2007年12月
16日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 19℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 62本目 | |
潜水時間 | 81分 | 最大水深 | 19.5m |
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見たもの | ・イシヨウジ、サツマカサゴ、オニオコゼ、アジ、ヒラアジの仲間、クロダイ、ヘダイ、マダイ、イソダイ、イシガキダイ、キンチャクダイ、カゴカキダイ、オヤビッチャ、オキゴンベ、ミギマキ、トゲチョウチョウウオ、チョウチョウウオ、ハタタテダイ、クロホシフエダイ、ニラミギンポ、シマギンポ、クロユリハゼ、ツノダシほか ・サラサエビ、セトヤドリエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、テッポウエビの仲間、テナガツノヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、イソカニダマシ、カニダマシの仲間、ゴイシガニ、ウスハオウギガニ、キモガニ、ヒメサンゴガニの仲間、ケブカガニほか ・ドーリス科の一種、シラヒメウミウシ、サラサウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか ・アオリイカ、メダカラ、ミノガイの仲間、イナヅママメアゲマキ、ヒラムシの仲間、クモヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | 晴れており、しかも北側は波がなかったので、久しぶりに灯台一周することにしました。冬場は潜る回数は少ないし、しかも季節風の影響で波が立っていることが多いから、こんなときは迷わず行こうと思います。 水面移動中、目の前をカタクチイワシの群れが横切っていきます。ふと視線を下にやると、アオリイカの群れも同じ方向に移動しています。狙っているのが見え見えで、ちょっと笑ってしまいました。 エントリー後、ゴロタと砂地の境あたりで、小さなクロユリハゼが3個体泳いでいました。小さいのは第1背びれの上方が黄色で、きれいです。50mmなので難しかったですが、なんとかあおり気味に写しましたが、あとでフィルムを見てもたぶんわからないだろうと思います。すこし進むと、ほぼ成魚といってよいクロユリハゼが2個体いました。けれどさっき小さいやつを見たばかりなのでスルーします。 オーバーハング周辺ではツノダシやハタタテダイなどが目立ちましたが、個人的には小さなニラミギンポがヒラヒラと泳いでいるのが眼にとまりました。割れ岩では、オキゴンベのペアが、スズメダイを懸命に追い払おうとしている姿が印象的でした。なお、まだウミウシのシーズンには間がありますけれども、ここら辺りでも小さいのがちらほらと出てきています。 そこからは灯台の崖に沿って進みましたけれども、記憶に残っているのは相変わらず付きまとうイシダイ(餌付けの影響と思われる)とミギマキぐらいで、かつ体調がおかしくなったので西口の浅場に向かいました。 西口のミドリイシではトゲチョウチョウウオの幼魚がまだ頑張っています。彼らの仲間は、辰の口では現在のところ冬を越すことはできません。「もののあはれ」を感じさせるシーンでした。しかしあと何十年かすると、温暖化が進んで越冬できるようになっているかもしれませんね。その後はミノウミウシの仲間やケブカガニ、ゴイシガニなどを見て、とっとと上がりました。 上がった後、ますます体調が悪くなり、やっと家にたどり着くとそのまま寝込んでしまいました。結局2日間ほど仕事も休むハメになってしまったのですが、たぶんはやっているノロウィルスのせいじゃなかったかと思います。このことでボクが流行に敏感だという証明ができたものと内心ホッとしたところです。しかし、家族の中でボクだけがそういう症状だったので、何か悪いものを食ったんじゃないか、という説も流布しており、よくわからなくなってしまいました。 とにかく、この時期に潜るのははじめてといっていいと思うけど、なかなか面白いようだったので、年が明けてもせっせと潜ることにします。 |
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8日(土) |
天 候 | くもり | 水 温 | 20℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 61本目 | |
潜水時間 | 77分 | 最大水深 | 22.2m |
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見たもの | ・イシヨウジ、オニオコゼ、サツマカサゴ、コチ、マダイ、クロダイ、テンスの仲間、トゲチョウチョウウオ、ニジギンポ、スジハゼ、ニセカンランハギ、ダイナンウミヘビ、トビエイほか ・カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、テッポウエビの仲間、トゲツノヤドカリ、ソメンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、コマチコシオリエビ、イッカクガニ、マルガザミ、クボミオウギガニ、ウスハオウギガニほか ・フジイロウミウシ、サラサウミウシ、キイロウミウシ、カメキオトメウミウシほか ・スナダコ、ハナビラダカラ、ハツユキダカラ、メダカラ、シラヒゲウニ、ヤツデスナヒトデ、ゴカイの仲間、ヤナギウミエラほか |
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ひ と こ と | 曇っていて、しかも北西の風が吹いていたので、辰の口北口は演歌の世界だろうなと思いつつ現地に着きましたが、思ったほどではなかったです。そこから灯台一周もできそうな感じだったのですが、少しでも楽な方にしたかったので砂地〜カキ殻に行ってみることにしました。 水に入った瞬間はさすがにヒヤッとしたけど、しばらくするとぬるくなってきて、これならなんとか大丈夫そうです。透明度もそんなに悪くなかったです。砂地を進んでいくと、ダイイナンウミヘビやテンスの仲間など、しばらく見なかった生きものに出会いました。特にテンスの仲間は、砂の中に逃げ込まず、枯葉みたいにユラユラと漂っているだけでした。砂地のヤドカリは、夏に比べて数は少なくなっていますが、まだそこかしこで見ることができました。しかし、レンズを50mmにして、被写体まで近づかなければならなくなり、なかなかヤドカリが出てきてくれず困りました。 そこからはカキ殻に向かいます。ウミウシのシーズンにはまだ早いかなと思っていたので、ボンヤリと流していたところ、思いがけずフジイロウミウシやサラサウミウシ、カメキオトメウミウシなどの春先のウミウシを見ることができました。ただしまだ小さく、5mmぐらいです。これからどんどん成長していくことでしょう。 そこからは西口に戻り、フィルムも十分余っていたので浅場でゆっくり遊んでから上がろうと思っていたところ、波があったこととウェイトを減らしてドライスーツを着いたことの影響で安定した姿勢を保つことが難しかったので、早めに切り上げて上がりました。 上がったときにふと高島方面に目をやると、雲の切れ間から細い光がいくつか差し込んでいて、きれいだったです。 |
2007年11月
18日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 22℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 60本目 | |
潜水時間 | 103分 | 最大水深 | 13.4m |
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見たもの | ・サツマカサゴ、ミノカサゴ、オジサン、イシガキダイ、マダイ、クロダイ、アジ、ハタの仲間、チョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、トノサマダイ、ニジギンポ、シマギンポ、クロホシフエダイ、ネズッポの仲間、スジハゼ、ニセカンランハギ、アナゴの仲間、トビエイほか ・カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、テッポウエビの仲間、ケブカヒメヨコバサミ、コモンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、マルガザミ、オウギガニの仲間ほか ・ヒョウモンツバメガイ、シロハナガサウミウシ ・アオリイカ、ウニの仲間、ヤツデスナヒトデ、ゴカイの仲間、巻貝の仲間ほか |
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ひ と こ と | 昨日の好天とはうってかわって曇り空。しかも北風が時折強く吹いているので辰の口の東口、北口は波立っているはずです。とりあえず現地に行って波があるようなら引き返そうと思いつつ家を出ました。 現地に着いたら案の定波立ってます。しかも曇っているので演歌の世界です。誰もいなければそのまま引き返したところですが、なぜかダイバーがどっさりいたので引き返すこともできず、あきらめて潜ることにしました。 ほんとうは仲間が先週見つけたアカツメサンゴヤドカリなどをまったりと見に行きたかったのですが、こんな海況で、しかたないので西口から灯台に沿って進み、見たというミドリイシがある付近まで進み、そこからアンカーの根に向かい、余力があればカキ殻の根に攻め込んでから砂地沿いに港まで帰るということにしました。 ミドリイシには、レイシガイなどの殻に入ったヤドカリの仲間がたくさんいたのですが、これといって決め手がなく、しかも波に揺られて酔いそうになったので、とっととアンカーの根に向かいます。途中の砂地でハタの仲間(幼魚)や初めて見る平べったくて大きなガンガゼみたいなウニの仲間、それからホタテウミヘビ(辰の口では普通種)似のアナゴの仲間などに足止めをくらいつつ、ようやくアンカーの根に着きました。アンカーの根では、あまり面白そうな生きものが見当たらなさそうで、なおかつ砂が巻き上がっていたので、西口浅場まで戻り、ひととおり遊んでから上がることにしました。 西口浅場のミドリイシ群落では、餌付けがストップされたためか近寄ってくる魚も少なく、いい感じになってきています。しかし曇っているため全体的に暗い感じで、かつ波で再び酔いそうになったので、防波堤沿いに港に戻ります。 港の中では、ボロボロになったミカヅキツバメウオがいるという情報が事前にあったので捜索してみましたが、結局発見できませんでした。仕方なく戻ろうとしたら、見かけないヤドカリの仲間が目にとまりました。ボクにしては気が遠くなるくらい待った挙句、ようやく写真を撮ることができました。家に帰ってから図鑑で調べたところ、どうやらコモンヤドカリというもののようです。いよいよ上がろう駐車場に向かう途中、再び同じヤドカリがいたので、ついでに写真を撮っておきました。さっきのヤツはなかなか出てこずに苦戦したのでそれなりの覚悟をしていたところ、こっちは思いのほかすんなりと出てきてくれました。わかってたら最初からこっちだけにしたのに。 我ながらよく我慢したと思いつつ上がったら、風向きが少し変わっていて、ボクらが荷物を置いているところに直接風が当たるようになっていました。寒かったです。 |
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12日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 22℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 59本目 | |
潜水時間 | 72分 | 最大水深 | 18.3m |
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見たもの | ・ハナミノカサゴ、ミノカサゴ、オニオコゼ、アジ、ヒラアジの仲間、クロダイ、マダイ、キンチャクダイ、カゴカキダイ、テンジクスズメダイ、オヤビッチャ、オジサン、トノサマダイ、フウライチョウチョウウオ、チョウハン(たぶん)、チョウチョウウオ、ハタタテダイ、ハタの仲間、クロホシフエダイ、ヤマドリ、ツノダシ、ダルマガレイ、ヒラメ、キヘリモンガラ、ハリセンボンほか ・サラサエビ、セトヤドリエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、トゲトサカテッポウエビ、テッポウエビの仲間、ホンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、ナカソネカニダマシ、ムラサキゴカクガニ、トガリヒヅメガニ、ウスハオウギガニ、オウギガニ、キモガニほか ・キイロウミウシほか ・スナダコ、ハツユキダカラ、メダカラ、タカラガイの仲間、ミノガイの仲間、ヒラムシの仲間、クモヒトデの仲間、オニイソメほか |
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ひ と こ と | ちょっと肌寒さを感じる曇天で、迷わずドライ選択です。 波浪注意報が出ているとかで、現地に着いたら、やはり北東側が波立っています。聞くところによると、昨夕〜今朝にかけてはもっとひどかったのだとか。しかし、昼頃はエントリーできないこともなかったので、昨日に引き続き灯台一周です。 海中は、やはり濁っています。昨日いたクロユリハゼは、今日は見つけることができませんでした。近くを泳ぎ回っているのだろうけど、透明度が悪いのですぐにあきらめました。オーバーハング近くにあるハネウミヒドラにウミウシみたいなものが付いていたので一応写真を撮りました。そのウミヒドラもボクの身体も波で揺すられて大変でした。写っているかどうかさえ定かではありません。それからカキ殻の中にいたスナダコの子どもを眺め、割れ岩方面へ向かいます。その辺りのビロードトゲトサカに、セトヤドリエビがどっさり、大小さまざまのナカソネカニダマシ3匹、それから小さなトゲトサカテッポウエビとすごい甲殻類密度でした。そのほか、近くの岩の上には小さなハタの子どもやヤマドリの子どもがいました。 昨日暗くてあまり面白くなかったので、お花畑へ向かうのは止め、灯台の根と砂地の境界に沿って西口を目指しました。あまりゆっくりだと波に酔いそうだったのでサクっと通過し、西口のゴロタまで来ました。そこで何気なくアカウニをひっくり返してみたら、口のところにムラサキゴカクガニが付いていたので何カットか写真を撮りました。それからはゆっくりといつものスピードで移動しましたが、気がつくと西口の海への出入口付近でした。フィルムもエアも余っていてシャクだったので、消波ブロック辺りをうろついてみることにしました。 消波ブロックでヤドカリの仲間を写そうとしていたところ、ブロックの陰から小さな魚がちょっとだけ顔を出し、驚いたようにすぐ引っ込みました。チョウチョウウオの子どもかとも思いましたが、何か違っていたようだったのでブロックの奥を覗き込んでみました。なかなか出てきません。ずいぶん待った気がしました。ボクにしては気が遠くなるくらい長時間待って(実際のところは1分ぐらいかな)ようやく奥のほうに姿を見せたのですが、よくわかりません。写真だけでも撮っておこうとしても、砂が巻き上がっていてピントがあいません。しかたないので再びその場にじっとしていたらちょっとだけ近づいてくれました。たぶんチョウハンの子どもじゃないかと思います。千載一遇のチャンスと思い写真を何枚か撮り、フィルムが終わったので上がることにしました。 |
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11日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 22℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 58本目 | |
潜水時間 | 78分 | 最大水深 | 19.8m |
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見たもの | ・サツマカサゴ、ミノカサゴ、アオヤガラ、スズキ、イシダイ、イシガキダイ、マダイ、クロダイ、チョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、トノサマダイ、ヤリカタギ、ハタタテダイ、オキゴンベ、ニジギンポ、シマギンポ、ニラミギンポ、クロユリハゼ、クロホシフエダイ、ヨコスジフエダイ、ツノダシ、ニセカンランハギ、キヘリモンガラ、ハリセンボンほか ・カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、ケブカヒメヨコバサミ、クロシマホンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、ゼブラガニ、オウギガニの仲間ほか ・キイロウミウシ ・ゴカイの仲間、ヒラムシの仲間、巻貝の仲間ほか |
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ひ と こ と | 今日からドライにしました。しかし天気がよく、こんなことならウェットでもよかったかなと思いつつドライを着ましたが、途端に汗ばんできます。タンクを背負い、波打ち際まで歩いてくるともう汗びっしょりです。かえって身体が冷えるかも。 ドライの感触を思い出すことを主目的としていたので、下げ潮でもあり、灯台一周にしました。先週のオトメハゼいればいいな、と思いつつエントリーしたところです。海の中は相変わらず濁ってます。ゴロタと砂地の境付近にクロユリハゼが2個体いました。我ながら不思議に思いますが、ケラマではあまり気にも留めないのに、辰の口ではじっくり眺めてしまいます。キヘリモンガラの子どもは、ミドリイシの枝のなかに隠れられないほど大きくなっています。残念ながらオトメハゼは見つけることができませんでした オーバーハングの近くでは、ツノダシとハタタテダイが連れ添って泳ぎ回っていました。ツノダシが、自分の背びれが長いことをハタタテに自慢しているように見えてしょうがありませんでした。 割れ岩からお花畑に回りましたが、透明度が悪いためあんまり楽しめません。ムチカラマツに付くキミシグレカクレエビの姿を今年は見かけません。あれあけたくさんいたのに。周期的なものがあるのかもしれませ。 最近は、そこから浅場に向かい、ミドリイシの群落を通過するのですけれども、今日は潮が速く、かつ波立っていたので、旗岩方面に向かいました。オジサンやヨメヒメジの小さいのが目につきます。西口のミドリイシ群落を通り、消波ブロックに沿ってトイレ側の水路を目指します。イシガキダイやハタンポなどがいました。なかでも1m近くありそうな大きいスズキがいたのには驚きでした。透明度がよければ格好の被写体になったのでしょうが、あの濁りではピント合わせは不可能です。水路では、イスズミなどがゆっくりと泳ぎまわっていました。ちなみにここだけは透明度がよかったです。そこから港に入り、消波ブロックの内側に沿って駐車場へ上がりました。港の中は、アジの仲間が避難していたほかは、特に記すことはありません。 |
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4日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 22℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 57本目 | |
潜水時間 | 59分 | 最大水深 | 26.8m |
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見たもの | ・サツマカサゴ、ミノカサゴ、カタクチイワシ、イワシの仲間、ヒラアジの仲間、アジ科の仲間、クロダイ、マダイ、アカオビハナダイ、キンギョハナダイ、キンチャクダイ、カゴカキダイ、オヤビッチャ、オジサン、トノサマダイ、フウライチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、チョウチョウウオ、ベラの仲間yg.、シマギンポ、ガラスハゼ、ハリセンボンほか ・サラサエビ、セトヤドリエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、トゲトサカテッポウエビ、テッポウエビの仲間、ホンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、イソカニダマシ、ショウジョウカニダマシ、ウスハオウギガニ、オウギガニ、エンコウガニの仲間ほか ・コノハミドリガイ、サキシマミノウミウシほか ・アオリイカ、メダカラ、タカラガイの仲間、キヌヅツミガイの仲間、イナヅママメアゲマキ、クモヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | 今日はくもり。一瞬ドライが頭をよぎりましたが、前日のウェットを干したままなので選択の余地なくウェットをバッグの中に入れました。寒そうです 日曜日にもかかわらずダイバーの数はそんなに多くありません。特に福岡ナンバーの車が見当たりません。餌付けが禁止されたことでみんな敬遠してるのでしょうか。ボクの言動が発端になったことでもあり、気にならないわけではありませんが、そういう人たちは他所に行ってくれれば、という思いの方が強いですね。 アカオビハナダイを見にアラの巣を往復します。そこでは、でかいオオモンカエルアンコウもいたという情報が入ってきたので、そちらのほうも楽しみです。 水面移動中、目の前をカタクチイワシの群れがゆっくりと横切っていきます。これくらいの大きさのやつがいちばん美味いんだと思ったら、腹が減ってきました。アンカーの根に着きましたが、のんびり生きものを探すのはエアがもったいないのであきらめ、稜線上をまっすぐにアラの巣へ向かいました。 アラの巣の上部では、ムチヤギにキヌヅツミガイの仲間が付いていました。宿主と同じく真っ白で、しかも外套幕にはポリプ様の突起まで付けています。「ごくろうさま」と一声かけてアラの巣へ急ぎます。その途中、念願のアカオビハナダイに出会えました。想像していたより小さかったのでちょっと拍子抜けしましたが、気の強さは相当なもののようで、キンギョハナダイやキンチャクダイ、マツバスズメダイなどを追い払っていました。傍若無人の振る舞いといえます。メスはいないのか気になったので、次に探してみたいと思います。残念ながらオオモン君は見つけることができませんでした。 エアの残りが気になったのと寒さのため、浅場に向かいました。フウライチョウチョウウオはずいぶん成長し、尾びれの黄色と黒の模様がはっきりしてきました。また、上がる直前サキシマミノウミウシを2個体見ました。白地にミノの先端だけオレンジ色できれいですね。その時点でフィルムが終わったので上がることにしました。深場に長くいたので、今日は短めでした。 上がったら北東の風のせいもあり、寒かったです。ドライにするべきかウェットのままでいくか、しばらくは悩ましい日々が続きそうです。 |
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3日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 23℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 56本目 | |
潜水時間 | 85分 | 最大水深 | 19.8m |
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見たもの | ・サツマカサゴ、オニカサゴ、イシダイ、ヘダイ、クロダイ、チョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、トノサマダイ、ヤリカタギ、オキゴンベ、ニジギンポ、ニラミギンポ、ナンヨウミドリハゼ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、オトメハゼ、フエダイの仲間、ニセカンランハギ、ハリセンボンほか ・アカホシカクレエビ、オドリカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、イソギンチャクモエビ、ケブカヒメヨコバサミ、クロシマホンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、マルガザミ、スベスベマンジュウガニ、オウギガニ、トガリオウギガニ、トガリヒヅメガニ、ケブカガニほか ・ムラクモウミウシ、シラユキウミウシ、シロハナガサウミウシほか ・アオリイカ、ゴカイの仲間、ヒラムシの仲間、メダカラ、タカラガイの仲間、ヒザラガイの仲間、巻貝の仲間、クモヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | 朝晩めっきり冷たくなってきて、ドライにしようかどうか迷いましたが、結局まだウェットで行くことにしました。今日潜ってから考えます。 1本の予定なので昼飯を食った後、のんびりと現地に着きました。他のパーティは1本目を潜って昼飯&休憩中です。 灯台を外回りで一周することにしました。海中は緑色っぽく濁ってます。エントリー後、ウミテングを探しながら砂地をゆっくり移動しました。しかし、結局見つけることはできず、代わりに”海のグルッペ"さんがオトメハゼを見つけました。辰の口では、彼は2度めですがボクは初めてです。濁っていたせいか黄色の斑がくすんで見え、心なしか疲れているように感じました。 そこから大きなゴロタ沿いに深場に移動しましたが、濁っていて面白みがなかったので浅場に戻り、割れ岩から灯台の根を移動します。先々週までまとわりついてきたイシダイの"ポチ"は見かけず、"ジョン"はいましたが相手にしてくれませんでした。浅場のミドリイシ群落では、トノサマダイが大きくなっていて、小さいトゲチョウチョウウオをいじめていました。その後は消波ブロックまで行き、シマハギを探しましたが、見つけることができませんでした。その後西口で久々にケブカガニを見たり、まだら模様のカニダマシやよくわからないヤドカリをフィルムにおさめ、上がりました。 明日まではウェットで潜ろうと思います。 |
2007年10月
27日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 24℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 55本目 | |
潜水時間 | 75分 | 最大水深 | 22.2m |
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見たもの | ・サツマカサゴ、オニカサゴ、オニオコゼ、ハチ、ミノカサゴ、ヒラアジの仲間、マダイ、ヘダイ、クロダイ、コロダイ、ハタタテダイ、チョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、トノサマダイ、ヤリカタギ、フウライチョウチョウウオ、ブダイの仲間、ニジギンポ、シマギンポ、ニラミギンポ、イソハゼの仲間、クロホシフエダイ、サヨリの仲間、ニザダイの仲間、アカエイほか ・オドリカクレエビ、アカホシカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、ケブカヒメヨコバサミ、クロシマホンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、アカイシガニ、オウギガニ、トガリオウギガニ、スベスベマンジュウガニ、オキナガニほか ・シロウミウシ、シラヒメウミウシほか ・スナダコ、アオリイカ、キヌヅツミガイの仲間、タカラガイの仲間、ミノガイの仲間、イトマキヒトデの仲間、クモヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | 木曜日までは天気がよかったのですが、金曜日に下降気味となり、今日はまさに「天気晴朗なれど波高し」といった状態で、北口、東口はたいへんそうだったので西口の砂地に行きました。 潜る前にバディと「今年はオヤビッチャとテンジクスズメダイが多い」みたいな話をしてたところ、水面移動中こいつらが気になってしょうがなく、仕方ないのでテンジクを一枚写したらやっと落ち着きました(笑)。 陽光が砂地に反射するなかを気持ちよく移動した後、砂のスロープを下ります。小さなハゼの仲間たちがたくさん出ています。また久しぶりにハチを見ました。カキ殻の根では、海況があまりよくないせいか魚の数は少ないようでした。またウミウシ類も、岩陰にじっとしいる小さなシロウミウシを見ただけでした。ただ外套幕が白く、茶褐色の網目模様の入ったキヌヅツミガイの仲間を、ウミカラマツ上で何年かぶりに見たことが収穫でした。なお先週イソコンペイトウガニがいたトサカを再びチェックしてみましたが、今日は見つけられませんでした。 上がりがけ、西口の浅場では、侵入してきたオニオコゼを追い払おうと、スズメダイやチョウチョウウオ、ベラなどが集団で攻撃しているシーンに出くわしました。オニオコゼは悲しそうでしたよ。そのほか、吻が丸みを帯びたクロダイ似の魚がいました。気になったので後で図鑑で調べたら、ヘダイというもののようです。しかし、ボクの観察力や記憶力は、自分でも自信がないので、違っているかもしれません。写真を見てから、ということでしょう。 |
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21日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 24℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 53〜54本目 | |
潜水時間 | @72分、A91分 | 最大水深 | @11.2m、A22.2m |
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見たもの | ・サツマカサゴ、アオヤガラ、イワシの仲間、アジ、ヒラアジの仲間、カンパチ、クロダイ、マダイ、イシダイ、キンチャクダイ、カゴカキダイ、テンジクスズメダイ、オジサン、トノサマダイ、フウライチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、チョウチョウウオ、ハタタテダイ、ウバウオの仲間、ベラの仲間yg.、ヒブダイ、ブダイ、ニラミギンポ、シマギンポ、ツノダシ、シマハギ、ニザダイの仲間、ダルマガレイ、キヘリモンガラ、ハリセンボン、トビエイほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、ムラサキヤドリエビ、テッポウエビの仲間、クロシマホンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、イソコンペイトウガニ、イッカクガニ、ゼブラガニ、ウスハオウギガニ、オウギガニ、オキナガニほか ・オオクロネズミ、キイロウミウシほか ・アオリイカ、メダカラ、タカラガイの仲間、トラフケボリダカラ、クモヒトデの仲間、トサカの仲間、ヤナギウミエラほか |
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ひ と こ と | 前日あんなに風が吹いて曇っていたことがうそのような雲ひとつない快晴で、しかもほぼ無風。絶好のダイビング日和です。ただし気温の低いことを除けば。 1本めは灯台一周。水に入った瞬間は、陸にいるより暖かく感じました。エントリーしてすぐツノダシが目の前に現れました。ゴロタを越えたあたりで小さなイシダイが一緒に泳ぎだしました。『ポチ』のようです(9/24のログを参照)。こいつはその後割れ岩を過ぎたあたりまでずっと同行することになります。オーバーハングではふたたびツノダシとともに、ブダイとヒブダイがつるんで泳ぎ回っています。そこからは浅めにコース取りをし、先日「海のグルッペ」さんがスベスベオトヒメエビを発見したという辺りを捜索してみましたが、予想通り見つけることができませんでした。その辺りからちょっと大きめのイシダイ、たぶん先週『ジョン』と名づけたやつもお供に加わり、『ポチ』をいじめたりしていたので、「仲良く遊ぶように」とひとこと注意して灯台下のミドリイシの群落に向かいました。途中のサンゴイソギンチャクなどは白いままです。白化した期間がけっこう経っているので、キビシイかもと思いました。西口に向かう途中、みたびツノダシに出会いました。いったい幾ついるんだろう。それからは消波ブロックへ向かい、シマハギの子どもやテンジクスズメダイなどの無事を確認し、港に入ろうとしたら、あまりの水の冷たさにビックリしました。ドライの準備が要りそうです。港内では、普段はダラダラと長時間遊ぶのですが、水が冷たくて気力が失せてしまったので係留ロープ沿いに上がりました。 しばしの休憩の後、2本めはアンカーの根方面へ。水が冷たいのはイヤだったけど、歩くのはもっとイヤだったので、港内からエントリーしました。砂地ではホタテウミヘビのちょっと違う感じのがいましたが、よくわかりません。アンカーの根では、予想より魚の数が多くなかったのでカキ殻の根に向かいました。その途中、カンパチの群れが現れ、あろうことかボクの周りをグルグルと回り始めました。イワシの気持ちがよく分かりました。カキ殻の根で深場まで行ってみましたが目ぼしいものはいなかったので戻ることにしました。根の取り付きまで来たところで、トゲトサカの中に動くものがあり、じっと目を凝らしてみると、まだ小さいですがイソコンペイトウガニでした。久しぶりに見ました。そこからは西口へ向かい、恒例のトゲチョウやフウライチョウと遊んだ後、イグジットしました。 なお辰の口での餌付けは、安対協の会議において、今後はしないこととなったみたいです。ボクの言動(9/30のログ参照)がこうした問題の引き金になったわけで、餌付けをやっていたショップの方々には気の毒に思いますが、少しでも環境への負荷を減らすことが辰の口で永続的な利用のための第一歩だと思います。とまあ偉そうなことを書いてみましたが、ボクも砂の巻上げなど極力注意しなければ。 |
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14日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 52本目 | |
潜水時間 | 85分 | 最大水深 | 19.8m |
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見たもの | ・ノコギリヨウジ、イシヨウジ、サツマカサゴ、オニオコゼ、ミノカサゴ、ハナミノカサゴ、マダイ、イシダイ、イシガキダイ、クロダイ、コロダイ、ハタタテダイ、タキゲンロクダイ、チョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、トノサマダイ、フウライチョウチョウウオ、ブダイの仲間、ニジギンポ、カモハラギンポ、ニラミギンポ、ナンヨウミドリハゼ、イソハゼの仲間、クロホシフエダイ、シマハギ、ニセカンランハギほか ・オドリカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、イソギンチャクモエビ、ケブカヒメヨコバサミ、クロシマホンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、アカイシガニ、オウギガニ、トガリオウギガニ、トガリヒヅメガニ、オキナガニ、フトユビシャコの仲間ほか ・コノハミドリガイ、ゴクラクミドリガイの仲間、オカダウミウシ、サラサウミウシ、キイロウミウシ、シサキシマミノウミウシほか ・マダコ、アオリイカ、ヒラムシの仲間、ヒザラガイの仲間、クモヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | 曇りのうえ、やや寒さを感じたのであまり気乗りがしませんでしたが、もうずいぶん潜ってないような気がしたので思い切って行くことにしました。 長崎でハーレー・ダビッドソンの祭りか何かがあっているらしく、前日から家の前をハーレーの集団が次々に通り過ぎていきます。せっかくバイクに乗っているのに何で集団で走らなければならないのか不思議でしょうがありませんけれども、人それぞれだからね。 辰の口はものすごいダイバーの数でした。聞けば100人は超しているようだとのこと。許容量はどれくらいだろうかと考えてしまいますが、分からないことを考えてもしょうがないのでとっとと灯台一周することにします。 エントリーしたらその透明度の悪いこと。3mぐらいしか見えません。途中石垣のような模様の魚が見えました。イシガキダイです。オーバーハングあたりからイシダイが増えてきます。そのうちの1尾はずいぶん後までエスコートしてくれました。以前小さいのがついてきて、そいつはポチと名前をつけたので、今回のやつはジョンと呼ぶことにします。 割れ岩の付近で久々にタキゲンロクダイを見ました。チョウチョウウオの仲間ではお気に入りの一つです。カモハラギンポの大きいやつもいました。けっこういるじゃないか。また近くのウデナガウンバチにイソギンチャクモエビがいました。大きさは、ふつうです。 西口付近まできたら、ブダイの仲間の小さいのがいました。泳ぎ回っているので写真は難しかったですけれども、頭の格好はハゲブダイみたいな丸っこいやつでした。トゲチョウやフウライチョウなどの子どもも見ることができます。浅場の石の下にサキシマミノウミウシがいたので、少々無理なアングルで写真を撮り、ふと周囲を見回したら、5個体ぐらい石の上は歩いていました。こんなにいたのかと少々ガッカリしましたが、触れれば壊れそうなくらい繊細で上品な感じなので、たくさんいても許してあげることにします。 エアがまだ残っていたので港に回り込もうとしたところ、途中でシマハギの子どもがいたのでそれを2カット撮ったらフィルムがなくなってしまったので、結局そのまま西口からイグジットしました。フィルムがない状態でおもしろい生きものを見るとガックリするからね。 |
2007年9月
30日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 51本目 | |
潜水時間 | 97分 | 最大水深 | 18.9m |
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見たもの | ・イシヨウジ、サツマカサゴ、オニオコゼ、イワシの仲間、アジ、ヒラアジの仲間、カンパチ、クロダイ、マダイ、キンチャクダイ、トノサマダイ、ヤリカタギ、フウライチョウチョウウオ、ハタタテダイ、ウバウオの仲間、クモギンポ、ニラミギンポ、カモハラギンポ、コケギンポ、コンゴウフグ、ハリセンボン、クラカケモンガラ(たぶん)ほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、イソギンチャクモエビ、テッポウエビの仲間、イトヒキヤドカリ、ソメンヤドカリ、ウスイロサンゴヤドカリ、トゲツノヤドカリ、イボイソバナガニ、クモガニの仲間、ゼブラガニ、ウスハオウギガニ、トガリヒヅメガニ、ヒメサンゴガニの仲間、オキナガニほか ・コノハミドリガイ、ツヅレウミウシ、キイロウミウシほか ・アオリイカ、メダカラ、クモヒトデの仲間、ヒラムシの仲間ほか |
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ひ と こ と | 朝方雨が降ったのでどうしようかと思案していたところ、「行く」という指令がくだったので行ってみました。 港から出てカキ殻の根方面に向かうこととし、港内をロープ沿いに移動していたら、海底にコンゴウフグが見えました。静かに潜行してカメラを構え、やや遠くから一枚写し、港内で透明度が良くないのでもっと近寄ろうと考えてたら、どこかに逃げていってしまいました。このところコンゴウフグは年1〜2回遭遇しているようです。 旗岩方面の移動中、ミドリイシの群落あたりにさしかかると、ガンガンという音が聞こえてきます。見るとマキガイやガンガゼを石で割って、餌付けをしているところでした。そこらあたりの状態から、餌付けをしているらしいことは判このことです。思わず文句を言ってしまいました。餌付けをする・しないというのは、最終的にはダイバーあるいはショップの問題になるのかもしれませんが、そこに棲息している水中生物(マキガイやガンガゼ)を採ってそれを潰し(殺し)、他の生物(魚)が集まってくるのを見せる、というのはどうも納得ができない。この件については先述した倫理上の側面とともに、法律的な側面や生態系の視点などからも、別途考察してみたいと思います。 気分が晴れないままカキ殻に向かいます。さっきの出来事でエアを消費してしまったので、あまり深いところへは行けませんでした。途中カンパチが通り過ぎましたが、ずいぶん大きくなっています。灯台下の大きな根に上がったら、カモハラギンポがヒラヒラと遊泳していました。久しぶりです。 西口から上がる直前、こっちでは見慣れないモンガラ系の子どもが岩に寄り添っていました。近づくと岩に開いた小さな穴に逃げ込みます。待つこと1〜2分で出てきてくれました。どうやらクラカケモンガラの幼魚みたいです。3〜4カットほど写し、フィルムがあと一枚となったので別の角度から撮ろうと思い近づこうとしたら、逃げていってしまいました。 上がったらさっき文句を言ったショップの人が、別のショップの人を介して話をしようと言ってきました。僕としてはできるだけ平易に、かつ論理的に話をしたつもりなのですが、相手の言い分は結局「どこでもやっているではないか」というところに帰結するようです。がっくりしました。いずれにしてもこの問題は、自分なりにもうちょっと研究してみたいと思ってますが、これを記している今になっても、まだ胸がふさがったままです。 |
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24日(月) |
天 候 | くもり | 水 温 | 28℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 49〜50本目 | |
潜水時間 | @88分、A21分 | 最大水深 | @18.3m、A8.8m |
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見たもの | ・イシヨウジ、アオヤガラ、オニカサゴ、サツマカサゴ、マダイ、イシダイ、クロダイ、コロダイ、カンパチ、マアジ、ヒラアジの仲間、オジサン、コバンヒメジ、チョウチョウウオ、ヤリカタギ、トノサマダイ、ニジギンポ、シマギンポ、ニラミギンポ、コケギンポ、クロホシフエダイ、ヨコスジフエダイ、ツノダシ、ニセカンランハギ、オキゴンベ、ハコフグyg.ほか ・オドリカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、セトヤドリエビ、カクレエビの仲間、テッポウエビの仲間、ヤマトホンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、ショウジョウカニダマシ、イソカニダマシ、クモガニの仲間、イッカクガニ、マルガザミ、オウギガニの仲間、キモガニ、サンゴガニの仲間ほか ・コノハミドリガイ、シロウミウシ、シラヒメウミウシ、キイロウミウシ ・マダコ、アオリイカ、ヒラムシの仲間、クモヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | 透明度が少しはマシかもと思ったので、灯台一周することにしました。海に入ったら、あまりかわりばえしません。透明度悪し、です。しばらく大きなゴロタ沿いに進んでいると、ツノダシがあいさつにやってきて、すぐに泳ぎ去っていきました。砂地のキッカイソギンチャク系にはあちこちにオドリカクレエビがいるけど、いずれも小さいですね。オーバーハング付近でイシダイの子どもが近づいてきて、僕らから離れようとはしません。ちょっとでも離れると必死の形相で追いかけてきて、追いつくと安心した表情になりフィンにまとわりついたり、近くの岩場で餌を探したりします。安全だと思ったのかどうか、結局割れ岩あたりまでついてきました。割れ岩付近では、3〜4mm程度のごく小さなシラヒメウミウシを見ました。いくら小さくても、触角と鰓の色は濃紺で、わかりやすいです。そこからは浅めに灯台つづきの根に沿って進みます。潮が動いていたからか、トノサマダイやヤリカタギなどのbabyは、あまりサンゴの枝の中から出てきません。それから港へ回り込み、味噌汁のような中を移動してイグジットしました。 フィルムもあと7〜8枚余っており、エアも50以上残っていたので、駐車場の裏(東口)にちょっと入ってみることにしました。こっちも透明度は悪く、早々に上がりましたけれども、ヤリカタギやトノサマダイの子ども、それからツノダシもいましたね。今年はほんとうにトノサマダイだらけの感があります。 上がったらバディがずっとついてきたイシダイの子どもの話をしてきたので適当にあしらってたら、『ポチ』とか名前をつけて喜んでおりました。まったく。 |
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23日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 28℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 48本目 | |
潜水時間 | 84分 | 最大水深 | 24.4m |
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見たもの | ・イシヨウジ、サツマカサゴ、アオヤガラ、イワシの仲間、アジ、ヒラアジの仲間、カンパチ、クロダイ、マダイ、キンチャクダイ、トノサマダイ、ヤリカタギ、フウライチョウチョウウオ、ハタタテダイ、ヒメジの仲間、オジサン、ヒブダイ、ブダイの仲間、スズメダイの仲間、コケギンポ、キヘリモンガラほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、イソギンチャクモエビ、テッポウエビの仲間、テブクロイトヒキヤドカリ、ユビナガホンヤドカリ、アカシマホンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、オウギガニの仲間ほか ・コノハミドリガイ、キヌハダウミウシの仲間、キイロウミウシほか ・クモヒトデの仲間、ヒラムシの仲間、ウロコムシの仲間ほか |
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ひ と こ と | ちょっと腹の調子がいまいちだったけれど、家にいてもしょうがないので潜りに行ってきました。昼頃に辰の口に到着しましたが、ダイバーの多いことといったら。いままでどこにいたんだろう、という感じです。ついでに、港の中にジェットスキーが何杯か泊まっていて、聞けばダイバーがいるにもかかわらず港の中を走り回り、うるさいうえに危なくて大変だったとか。しばらくして警察と海保がやってきて注意されていました。周りに人のいないほうが自由に走り回れてよさそうだけどね。 港から出てアンカーの根方面に向かいます。透明度は悪いです。途中辰の口では久々にイソギンチャクモエビを見ました。けっこう大きかった。ミドリイシの群落には、ヤリカタギの子どもが数多くのトノサマダイの子どもと一緒にいます。またブダイの仲間の幼魚も見ることができます。この近くの岩の上で、巻貝の仲間とガンガゼが粉々に割られていました。状況からしてダイバーの仕業ではないかと思われます。まだこんなことをする奴がいるとは、呆れます。一度きっちりと話したほうがよいでしょう。 気を取り直して先に進みますが、近頃はハタタテダイがやけに目につきますね。それからニザダイの仲間も多いです。アンカーの根はあまりおもしろくなかったので、カキ殻の根に移動しましたが、透明度も悪く、生きものもあまりパッとしませんでした。深いところでヤドカリがいたので、殻から出てくるまでちょっとねばってみたところ、テブクロイトヒキでした。しかたないのでそこから再びアンカーの根へ向かい、そこを横切って灯台下のミドリイシの群落に行って見ましたが、先週見たカモハラギンポはいないようでした。そこからは灯台に沿って西口方面へ向かい、フウライチョウチョウウオなどを見ることができました。サンゴやイソギンチャクの白化がひどいですね。サンゴの中には死んでしまったのも見かけました。 西口から駐車場まで歩くのがダルかったので、港内から上がることにしました。キヘリモンガラがずいぶん大きくなっています。係留ロープのところでは、黄色っぽいキヌハダウミウシの仲間とコノハミドリガイがいました。 |
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15日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | @27℃、A28℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 46〜47本目 | |
潜水時間 | @83分、A70分 | 最大水深 | @22.8m、A17.0m |
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見たもの | ・オニカサゴ、サツマカサゴ、スズキ、マダイ、イシダイ、クロダイ、コロダイ、カンパチ、マアジ、ヒラアジの仲間、オジサン、ハタタテダイ、チョウチョウウオ、ヤリカタギ、フウライチョウチョウウオ、トノサマダイ、ニジギンポ、カモハラギンポ、ニラミギンポ、シマギンポ、オキナワハゼの仲間、イソハゼの仲間、クロホシフエダイ、ヨコスジフエダイ、カマスの仲間、ニセカンランハギ、キヘリモンガラyg.、ミナミハコフグyg.ほか ・オドリカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、イシダタミヤドカリ、ソメンヤドカリ、ウスイロサンゴヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、ヤマトホンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、ガザミ、アカイシガニ、マルガザミ、オウギガニ、トガリオウギガニ、トガリヒヅメガニほか ・キヌハダモドキ、ミヤコウミウシ、シロハナガサウミウシ、キイロイボウミウシ ・スナダコ、アオリイカ、ジンドウイカの仲間、ヒラムシの仲間、ハツユキダカラ、タカラガイの仲間、ババガセ、ヒザラガイの仲間、クモヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | 16,17日は台風11号のために海が荒れるだろうから、その前に潜っておこうと思い、今日は2本にしました。陸エンの2本はちょっと疲れるけど、後はダラダラしておけばいいのだし、なんとかなるでしょう。 海はまだだいじょうぶで、うねりや波はなかったです。1ということで、1本目は港からアンカーの根往復にしました。 港内を水面移動中、ガザミが海底を歩いているのを見つけました。急いで潜行しましたが、濁っていて見失ってしまいました。残念。消波ブロックから外に出ると、小魚を狙ってマアジやヒラアジの仲間、フエダイの仲間が群れでウロウロしています。砂地ではオジサンが、西口のミドリイシの群落ではトノサマダイやヤリカタギの子どもが泳ぎ回っています。アンカーの根に沿って沖に向かいます。ここでも小魚を狙ってマダイやオオモンハタなどが集まっています。しかしウミウシの仲間は、いちはやく岩の隙間などに隠れてしまったのか見当たりませんでした。帰りは西口に向かい、浅場でミナミハコフグの幼魚や南方系のベラ(名前はわからない)などを見て上がりました。 2本目は灯台一周です。休息時間が短かったので、浅めに進みます。エントリーしたところにカマスやマアジ、ヒラアジの仲間の群れがたむろしています。ここでも小魚を狙って、やや興奮状態のようです。しばらく行くと、スズキがホンソメワケベラにクリーニングされているのを見ました。オーバーハングではチョウチョウウオの群れが目立ってました。先々週はハタタテダイが群れていたんですが・・・。海の中も落ち着かないようです。割れ岩を通過した後は、お花畑へは向かわず、砂地を進みました。ひまだったのでオドリカクレエビにクリーニングしてもらおうと手を差し出したのですが、ちょっと指の上に乗ったのですが、すぐ離れていきました。美味くなさそうだったのかな。ちょっとがっかりしました。灯台下のミドリイシの群落をのぞいてみたら、カモハラギンポ(たぶん)が泳いでいました。そこからは港に向かい、上がることにしました。港内は濁っていてほとんど視界はききませんでしたが、フウライチョウチョウウオとキヘリモンガラの子どもがいました。 全般的に南からのお客さんが多く見られた一日でした。 |
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8日(土) | 天 候 | はれ | 水 温 | 28℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 45本目 | |
潜水時間 | 76分 | 最大水深 | 22.8m |
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見たもの | ・ヨウジウオ、ホソウミヤッコ、アオヤガラ、イワシの仲間、アジ、カンパチ、イスズミ、クロダイ、マダイ、キンチャクダイ、トノサマダイ、オキナワイソハゼ、ネズッポの仲間、キヘリモンガラ、ヒラメ、セイテンビラメほか ・サラサエビ、ビイドロカクレエビ、テナガカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、ムラサキヤドリエビ、テッポウエビの仲間、イシダタミヤドカリ、イトヒキヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、ユビナガホンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、ツノヤドカリの仲間、ウミエラカニダマシ、ゴイシガニの仲間、キンチャクガニ?、オウギガニの仲間ほか ・ミヤコウミウシ、キイロウミウシほか ・ハツユキダカラ、タカラガイの仲間、メダカラ、イナヅママメアゲマキガイ、オニイソメ、クモヒトデの仲間、ヒラムシの仲間、ウロコムシの仲間、ヤナギウミエラ、トサカの仲間ほか |
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ひ と こ と | 遠くを通過した台風の影響もあるのか、風が北よりに変わり、秋空に変わっていました。あんまり暑くなく、快適です。 今日はカキ殻付近に行くことにしました。港内で水面移動中、ヨウジウオが係留ロープのところでヨウジウオを久々に見ました。港から出て砂地を移動中、小さなモエビやワタリガニ、コシオリエビの仲間がたくさんいます。ただあまりにも小さすぎて種類は分かりませんでした。沖のほうに向かうと、ヒゲの青いツノヤドカリの仲間やウミラカニダマシなどがいます。今日はなぜかヤナギウミエラがたくさん顔を出していました。またハゼの仲間もかなり増えているようです。 カキ殻の根に着き、深いところを横断しましたが、ウミウシ類は見当たりません。もう一回ぐらいクロスジウミウシを見たかったんですが。しかし、大きなカンパチの群れが近くを通過するところは圧巻でした。そこからは砂地を西口へ戻ることにします。 西口付近のミドリイシ周辺で、南からやってきたチョウチョウウオの仲間がいないか探してみましたが、トノサマダイのほかは目に入りませんでした。波があったので枝の中に隠れているのかもしれません。ただトノサマダイ自体はけっこういるようです。上がる直前の石の下に、オニイソメがいました。メタリックな色で、見方によっては「きれい」といえるのかもしれません。ただ、なにしろ大きすぎ(70cm以上あった)て、ちょっと怖かったです。それから小さな石をめくったとき、キンチャクガニっぽい色合いをしたカニが石のすき間に隠れたのが目に留まりました。辰の口では、ヒメキンチャクガニはよく見かけますが、キンチャクガニはまだ見たことはありません(ケラマで見ただけ)。ちらっと見ただけなので自信はありませんが、イソギンチャクを持っていたようだったことと色合いから、キンチャクガニかもしれないと思ったところです。今後注目しておきたいと思います。 |
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1日(土) |
天 候 | くもり | 水 温 | 28℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 44本目 | |
潜水時間 | 82分 | 最大水深 | 23.7m |
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見たもの | ・オニカサゴ、サツマカサゴ、オニオコゼ、マダイ、イシダイ、クロダイ、コロダイ、ハタタテダイ、ニジギンポ、ニラミギンポ、コケギンポの仲間、ヘビギンポ、クモハゼ、ガラスハゼ、イソハゼの仲間、ヨコスジフエダイ、ニセカンランハギ、キヘリモンガラyg.ほか ・アカホシカクレエビ、オドリカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、アカシマモエビ、イシダタミヤドカリ、ツマジロサンゴヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、クロシマホンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、アカイシガニ、マルガザミ、オウギガニ、トガリオウギガニ、トガリヒヅメガニ、キモガニ、シャコの仲間、ウミグモの仲間ほか ・ミツイラメリウミウシ、シラヒメウミウシ、シラユキウミウシ、シロウミウシ、キイロウミウシ、シロハナガサウミウシ、タテジマウミウシの仲間ほか ・マダコ、ジンドウイカの仲間、ニセツノヒラムシの仲間(Pseudoceros scintillatus)、ヒラムシの仲間、タカラガイの仲間、ヒザラガイの仲間、クモヒトデの仲間ほか |
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ひ と こ と | 今日は全体的にモヤがかかったような曇りで、夏の終わりらしくなくあまり気勢が上がりません。 辰の口に着いたら南西の風が強く、西口からの出入りはどうかなと思われ、北口から灯台一周し、できれば港内から上がることにしました。全体的に透明度は悪いです。下げ潮のせいもあるのだろうけど。 エントリーし、ミドリイシの群落を何箇所か意識的に見てまわりましたが、キヘリモンガラの幼魚以外は死滅回遊魚は見かけませんでした。ちょっと時期が早いですね。割れ岩の手前では、先週いたミギマキは見られませんでしたけれども、代わりにハタタテダイが小さな群れでエサをついばんでいました。 割れ岩を過ぎ、白いエダムチヤギのところまで足を伸ばしてみました。ガラスハゼはまだ小さめです。イソバナカクレエビはいないようです。なおその近くの岩の上を、10個体近くの小さなタテジマウミウシの仲間が歩いていました。カメキオトメウミウシのような気がしたのですが、小さすぎてわかりません。そこからはお花畑を通り、浅所を西口方面へ移動します。 灯台下の岩礁の上は、波のために身体が揺すられっぱなしでしたが、そんななかでもコケギンポの仲間は元気に巣穴から顔を覗かせています。またニセツノヒラムシの仲間(Pseudoceros scintillatus)が岩の上を歩いていました。これは奄美大島や慶良間でしか見たことがなかったので、辰の口で見ることができ、超ラッキーでした。何カットか写しましたが、波のせいで身体が揺れ、ピンボケになっている可能性があり、心配なところです。 |