しでも楽な方に流れます。マスク、フィンをつけて海中を覗き込んだ瞬間、キヘリモンガラの幼魚が目の前にいました。水面移動中、ブイ代わりのタイヤのチューブに見かけないスズメダイ?の仲間がいました。ガレ場で潜行したら、そこにもまたキヘリモンガラの幼魚がいました。大きさがちょっと違うようなので、2個体はいるようです。
 砂の上に、ラッパウニが斜めになっていました。変だなと思ってたら、ウニの下に眼にようなものがのぞいてます。砂に指を突っ込んで持ち上げてみたら、カニの仲間がラッパウニを背負っていたのでした。自分よりはるかに大きいウニなので、重たそうです。たぶんホモラという仲間だと思いますが、現像後に確認します。砂地を進んでいると、ツノヤドカリの仲間とかイトヒキヤドカリを多く見ます。もちろん写真は撮りましたけど詳しくは割愛して、砂の上に落ちていたサンゴのカケラをめくってみたら、ヒメキンチャクガニがいました。今年は初めてなので、かなり嬉しかったです。そうこうしている間に、ふと横を見たらガザミの仲間が歩いてきました。けっこう大きくて、うまそうでした。
 あとは港の方向に戻りましたが、トビエイが食事をしているところが見られました。港内では、長く伸びた黒っぽい色の背びれと尻びれを持ったヒラアジの仲間がいました。わりと粘りましたけど、カメラのAFがきかず、写真は撮れませんでした。その後、船を係留しているロープにツマグロモウミウシがついており、またブイにはエントリーの際に見かけたスズメダイ?の仲間がいたのでそれぞれ写真を撮り、フィルムがなくなったので上がりました。エアーはまだ充分あったのに。
 フィルムが足らないようだったので、途中からセーブして思い切って撮れませんでした。デジカメはいいなあ、と切実に思いましたね。
7日(土)
天   候 はれ 水   温 24℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 45本目
潜水時間 75分 最大水深 25.3m
見たもの ・オニオコゼ、テンジクダイの仲間、カゴカキダイ、ネズッポの仲間、コチ、クサハゼ、サビハゼ、ナンヨウミドリハゼ、イソハゼの仲間、シマギンポ、テンジクダイの仲間、コロダイ、タイ、クロダイ、ハタタテダイ、アカタマガシラyg.、オキザヨリ、ヒラメほか
・オドリカクレエビ、テナガエビの仲間、テッポウエビの仲間、テナガツノヤドカリ、イトヒキヤドカリ、ヤドカリの仲間、オウギガニ、ケブカアワツブガニ、イシガニの仲間ほか
・タツナミガイ、ムラクモウミウシ、キイロウミウシ、シラヒメウミウシほか
・ハツユキダカラ、メダカラ、アオリイカ、ナマコの仲間、クモヒトデの仲間、ヤナギウミエラほか
ひ と こ と  このところずっと晴れで、今日も快晴でした。関東以北は台風並みの低気圧で、相当な被害があっているようですね。お見舞い申し上げます。
 おくんちが始まり、長崎市内は混雑するだろうと思ってたら、時間が早く、交通規制が始まる前に通過したのでわりとスムースでした。
 辰の口は、東側が荒れてムリだったので、港内から入り、砂地〜カキ殻のコースにしました。ちょっと来ない間に水温がまた下がっているようで、海に入った瞬間、ブルブルっとしました。
 エントリーして少し進むと、テンジクダイの仲間かベラの仲間かよくわからない、とにかくわりとかわいらしい幼魚がいました。どっちかわからないので、あとは現像後です。もしこれがベラの仲間なら、そんなに捨てたもんじゃないなと思った矢先、ササノハベラがアタックをしかけてきました。やっぱり捨てたもんです。それから、わりと大きいヒラメがいました。近寄っても逃げなかったので、尾びれを掴んでみましたが動きません。ちょっとイラッとして少し持ち上げ気味にしたらようやく気づいて逃げていきました。寝てたのかな?たぶん放流モノだと思います。警戒感がなくていけません。その後イトヒキやテナガツノなどのヤドカリの仲間を見つつ、砂のスロープを下っていきました。そこではクサハゼが巣穴に逃げ込まずホバリングしてくれるなどラッキーなこともありましたが、全体的に荒れてました。台風の影響だと思います。後はカキ殻(ここも荒れています)へ回り、戻りました。今日は深いところに長くいたので、明日は浅いところでのんびりしたいなあ。

2006年9月

23日(土)
天   候 はれ 水   温 25℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 43,44本目
潜水時間 @73分、A83分 最大水深 @22.8m、A20.1m
見たもの ・イシヨウジ、ハオコゼ、サツマカサゴ、マダイ、イシダイ、クロダイ、コロダイ、オヤビッチャ、マアジ、カンパチ、ヨコスジフエダイ、ハタタテダイ、ブダイ、ヒブダイyg.、ニジギンポ、シマギンポ、イラ、ニザダイ、ニザダイの仲間、ハリセンボン、ハコフグほか
・テナガカクレエビ、アカホシカクレエビ、オドリカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、ヒトデヤドリエビ、ウミシダヤドリエビ、ガンガゼカクレエビ、ホンカクレエビの仲間、テッポウエビの仲間、ブチヒメヨコバサミ、ツノヤドカリの仲間、コマチコシオリエビ、オルトマンワラエビ、トゲイソクズガニ、モクズショイ、マルガザミ、キモガニ、オウギガニ、ウスハオウギガニ、ヒメサンゴガニの仲間、シャコの仲間ほか
・コノハミドリガイ、キイロウミウシ、シラヒメウミウシ、コモンウミウシ、ドーリス科の一種、ホンクロシタナシウミウシ、コイボウミウシ、シロハナガサウミウシ、イロミノウミウシほか
・アオリイカ、ベニキヌヅツミ、ハツユキダカラ、メダカラ、オオアカヒトデ、ナマコの仲間、ウミケムシほか
ひ と こ と  文字どおり雲一つない快晴。1本にしとこうかなと考えていたのですが、天気のせいで急遽2本にしました。辰の口への道中、やはりブルーシートが目に付きます。台風が最も被害の大きくなるコースを通ったからね。シートの多寡は地区によって差があるようなので、いま航空写真を撮っておけば、防災上役に立つかもしれないなあとボンヤリ思いながら現地に着きました。台風の後で、しかも土曜なのでダイバーも少ないだろうとタカをくくっていたら、たくさんいたのでびっくりしました。聞けば休日(秋分の日)だとのこと。やはり先週潜れなかったので、みんな干からびていたのでしょう。
 1本目はアンカーの根へ。海中は浮遊物が浮かんでおり、透明度がよくありません。北よりの風波のときは、こういうヘドロみたいな浮遊物が寄ってくるようです。また海底には木の葉や枝、ビニールテープなどが目に付きます。大潮なので魚が元気かと思っていたところ、案に相違して少なめです。記憶に残っているのは、いわゆるクチグロといわれるイシダイの大きいのが目の前で悠然と岩場で何かを漁っていたことですか。なお上がる直前、石をひっくり返してしばらく遊びましたが、イロミノウミウシやホンクロシタナシウミウシを見ることができました。触角の先端が白色をしており、鰓が小さいようだったのでホンクロシタナシと判断しましたが、クロシタナシかもしれません。
 2本目は灯台一周にしました。下げ潮に乗って楽をしようという魂胆です。こっちのほうもヘドロ様の浮遊物や海底のゴミが目につきます。割れ岩の手前ではわりと大きいチヌ、クロの群れやコロダイ、イシダイがおり、壮観でした。お花畑では、アカホシカクレエビがいなくて残念に思っていたところ。オドリカクレエビの群れに混じって1匹だけごく小さいのを見つけることができました。ガンバレ、と言ってやりました。砂地のイソギンチャクではオドリカクレエビが元気です。台風のときはどうしていたんでしょうね。マルガザミも目に付きます。南から流されてきた魚がいないかと思い、ミドリイシのあるところをを移動しましたが、特におもしろいのは見つけられませんでした。港に回りこんで上がりましたが、港の入り口でマアジの群れが目立ったぐらいでした。
10日(日)
天   候 くもり 水   温 25℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 42本目
潜水時間 85分 最大水深 21.9m
見たもの ・イシヨウジ、タツノオトシゴの仲間、サツマカサゴ、オニカサゴ、ミノカサゴ、マアジ、カゴカキダイ、キンチャクダイ、ミジンベニハゼ、イソハゼの仲間、シマギンポ、コロダイ、タイ、クロダイ、アオサハギyg.、ノコギリハギyg.、ハコフグyg.、キヘリモンガラyg.ほか
・イソスジエビ、オドリカクレエビ、セトヤドリエビ、ガンガゼカクレエビ、トゲトサカテッポウエビ、テッポウエビの仲間、テナガツノヤドカリ、イボアシヤドカリ、ヤドカリの仲間、オウギガニ、トガリオウギガニ、ケブカガニの仲間ほか
・コノハミドリガイ、シロウミウシ、キイロウミウシ、ハナオトメウミウシほか
・ハツユキダカラ、メダカラ、マダコ、クモヒトデの仲間、ヤナギウミエラほか
ひ と こ と  今日も曇り。昨夜は少し雨が降ったようで、干していた器材なども濡れていました。ついでに気温も下がっているようです。
 西口から入り、お花畑まで往復してみました。ダイビングを始めたころ、もう20年以上になりますが、150気圧のタンクでよく行っていました。しかもタンクの数が少なかったので1本を2人で使い回しする(つまり次のパーティでもそのタンクを使うということ)ということをやっていたので、初心者のころは「息をするな」とかののしられてました。そんなことは海の中では全く思い出しませんでしたが、とにかくそのコースです。
 10リッターだったので、砂地は進まず、灯台の根に沿って転石の上を進み、大きな岩のところから砂地に降りました。そこに転がっていたカキの殻をめくってみたところ、イボアシヤドカリが隠れていました。ちょっと行った空き缶には、この時期お約束のミジンベニハゼを見ることができました。アンカーの根の西側にいるやつのほうが大きいけど。あとは流れに乗ってお花畑に到着しましたが、流れがけっこうあったのでそこでUターンし、上の砂地を帰ることにしました。ここは昨日も通ったので気合が入りませんでしたが、ビロードトゲトサカの大きいのを一つ見つけ、そこにはこれもお約束のトゲトサカテッポウエビやセトヤドリエビがいました。ここら辺りは生息環境がいいのか、大きいビロードトゲトサカが2つあることになります。その後途中の砂地で、タツノオトシゴの仲間(サンゴタツだと思いましたが、自信がなくなったので「仲間」としておきます)が転がっていました。ゴミか何かのフリをしていたのかな?後は浅場でキヘリモンガラ(たぶん)やハコフグの子どもなどを見つつ、入ったところから上がりました。
 多少涼しくなったので、帰りは近所の温泉に寄り、そこで2時間ほど寝ていたら、細かいところをすっかり忘れてしまったので、今日はこれくらいです。しかし考えてみると、朝9時に家を出て1本潜り、帰る途中で温泉にも入れるということは、かなり恵まれた環境にいるんですね。田舎に住んでよかった。
9日(土)
天   候 くもり/雨 水   温 26℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 41本目
潜水時間 72分 最大水深 18.3m
見たもの ・イシヨウジ、ハオコゼ、オニカサゴ、マダイ、クロダイ、コロダイ、オヤビッチャ、ヨコスジフエダイ、ニジギンポ、シマギンポ、イラ、クロイシモチ、オキナワベニハゼ、イチモンジハゼ、キハッソク、キヘリモンガラほか
・テナガカクレエビ、イソギンチャクエビ、オドリカクレエビ、ヒトデヤドリエビ、ガンガゼカクレエビ、カクレエビの仲間、テッポウエビの仲間、ブチヒメヨコバサミ、イシダタミヤドカリ、ヤドカリの仲間、エビジャコの仲間?、コマチガニの仲間、クモガニの仲間、マルガザミ、イシガニの仲間、オウギガニの仲間、ヒメサンゴガニの仲間、シャコの仲間ほか
・キイロウミウシ、シラヒメウミウシ、シロウミウシ、センヒメウミウシ、キイロイボウミウシ、シロハナガサウミウシほか
・マダコ、タコの仲間、ベニキヌヅツミ、ハツユキダカラ、メダカラ、タカラガイの仲間、エビスガイの仲間、オオアカヒトデ、ウミケムシほか
ひ と こ と  午後から雨が降ってきそうな感じだったので、辰の口着後すぐ潜ることにしました。といっても着いたのはいつものように昼頃だったけどね(笑)
 大潮ということもあり、楽をしようと灯台一周にしました。エントリーしたところに薄緑色のシャコがいました。そのうちきっちり勝負してやろうと思いますが、とりあえず今日は先に進みます。大きいゴロタ地帯にあるイソギンチャクにはイソギンチャクエビがいました。今シーズンは初めてです。そこを越えて砂地を行くと、ユビノウトサカのないところにシロハナガサウミウシがいました。お花畑では、外套膜が白いベニキヌヅツミがいましたけれども、アカホシカクレエビがいるイソギンチャクにアカホシは見当たりませんでした。今年はアカホシを見た記憶があまりありません。どうしたんだろう。代わりにといっては何ですが、センヒメウミウシの小さいのや白いヒトデヤドリエビがいましたよ。
 再び砂地に入ってすぐのシマキッカイソギンチャクにはオドリカクレエビとともにマルガザミがいました。またフトウデイソギンチャクの触手の上にはエビジャコのようなそうでないようなヤツが乗っかっていました。現像ができてから要チェックです。ついでにコマチガニの仲間も見ました。上がる直前には、ほぼ一年ぶりにキヘリモンガラがいました。
 上がったら雨が降っていて、寒かったです。
3日(日)
天   候 くもり 水   温 26℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 40本目
潜水時間 83分 最大水深 23.4m
見たもの ・イシヨウジ、サツマカサゴ、ミノカサゴ、ミナミハタンポ、アジ、カイワリの仲間、キンチャクダイ、クロホシイソハゼ、イソハゼの仲間、シマギンポ、カエルウオ、コロダイ、タイ、クロダイ、アオサハギyg.、ハコフグ、ヒラメ、アカエイ、ホタテウミヘビほか
・アカスジカクレエビ、オドリカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、テナガカクレエビ、テッポウエビの仲間、アカシマモエビ、アカボシヤドカリ、テナガツノヤドカリ、ヤドカリの仲間、オルトマンワラエビ、コワタクズガニ、スベスベマンジュウガニ、オウギガニ、ウスハオウギガニ、ワタリガニの仲間ほか
・ヒラミルミドリガイ、コモンウミウシ、アオモウミウシ、シロウミウシ、キイロウミウシ、アオウミウシほか
・ハツユキダカラ、マダコ、キンコの仲間、クモヒトデの仲間、ヤナギウミエラ、ヤナギウミエラの仲間、ニクイロクダヤギほか
ひ と こ と  今日は曇り。そんなに暑くもなく、過ごしやすい気候です。
 久しぶりにアンカーの根から沖へ向かってみました。エントリーすると、やはり白く砂が舞っていて、視界はあまり効きません。旗岩からアンカーの根へ移動する途中の砂地では、久しぶりにアオモウモウシを見ました。何年ぶりだろう。根について、例によってヨコシマエビを探してみたけれども、機嫌が悪かったのか今日は出てきてくれませんでした。コモンウミウシもいたのですが、なんで今頃いるんだろうと不思議に思いました。ニクイロクダヤギではクダヤギクモエビがいないか探してみましたが、いないようでした。代わりに小さなヤドカリの仲間が数個体いました。あとは深場に下りて戻ることにしました。エアもあったので、西側の砂地に回りこんで戻ることとしました。しばらく見慣れた生きものを眺めながら水深を徐々に上げていっていたところ、遠くから転がるように走ってくるものがあります。近づくのを待って確認したところ、目柄が青いヤドカリでした。はじめて見たので当然その場ではわからなかったのですが、図鑑を見てみたら、たぶんアカボシヤドカリだったと思います。かなり元気そうでした。あとはでかいヒラメやアカシマモエビなどを見ながら港内に入り込み、イグジットしました。
2日(土)
天   候 はれ/くもり 水   温 26℃
場   所 長崎・辰の口
今年の通算 39本目
潜水時間 113分 最大水深 23.7m
見たもの ・イシヨウジ、タツノイトコ、マダイ、コロダイ、オヤビッチャ、ニジギンポ、シマギンポ、カエルウオ、イトヒキアジ、タマガシラ、ミジンベニハゼ、サビハゼ、ハタタテダイ、イラ、クロイシモチ、アカエイほか
・テナガカクレエビ、ビイドロカクレエビ、オドリカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、カクレエビの仲間、テッポウエビの仲間、ブチヒメヨコバサミ、イトヒキヤドカリ、テナガツノヤドカリ、ヤドカリの仲間、ウミエラカニダマシ、イシガニの仲間、ウスハオウギガニ、オウギガニ、オウギガニの仲間、ヒメオオメアミほか
・ヒラミルミドリガイ、コノハミドリガイ、キイロウミウシ、シラヒメウミウシ、シロウミウシほか
・マダコ、ホソテンロクケボリガイ、メダカラ、タカラガイの仲間、ベニフデガイ、ヤナギウミエラ、トゲウミエラの仲間、モンバンイソギンチャクほか
ひ と こ と  辰の口までの道中にある川には木が根こそぎ流れ込んでいて、先週の雨がけっこうひどかったんだなと改めて思い出させる光景でした。もっとも空は一気に秋の色になり、日差しも心なしかやわらかくなったようです。
 今日も砂地からカキ殻の根へ。伊王島大橋の工事がストップしたという話を聞いたので少しは透明度が上がったかもとちょっぴり期待しましたが、相変わらずでした。浅場の砂地は、イトヒキやテナガツノ、第2触角が青いヤドカリの仲間が目立ちます。半ば砂に埋もれた小石を起こしてみたら、外套膜も貝殻も黒いタカラガイの仲間がいました。ちゃんと写せてればいいけど。バディがヤドカリを撮ろうと構えてたのでボンヤリしていたら、イトヒキアジが2尾ゆっくりと泳いできました。なんとか写真に撮ろうとしますがなかなかピントがあってくれません。マニュアルに切り替えてようやく写すことができましたが、ほんとに合ってたかどうか、自信がありません。ちょっと深場では、先日の台風にも負けずビイドロカクレエビがゴロゴロしてましたが、ハナギンチャクの棲管にひっついていた姿ははじめて見ました。あとはカキ殻に行ったけど目ぼしいものはなく、またエアも少なくなってきたので引き返すことにしました。上がる直前、浅場で遊んでいたら黄色い色をしたテッポウエビの仲間を見ました。けれどもピントを合わせている間に石の下に隠れてしまい、撮ることはできませんでした。残念です。

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