2009年5月
24日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 20℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 19本目 | |
潜水時間 | 77分 | 最大水深 | 24.1m |
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見たもの | ・ホタテウミヘビ、イワシの仲間、オニオコゼ、サツマカサゴ、カエルアンコウ、オオモンハタ、マダイ、ブダイの仲間、ニジギンポ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、エイの仲間ほか ・サラサエビ、テナガカクレエビ、テッポウエビの仲間、ヤドカリの仲間、ユビナガホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、オウギガニの仲間、イシガニの仲間、ワレカラの仲間ほか ・キヌハダウミウシの仲間、ドーリス科の仲間、クリヤイロウミウシ、サラサウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、フジイロウミウシ、シラヒメウミウシ、カメキオトメウミウシ、サギリオトメウミウシほか ・スナダコ、ヒラタブンブク、ナマコの仲間、オオアカヒトデ、ミズクラゲ、クラゲの仲間、ヤナギウミエラほか |
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ひ と こ と | 天気予報では晴れだったのに曇りでした。 GW以後初めて、ほぼ2週間ぶりのダイビングですが、気分的にはひと月以上潜ってなかったような気がします。しばらく来ない間に、ダイバーの数が増えていました。またウェットスーツも目立つようになっています。 港から砂地をまっすぐカキ殻の方向に進みます。小さな石をひっくり返したら、テッポウエビが隠れ家を失ってジッとしていました。その近くで、バディである海のグルッペさんが、同じように小さな石をひっくり返し、カエルアンコウのベイビーを発見しました。そのほかにもスナダコのベイビーなんかも見ることができました。この時期はいろんな小さな生きものが見られるので砂地はおもしろいです。 砂のスロープを下りカキ殻の根に取り付きます。サギリオトメウミウシの大きいのやクリヤイロウミウシなども見ることができ、透明度はよくありませんでしたがなかなかおもしろかったです。 帰りは、アンカーの根近くではなく西側の砂地から港方向に戻ることにしました。砂のスロープを登っていたら、キヌハダウミウシの仲間が歩いているのに出くわしました。この時期には、砂地でよく見るタイプです。そこからさらに進むと、硬い系のウミウシが歩いていました。はじめて見るもので、名前なんかはわかりませんが、体の中央部の突起が高く伸びていて、山みたいでした。ドーリス科と思ったのですが、イボウミウシの仲間かもしれません。このウミウシがおもしろかったのは、姿かたちより、そのぎこちない歩き方で、海の中で笑ってしまいました。 あとは比較的おとなしく港に入り、ちょうど大潮の干潮時分だったので港内で遊ぶこともできず、おとなしくイグジットしました。移動中、砂の上に動くものが見えたので確認したら、小さなヒラタブンブクが水のあるほうに移動しようとジタバタしているところでした。逃げ遅れたのでしょう。写真を撮ろうと思い近づくと、長いトゲを逆立てて威嚇します。2〜3枚写真を撮った後、水のあるところまで持っていき、離してあげました。そのうち「ヒラタブンブクの恩返し」があると思います。 |
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6日(水) |
天 候 | はれ | 水 温 | 18℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 17,18本目 | |
潜水時間 | @66分、A81分 | 最大水深 | @26.8m、A22.2m |
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見たもの | ・キビナゴ、イワシの仲間、オニオコゼ、オニカサゴ、サツマカサゴ、ホウボウ、オキゴンベ、マダイ、クロダイ、イシダイ、メジナ、シマギンポ、ニジギンポ、ネズッポの仲間、ホシノハゼ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、ヒラタエイほか ・セトヤドリエビ、オドリカクレエビ、ナガレモエビ、アシナガモエビモドキ、クロシマホンヤドカリ、ブチヒメヨコバサミ、ケブカヒメヨコバサミ、マルガザミ、ゼブラガニ、オキナガニ、オウギガニの仲間、イシガニの仲間ほか ・カラスキセワタ、ミツイラメリウミウシ、クリヤイロウミウシ、アラリウミウシ、フジイロウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、シラヒメウミウシ、マドレラ・フェルキノーサ、サギリオトメウミウシ、カメキオトメウミウシ、ハナオトメウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか ・ヒオウギガイ、ユキミノガイの仲間、アワビの仲間、クラゲの仲間、ウミトサカの仲間、クダヤギの仲間、イソギンチャクの仲間、マナマコ、オキナマコほか |
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ひ と こ と | 2ダイブということになりました。なぜかは知りませんが、とにかくオジサンたちは張り切ってたんですね。ちなみに天候、海況ともに良好です。 1本めはカキ殻の根の深いところへ向かいます。西口からエントリーし、砂地を移動していたら、ホウボウがいました。近寄っても知らんふりしていたので、バディが驚かして胸ビレを開かせていました。カキ殻の根の深いところ、砂地との境では、アラリウミウシやクリヤイロウミウシを見ることができました。またヒラタエイも久しぶりにお目にかかりました。深場は細かな粒子状の浮遊物が漂っていて暗い感じがし、またエアも残り少なくなってきたので棚の上に移動します。何気なくオキナマコをひっくり返してみたら、マドレラ・フェルキノーサがくっついていました。今まで石の裏にくっついているのは何度か見ましたが、ナマコについたのは初めてだったので、ある意味新鮮でした。西口に戻り、浅場で何かおもしろいものを探そうと思いましたが、潮が引いており、目ぼしいものは見つけられませんでした。 2本めは灯台一周です。1本め深いところに行ったので、主に浅場を進むことにします。エントリー時点ですでに集中力を欠いていました。オーバーハング手前の砂地に生えているミルに、同じ色のナガレモエビが付いていました。オーバーハングの上では、イワシの群れにクロダイが突っ込んでいて、壮観でした。割れ岩の上部からお花畑に降りました。最近多いカメキオトメウミウシにやや食傷しつつ、他の生きものを探しますが、特に目ぼしいものはいません。お花畑の終わりにある小さなこぼれ根に、きれいなミノウミウシの仲間がいたくらいですか。そこから砂地を駆け上がり、灯台に沿って進みます。浅場でゆっくり生きもの探しをしようと思ってのことでしたが、波が出てきて周辺の海藻類が揺れ、酔いそうになったので速やかに退散します。そこから西口を通り過ぎ、港方面へと砂地を進みます。カラスキセワタと茶褐色をのナガレモエビ、ユビノウトサカにたくさんついたシロハナガサウミウシが記憶に残ってます。結局最後まで集中力は回復することなく、港から上がりました。 疲れた。 |
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5日(火) |
天 候 | はれ | 水 温 | 18℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 16本目 | |
潜水時間 | 60分 | 最大水深 | 23.4m |
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見たもの | ・イワシの仲間、ミノカサゴ、オニカサゴ、サツマカサゴ、オオモンハタ、キンチャクダイ、フタホシニジギンポ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間ほか ・テナガカクレエビ、セトヤドリエビ、モエビの仲間、セミエビの仲間、カニダマシの仲間、コシオリエビの仲間、クロシマホンヤドカリ、ブチヒメヨコバサミ、ケブカヒメヨコバサミ、ヤドカリの仲間、コノハガニ、ワタクズガニの仲間、スベスベマンジュウガニ、オウギガニの仲間、イシガニの仲間ほか ・ミドリアメフラシ、ウミフクロウ、ミツイラメリウミウシ、アラリウミウシ、サラサウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、イガグリウミウシ、ニセイガグリウミウシ、フジイロウミウシ、シラヒメウミウシ、ミヤコウミウシ、カメキオトメウミウシ、ハナオトメウミウシ、コイボウミウシ、スプリラ・サラアミカ、ミノウミウシの仲間ほか ・オキナマコ、アデヤカオアカヒトデ、アカヒトデ、ヒトデの仲間、クラゲの仲間、ヒラムシの仲間ほか |
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ひ と こ と | 昨日の雨とは打って変わって快晴。GWでもあり、家の前の国道は朝から渋滞し、出るのに苦労しました。昨日とりあえず修理したドライスーツが大丈夫か、ちょっと不安です。長崎方面に向かう車は比較的少なく、快適なドライブができました。 辰の口に到着すると、久しぶりに会う仲間がいて、驚くと同時に元気そうだったので安心しました。 アンカーの根の沖、アラの巣の近くまで行ってみることにし、西口からエントリーしました。ドライスーツの水没箇所は完璧に直っています。昨日セコセコと修繕した甲斐がありました。ただ、尻のあたりに穴が開いているかもしれませんが、きわめて限定的であり、まあOKです。 アンカーの根の終わり、小さな壁があるところで、何の気なしにウミトサカの近くに手をついたところ、小さな生きものがカサコソと岩のくぼみに隠れようとするのが目に留まりました。よく見たらセミエビの仲間のようです。この仲間は、通常、岩の割れ目に逃げ込んでしまうのですが、そこには割れ目がなかったので、浅いくぼみの隠れたつもりのなってるようで、笑えました。その付近でボブサンウミウシを探しましたが見つからなかったので、沖に進みます。アラの巣の上の棚では、アラリウミウシやニセイガクリウミウシがいました。他にも普通種のウミウシはたくさんいます。そこからUターンします。 港に戻る予定でしたが、エアは少ないけれどフィルムは残ってたので、西口の浅場で遊ぶことにします。石をめくったら、エッチしているミドリアメフラシがいて「いやあん」と言ったので、「ゴメンゴメン」と言いつ石を戻したところです。他には抱卵中のワタクズガニの仲間、コノハガニなども出てきていました。たぶんスプリラ・サラアミカと思われるミノウミウシの仲間もいたのですが、近くにある小さなイソギンチャクそっくりの色彩で、擬態しているようでした。まだまだ遊んでいたかったのですが、フィルムが終わったのでしぶしぶ上がりました。 |
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3日(日) |
天 候 | 小雨 | 水 温 | 18℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 15本目 | |
潜水時間 | 54分 | 最大水深 | 27.7m |
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見たもの | ・キビナゴ、イワシの仲間、オニカサゴ、サツマカサゴ、マダイ、メジナ、ニジギンポ、ホシノハゼ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間ほか ・セトヤドリエビ、オドリカクレエビ、ブチヒメヨコバサミ、ケブカヒメヨコバサミ、ゼブラガニ、オウギガニの仲間ほか ・ミツイラメリウミウシ(白)、ヒロウミウシ、フジイロウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、シラヒメウミウシ、シラユキウミウシ、コイボウミウシ、キイロイボウミウシ、サギリオトメウミウシ、カメキオトメウミウシ、ハナオトメウミウシ、ノブコミノウミウシ、ツルガチゴミノウミウシほか ・ヒオウギガイ、クラゲの仲間、ウミトサカの仲間、クダヤギの仲間、イソギンチャクの仲間、マナマコほか |
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ひ と こ と | 曇りという天気予報だったのですが、辰の口に向かう途中で雨がパラパラとしてきました。昼飯を買い、現地に着いてもやまなかったので車の中で食べることにしました。しかし小潮でもあり、波、風もな、条件的にはいいんじゃないかと思います。 今日はカキ殻の根のいちばん深いところ付近の生きものを捜索してみることにします。西口から海に入ると、左のかかと付近から水が入ってきたような感じがします。前々日、ブーツの継ぎ目のところから気泡が出ていたので、そこから浸水したのかもしれません。後で補修することとし、先へ進みます。水面移動中、靴下がビショビショになってきました。エントリーし、先に進みます。雨にもかかわらず、水中は明るく、また透明度もよく、イワシの群れがキラキラしてきれいです。しかし、浸水箇所(左足首)から海水が衣類を伝って上に登ってきているのがわかり、イヤな感じです。また集中力もそがれてしまいます。 アンカーの根の横を通り、カキ殻の根に到着します。周縁に沿って深場に進みます。おもしろい魚やウミウシはいないけれど、ウミトサカが大きく、みごとです。ワイド系のレンズなら格好の被写体になったことでしょう。けれどボクは105mmマクロなので、トサカに付いている生きものを探してしまいます。小さいツルガチゴミノウミウシなどを見ながらさらに先に進みます。最も深いところにきても透明度はよく、砂地の先にある根(四の段)が見えます。深場では、めずらしいウミウシは見かけませんでした。しかし一つひとつのサイズが大きく、また数も多かったです。 ひととおり探索が終わったので戻ろうとしたら、棚の上でノブコミノウミウシを1個体だけ見ました。最初真っ白いミノウミウシと感じたのですが、ファインダー越しに見ていると、次第に色が付いているのがわかってきました。ここら辺で見たことがなかったので、ちょっと驚きでした。 後は浅場で遊ぶことにし、本格的に戻ります。西口に近づくにつれ、浸水が気になります。そのころには、左足はビショビショで、右足や上半身にも滲みはじめているような状態です。そうなると急速に戦闘意欲がしぼんでしまい、エアもフィルムも充分あったにもかかわらす、さっさと上がってしまいました。ドライスーツを脱ぎ、逆さまにしたら、左足から水がジャーっと流れ出てきました。たぶんブーツの継ぎ目からだろうと思います。帰りがけ、早速DIYショップで接着剤を買って帰りました。 |
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1日(金) |
天 候 | はれ | 水 温 | 18℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 14本目 | |
潜水時間 | 63分 | 最大水深 | 23.4m |
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見たもの | ・イワシの仲間、ミノカサゴ、オニカサゴ、サツマカサゴ、オオモンハタ、コロダイ、キンチャクダイ、ゲンロクダイ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、ウシノシタの仲間ほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、コシオリエビの仲間、ホンヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、ヤドカリの仲間、ゼブラガニ、オウギガニの仲間、イシガニの仲間ほか ・ミドリアマモウミウシ、ゴマフビロードウミウシ、ウミフクロウ、ツノウミフクロウ、ミツイラメリウミウシ、サラサウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、イガグリウミウシ、ニセイガグリウミウシ、フジイロウミウシ、シラヒメウミウシ、アワシマオトメウミウシ、ハナオトメウミウシ、オトメウミウシの仲間、コイボウミウシ、セトミノウミウシほか ・ボウズコウイカ、オキナマコ、アデヤカオアカヒトデ、ヒトデの仲間、クラゲの仲間、ヒラムシの仲間ほか |
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ひ と こ と | GWということで、平日に休みをとっていっていました。雲ひとつない好天のもと、人が働いているときに、それを横目で見ながら潜りに行くのはなかなかいい気分です。 久しぶりにカキ殻の根に行ってみることにし、西口からエントリーすることにします。マスク、フィンを装着し、さあ水面移動に入ろうかというとき、海底に石がひとつコロンと落ちています。なにかいそうな感じがしたのでめくってみたら、ウミフクロウがいました。結局水深50cmぐらいからレギュをくわえて潜水してしまったのでありました。相変わらずゴミみたいな浮遊物は漂っていますが、陽がさして明るいのでストレスにはなりません。砂地のミルには、ちいさなヒラミルミドリガイやミドリアマモウミウシがつきはじめています。 カキ殻の根に着くと、アデヤカオオアカヒトデが目に入ってきました。残念ながらヒトデヤドリエビはいませんでした。そこからちょっと深場に進むと、小さな白いヒラムシが周辺をヒラヒラさせています。近寄ってよく見たら、ウシノシタの仲間の幼魚でした。以前砂地で見たサザナミウシノシタの幼魚なのかはわかりません。でもかわいかった。 その後、深場の壁に沿って進みました。ここはウミウシが多いのでおもしろいのですが、今日も大量のミツイラメリウミウシに混じって、アワシマオトメウミウシや初めて見るオトメウミウシの仲間など、多くの種類を見ることができました。またゲンロクダイがペアでおり、ホンソメワケベラのクリーニングを受けていたためか全く動かず、むしろこっとに近寄ってきたので大変でした。 そこでエアを使いすぎたため、少し急ぎ気味(といっても他のチームより格段に遅い)に西口へ戻ることにします。旗岩手前の砂地では、カキ殻の下にセトミノウミウシがいました。 灯台続きの転石帯に上がったところ、ボウズコウイカが目に留まりました。近づいても逃げる気配がありません。しばらく眺めていたら、カイメンの穴の中に腕を突っ込みます。きっと産卵しているのだと思い、なおも観察を続けたら、やはり産卵しているようでした。ケラマでコブシメが産卵するところは見たことがあるけど、ボウズコウイカの産卵シーンは初めてでした。 しばらく進むと、石の下にウミフクロウがいました。今日は多いなと思いつつスルーしようとしたところ、尻尾?にトゲのようなものがあります。触角の先端の色も黒です。きっとこれがツノウミフクロウというものだろうと思いました。またその近くで見慣れないヤドカリの仲間の写真を撮り、幸せな気分で西口から上がりました。 |
2009年4月
29日(水) |
天 候 | はれ | 水 温 | 18℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 13本目 | |
潜水時間 | 75分 | 最大水深 | 22.8m |
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見たもの | ・キビナゴ、イワシの仲間、メバル、サツマカサゴ、オニカサゴ、オニオコゼ、マダイ、イシダイ、クロダイ、カゴカキダイ、ニジギンポ、イチモンジハゼ、ハゼの仲間、ネズッポの仲間、イソギンポの仲間ほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ホンヤドカリ、ユビナガホンヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、イシガニの仲間ほか ・ゴクラクミドリガイの仲間、ミツイラメリウミウシ(黄)、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、イガグリウミウシ、シラヒメウミウシ、サガミイロウミウシ、ウスイロウミウシ、フジイロウミウシ、カメキオトメウミウシほか ・スナダコ、ヒラムシの仲間、ミズクラゲ、ニチリンクラゲの仲間、フウセンクラゲ、カイウミヒドラ、ウミトサカの仲間、イソギンチャクの仲間、トゲモミジガイ、マナマコほか |
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ひ と こ と | 今日は快晴。やや風はありますが、海は穏やかで、気持ちよくダイビングできそうです。 北口から灯台一周をすることにします。海に入ると。ゴミのような浮遊物が漂っていて、濁っています。そしてそのゴミが、フクロノリの上を覆ったり。ミルに絡まったりしており、ウミウシも見つけづらい状況です。 エントリーしてしばらく進むと、この時期によく見られるヒラムシの仲間が、けっこうなスピードで移動していました。途中の砂地でトラギスと戯れながらオーバーハングに着きますが、いつもの生きものばかりで、珍しいものはいませんでした。しかし、ここで見られるようなでかいコロダイには、他所からやってくるダイバーは驚くかもしれませんね。地元ダイバーは慣れっこになっていますが。 割れ岩でもあまりめぼしい生きものは見つけられず、また前述の浮遊物がヒドロ虫などに付着しており、探す意欲をなくしてしまったので、早々にお花畑の深いほうへ向かいます。そこでは、クサハゼみたいなハゼがホバリングしていたので、そーっと近寄ってピントを合わせようとしていたところ、巣穴の中に逃げ込まれてしまいました。ちょっと離れたところでしばらく様子をうかがいましたが、結局穴の中から出てきませんでした。なんだったのだろう? そこから浅めのところを西口に向けて進みましたが、記憶に残っているのはスナダコの子どもです。かわいかった。 旗岩に来ると、西口から上がるか港からにするか迷います。西口浅場で生きものを探すのもおもしろそうなんだけど、結局上がってからの移動が楽だという理由で港へ向かってしまいます。というわけで今回も港からイグジットしました。上がる直前、港内に係留してある船の下にカゴカキダイの幼魚がいて、かわいらしかったのだけど、浅すぎて写真は撮れませんでした。残念ではあります。そのほかにも何か見たような気がするけど、忘れました(笑) |
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26日(日) |
天 候 | くもり | 水 温 | 18℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 12本目 | |
潜水時間 | 65分 | 最大水深 | 21.9m |
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見たもの | ・イワシの仲間、イシヨウジ、ミノカサゴ、オニカサゴ、サツマカサゴ、ヒメジの仲間、オオモンハタ、キンチャクダイ、ネズッポの仲間、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、ヒラメほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ヤドカリの仲間、オウギガニの仲間ほか ・コトヒメウミウシ、ミツイラメリウミウシ、アラリウミウシ、サラサウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、イガグリウミウシ、フジイロウミウシ、カメキオトメウミウシ、ハナオトメウミウシ、キイロイボウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか ・マナマコ、ヤツデスナヒトデ、トゲモミジガイ、アカヒトデ、イイジマフクロウニ、クラゲの仲間、ヒラムシの仲間ほか |
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ひ と こ と | 今にも降りだすんじゃないかという曇天で、風も吹いており、ひょっとしたら海も荒れているんじゃないかと思いつつ、帆船まつりが開かれている長崎港を通り過ぎ、辰の口に着いてみると、まあ大丈夫そうです。しかし寒い。潜る前から戦意喪失しそうになりました。 大潮の下げでもあり、あまり無理せずアラの巣あたりまで行ってみようということになり、さっそく先週見たボブサンウミウシのリクエストがありました。同じところにいるわけないやろ、というツッコミをいれつつ、内心では「近くにでもいればいいなあ」と思いながら透明度の悪い西口からエントリーします。 アンカーの根に着き、稜線上に生えたフクロノリに沿って進みます。フクロノリの上には、ウミウシは見あたりません。ミノウミウシの仲間を1個体だけ発見しただけです。 根の終わり、先週ボブサンウミウシを見かけたあたりで、いちおう周囲も含めて捜索しましたが、見つけることはできませんでした。どこかに移動したのでしょうか。ただ、その場所は潮の流れが速かったので、岩の割れ目などに逃げ込んだ可能性もありますね。現にフジイロウミウシなどは頭を岩に突っ込んでじっとしていました。 そこからアラの巣方面に進みました。毎年この時期に見かけるヒラムシの仲間がいました。結局アラの巣までは行かず、その手前で戻ることにしました。途中アラリウミウシやコトヒメウミウシなどを見ながら、アンカーの根沿いに戻りました。 港外の砂地でしばらく遊ぼうという魂胆だったのですが、海藻が波に揺られているのを見て酔いそうになり、また寒さも身にしみてきたので急速に戦意を失くし、砂地はスルーして港から上がってしまいました。 GWはどこにも行かず、辰の口三昧と思ってます。 |
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19日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 17℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 11本目 | |
潜水時間 | 72分 | 最大水深 | 20.4m |
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見たもの | ・キビナゴ、イワシの仲間、メバル、サツマカサゴ、マダイ、ニジギンポ、フタホシニジギンポ、イチモンジハゼ、ネズッポの仲間、イソギンポの仲間ほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ユビナガホンヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、オウギガニの仲間ほか ・カラスキセワタ、カノコキセワタ、キンセンウミウシ、ミツイラメリウミウシ(白)、ボブサンウミウシ、コモンウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、シラヒメウミウシ、サガミイロウミウシ、キイロイボウミウシ、セスジミノウミウシ、ツルガチゴミノウミウシほか ・クラゲの仲間、カイウミヒドラ、ウミトサカの仲間、イソギンチャクの仲間、ヤツデスナヒトデ、アカオニナマコ、マナマコほか |
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ひ と こ と | 今日も雲ひとつない青空です。しかも小潮、ダイビング日和です。 さぞやダイバーが多いだろうと思いながら現地に到着すると、そんなに多くありません。聞けば、福岡辺りのダイバー(ショップですね)は、高速道路料金が1,000円になったから、鹿児島などにいっているとのこと。納得しました。 深いところが透明度がよいという情報があったので、アンカーの根又はカキ殻に向かうこととします。西口に着いたら、ボクらと同じ地元のクラブチームの人が上がってきていて、浅場は全然見えない、といいます。なんか状況把握ができないままエントリーしたら、ようやくわかりました。小さなクラゲの大群がぎっしりで、とても前が見えません。海底から20cmほどを進んでいるのですが、それでも海底がゆらいで見えます。まるでナタデココの中を泳いでいるようです。 アンカーの根に近づくにつれ、少しは前が見えるようになってきました。アンカーの根の上を進むと、春定番のウミウシ(アオ、シロ、コモン、サラサ)が目につきます。セスジミノもまだまだ多いですね。アンカーの根の終わりで、コモンウミウシのカラーバージョンか?というのが目に入ってきました。近づいて確認したところ、ボブサンウミウシでした。これはボクが見てみたいもののひとつだったので、うれしかったです。五島列島でも見られるそうなので、辰の口でも見れないかなあと漠然と願っていたのですよ。ただ予想していたよりもずっと小さかった(1cmぐらい)のですけれども。まあとにかく見れてよかったです。 ボブサンウミウシの観察と撮影で随分時間とエアを消費してしまい、アラの巣まで行くのはきつそうだったので、素直に戻ることにしました。ちなみに深いところは、かなり透明度が良かったです。 アンカーの根の壁に沿って戻りましたが、ここでもキンセンウミウシが歩いていました。またツルガチゴミノウミウシもいました。 砂地では再びナタデココの中を進みましたが、不思議なことに港に近づくにつれてナタデココは少なくなり、春の温かい日差しを背中に受けて移動できました。砂地で見たのはカラスキセワタやカノコキセワタ、それからメバルの子どもたちです。 久しぶりにちょっとだけ幸せな気分になり、帰ってから飲んだビールの美味かったことといったら! |
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12日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 16℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 10本目 | |
潜水時間 | 87分 | 最大水深 | 21.3m |
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見たもの | ・イワシの仲間、ハナミノカサゴ、ミノカサゴ、オニカサゴ、サツマカサゴ、ヒメジの仲間、カゴカキダイ、イシダイ、キヘリキンチャクダイ、クロダイ、イチモンジハゼ、イソハゼの仲間、ハリセンボンほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ヤドカリの仲間、オウギガニの仲間、ワレカラほか ・ゴクラクミドリガイの仲間、ゴマフビロードウミウシ、ミツイラメリウミウシ、キンセンウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、イガグリウミウシ、フジイロウミウシ、ハナオトメウミウシ、セスジミノウミウシほか ・マナマコ、アカオニナマコ、トゲモミジガイ、イトマキヒトデ、イイジマフクロウニ、クラゲの仲間、カイウミヒドラほか |
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ひ と こ と | 雲ひとつない青空。しかも風もなく、気温も上がりそうです。絶好のダイビング日和といえるでしょう。しばらく鬱屈した日々が続いていたので、いい気分転換になることを期待しています。 途中、長崎の松ヶ枝埠頭にでかい客船が接岸していました。船名を見たら「クリスタルなんとか」と書いてありました。シティホテルを寝かせて海に浮かべただけという感じで、あまりカッコいいとは思いませんでした。近頃の客船はこういうフォルムばっかりですね。往年のクイーンエリザベス2なんかはカッコよかったなあと思う今日このごろです。 さて辰の口に着いたら、小規模ながら赤潮が発生していました。春には見慣れた光景になりつつあります。 久しぶりなので、無理をせず灯台一周へ。浅場は小さなクラゲの仲間がいっぱいです。小さいとかわいいよね。いちおうウミウシを主なターゲットにしており、フクロノリの上を進みます。しかし、フクロノリは成長しすぎており、中にははがれてしまったものも多くあります。ウミウシはほとんど見ることはできません。カメラもそのために2倍テレコンを装着してきたのに・・・。少々がっかりです。 割れ岩付近ではセスジミノウミウシがたくさん見られました。またお花畑では昨秋以来、久しぶりにキヘリキンチャクダイを見ることができました。冬を越したんだねえ。 あとは再びウミウシ探索をしながら西口まで進みましたが、たいしたヤツは見ず、エアも残り少なくなったので港へと向かいました。港外側の砂地には、キンセンウミウシが多いです。今年はこいつの当たり年なんでしょうね。去年多かったオオアリモウミウシは、今年は結局お目にかかれませんでした。年によって多い少ないがあるので、おもしろいと思います。 港に入ったら、思いの外潮が引いていたので、いつの間にかイグジットしちゃいました。 |
2009年3月
21日(土) |
天 候 | はれ/うすぐもり | 水 温 | 16℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 9本目 | |
潜水時間 | 82分 | 最大水深 | 20.1m |
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見たもの | ・キビナゴ、イワシの仲間、サツマカサゴ、オニカサゴ、マダイ、クロダイ、カゴカキダイ、ニジギンポ、フタホシニジギンポ、イソギンポの仲間ほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ユビナガホンヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミほか ・アズキウミウシ、ゴクラクミドリガイの仲間、ゴマフビロードウミウシ、ミツイラメリウミウシ(白、黄)、ヒロウミウシ、イガグリウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、シラヒメウミウシ、サガミイロウミウシ、フジイロウミウシ、アオウミウシ、ヒメマダラウミウシ、カメキオトメウミウシ、ハナオトメウミウシ、セスジミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか ・カコボラ、ウミトサカの仲間、イソギンチャクの仲間、トゲモミジガイ、ヤツデスナヒトデ、アカオニナマコ、マナマコほか |
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ひ と こ と | 今日も朝から晴れ。 今年は暖かく、開花が少し早いようなので、近くの桜並木のある場所に行ってみたら、もうすぐ満開みたいな状態でした。でも夜半からは雨との予報なので、散らなければいいけど。 昨日に引き続き灯台一周します。波は収まっていたけど、濁りは取れていません。成長したフクロノリの群落に沿ってゆっくりと移動します。潮の動きは小さいので、ウミウシがたくさん出てきているに違いないと思っていたのですが、予想したほどは出てきていませんでした。また昨日割れ岩付近でスコーンと抜けていた透明度は、今日はプランクトンが漂っていて、あまりよくなかったです。 お花畑の壁では、久しぶりにサガミイロウミウシを見かけました。またヒロウミウシもチラホラです。灯台下の浅場に移動し、再びフクロノリ沿いを西口に向けて移動しました。ここでもウミウシは少なく、ヒメマダラウミウシぐらいしか印象に残っていません。 あとは港に回りこみ、テレコンの練習がてらそこらへんのものを写しながら上がりました。上がったら曇ってきたと同時に風がでてきていて、少し肌寒さを覚えました。 |
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20日(金) |
天 候 | はれ | 水 温 | 16℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 8本目 | |
潜水時間 | 72分 | 最大水深 | 21.0m |
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見たもの | ・イワシの仲間、キビナゴ、オニカサゴ、サツマカサゴ、ハナミノカサゴ、イシダイ、メジナ、タイ、クロダイ、ネズッポの仲間、フタホシニジギンポ、イチモンジハゼ、ハリセンボンほか ・イソスジエビ、サラサエビ、オドリカクレエビ、ケブカヒメヨコバサミ、ユビナガホンヤドカリ、ヤドカリの仲間ほか ・ゴクラクミドリガイの仲間、キンセンウミウシ、ミツイラメリウミウシ(白、黄)、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、サギリオトメウミウシ、セスジミノウミウシほか ・トゲモミジガイ、ヤツデスナヒトデ、アカオニナマコ、マナマコほか |
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ひ と こ と | 今日は快晴、気温も上がりそうでなによりです。ただし風があるので体感温度はそうでもないかな。ちなみに今日は地元の酒蔵の蔵開きなので、ちょっと早めに家を出て、まずそこに立ち寄ります。潜る前に呑むわけにもいかないので、蔵開き限定のお酒(純米大吟醸!)を買って、それを車に積んで辰の口に向かいました。こういう限定モノには、めっぽう弱いんです(笑) 辰の口に着いたら、北からの風があり、東〜北口方向は多少の波もあります。といっても入れないわけでもないので、灯台一周にしました。 浅場は波の影響を受けて砂が巻き上がっており、透明度はさほどよくありません。また波の影響なのか、フクロノリの上にウミウシの姿を見かけません。そんなこんなであちこちにいるミツイラメリ(黄)を眺めつつボンヤリ進んでいくと、突然、割れ岩付近で透明度がよくなりました。本来なら狂喜乱舞するところ、エントリー時点からマスクの調子が悪く、どんなにしても水が入ってきてそれどころではありません。お花畑でもそういうことで楽しめず、仕方がないので西口付近で一度浮上し、セットし直したら治りました(笑) エアもフィルムもまだ充分に残ってたので、港方面に回りこみました。次第に水の冷たさがこたえてきたけど、いいサイズのキンセンウミウシがいたので、ちょっと気分が良くなりました。港に入り、オオアリモウミウシが出てきてないか探しましたがまったく発見できず、あきらめて上がりかけたら、砂の上を黒っぽいゴクラクミドリガイの仲間が這っていました。はじめて見るタイプなのでうれしくなり、残りのフィルムをすべて使ってしまいました。今日は105mmレンズ+2倍テレコンで行ったので、ピントあわせが難しく、うまく撮れているかどうかちょっと不安です。 上がったらグルッペ3号さんがやってきていて、久しぶりの再会となりました。まだ島にいるとのことなので、今年こそは行ってみたい気がします。 |
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15日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 16℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 7本目 | |
潜水時間 | 74分 | 最大水深 | 19.5m |
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見たもの | ・キビナゴ、イワシの仲間、サツマカサゴ、オニカサゴ、マダイ、クロダイ、ボラ、コケギンポの仲間、フタホシニジギンポ、ヒラメほか ・オドリカクレエビ、ユビナガホンヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、ヤドカリの仲間ほか ・ツノクロミドリガイ、クロミドリガイ、ゴマフビロードウミウシ、ミツイラメリウミウシ(白、黄)、ヒロウミウシ、イガグリウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、キイロウミウシ、アオウミウシ、カメキオトメウミウシ、サギリオトメウミウシ、ハナオトメウミウシ、セスジミノウミウシ、ミノウミウシの仲間ほか ・ウミトサカの仲間、イソギンチャクの仲間、クラゲの仲間ほか |
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ひ と こ と | 朝起きたら晴れていて、宿の部屋から眺める海(三ツ瀬〜軍艦島方面)も昨日よりはるかに穏やかです。今日は辰の口もダイバーが多いでしょう。 野母崎から辰の口までは30分ほどで着くので、道中時間つぶしを兼ねて寄り道をしながら向かいます。昼飯を買いにスーパーに立ち寄ったら、ちょうどバディも来てました。 海も穏やかになったので、灯台一周にします。砂地のフクロノリは、だいぶ成長してきています。本番までもうちょっとです。とりあえず途中まではフクロノリの上を通りました。珍しいものといえばツノクロミドリガイでしたが、真っ白いミノウミウシの仲間もいました。オーバーハングを過ぎたところにある岩にも、白っぽいミノウミウシの仲間がいましたし、そのそばのトゲトサカの茎に当たる部分には、サギリオトメっぽいウミウシが何匹か集合していました。それよりも気になったのはキビナゴの群れで、まさに乱舞という言葉がぴったりで、しばし見とれてしまいました。 割れ岩を過ぎた辺りの岩には、小さなウミウシがあちことで見られます。とくに3ミリほどのイガグリウミウシはかわいかったです。あんな小さなヤツははじめてだったので。 お花畑に着き、壁沿いにじっくりとウミウシを探そうと思ったのですが、生理現象をもよおしてきたのでとりあえず急いで西口に向かい、そこから上がりました。エアもフィルムもまだ残ってたのに残念です。ドライスーツはこんなとき不便だね。 帰りがけ、NHKの一階で開催されている野鳥の写真展を見に行きました。野鳥の会の方が丁寧に解説してくださったので、予想以上に楽しい時間を過ごせました。野鳥もいいかなと思うけど、今のところ時間がないのでもうちょっとしてから考えます。 |
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14日(土) |
天 候 | くもり | 水 温 | 16℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 6本目 | |
潜水時間 | 55分 | 最大水深 | 20.4m |
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見たもの | ・イワシの仲間、、イソカサゴ、サツマカサゴ、ヒメジの仲間、ゲンロクダイ、メジナ、タイ、クロダイほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ヤドカリの仲間ほか ・アリモウミウシ、ミツイラメリウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、フジイロウミウシ、カメキオトメウミウシ、セスジミノウミウシほか ・マナマコ、ウミケムシ、クラゲの仲間、ヤナギウミエラほか |
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ひ と こ と | 朝の様子だととても無理みたいな感じで、ボクが現地に着いた正午前もやめようかな、という状態だったけれど、あとちょっとすれば波も少しは収まるだろうし、また潮も引いてきて港からのEN/EXならなんとかなるかもと思い、ちょっと時間をつぶして1時間後に戻ったら、まあなんとかなりそうな感じだったので、行ってみることにしました。実はこの日、野母崎の温泉に泊まりに行く予定なので、その前に寒い思いをしたかったのですね。 なるべく波の影響を受けないよう、港から砂地をまっすぐに進み、カキ殻の根を往復します。 砂地は砂が舞い上がって透明度はさほどよくありませんでした。砂地のウミウシは、砂の中に避難しているのか姿が見えません(当たり前ですが)。港の中の緑藻上でアリモウミウシを2個体見ただけでした。底付近を行き来するヒメジは、今日は海底にじっとしています。小さなサツマカサゴが小さな岩に身を寄せ、胸ビレを突っ張って流されまいとしている姿が、なんだか笑えました。 カキ殻付近は、流れがちょっと複雑になってたことを除けばわりと安定してました。沖の壁に沿って進みましたが、荒天の影響なのかウミウシは出ていません。シロウミウシやアオウミウシなどが岩のすきまに頭だけつっこんで避難していました。ただ魚は、数は少ないものの泳ぎ回っています。そこで久しぶりにゲンロクダイを見ました。上品でいいと思いますね。 波でゆらゆらすると酔ってしまうので、その影響を受けないようなコース取りをし、再び港から上がりました。 その後は野母崎の温泉にまっしぐらで、充分温まった後、ビールを飲んで飯食って、静かな温泉の一夜を過ごすこともなく、部屋に戻ったら速攻で寝てしまいました(笑) |
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1日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 16℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 5本目 | |
潜水時間 | 60分 | 最大水深 | 25.0m |
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見たもの | ・キビナゴ、イワシの仲間、サツマカサゴ、オニカサゴ、マダイ、クロダイ、、ハタタテダイ、マトウダイほか ・ユビナガホンヤドカリ、ケブカヒメヨコバサミ、ヤドカリの仲間、コシオリエビの仲間、ゼブラガニほか ・キンセンウミウシ、アリモウミウシ、ミツイラメリウミウシ(白)、シラヒメウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、キイロウミウシ、アオウミウシ、カメキオトメウミウシ、サギリオトメウミウシほか ・イワカワハゴロモ、アデヤカオオアカヒトデ、ヤツデスナヒトデ、イイジマフクロウニ、ウミトサカの仲間ほか |
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ひ と こ と | 久しぶりの好天。庭のサンシュユの花も開いたし、もう春です。いつもより全体的に2週間ほど早いような感じですね。 辰の口に着くと、北東からの風があり、波も少々あります。入れないことはなさそうですが、すべてにわたって楽をしたいワタクシとしては、東〜北口からのエントリーは却下です。よって西口からアンカーの根付近に行くことにしました。 これまでの茶色い濁った海中とは全然違い、透明度は抜群によかったです。潜っていて「気持ちいい」と思ったのは久しぶりでした。旗岩を過ぎて少し行くと、アンカーの根が見えました。アンカーの根に着くと、さらにその先が見えます。そんなわけで、じっくり生きものを探すといういつものパターンを忘れ、つい先へ先へと向かってしまいます。アラの巣の上まで来ても、透明度がよく、その向こう側の根が近くに感じられます。14リットルのタンクならきっと行っただろうね。いつもなら底に下りるところでしたが、透明度がよく一面に生えたソフトコーラルがとてもきれいだったので、その景色を堪能しながら壁の上伝いに港へと戻りました。 その途中で記憶に残っているのは、アンカーの根の終わりあたりで大きなマトウダイを見たこと、それから西口の捨石のところでキンセンウミウシがいたこと、港の中でアリモウミウシが緑藻に喰っていたことぐらいです。 今日は最後まで戦闘意欲を失うことなく、気持ちよくダイビングを終えることができました。 ところで、今長崎を含む東シナ海沿岸では、「あびき」と呼ばれる数十分周期で潮位が昇降する「副振動」という現象が起こっているそうです。海の中でそれが発生したらどうなるんだろうという期待があったのですが、結論をいえば、まったく分かりませんでした。発生したのかどうかすらわかりませんでしたよ。 |
2009年2月
15日(日) |
天 候 | はれ/くもり | 水 温 | 15℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 4本目 | |
潜水時間 | 79分 | 最大水深 | 22.2m |
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見たもの | ・イワシの仲間、メバル、イソカサゴ、サツマカサゴ、ヒメジの仲間、カゴカキダイ、チョウチョウウオ、メジナ、タイ、クロダイ、イチモンジハゼ、アイゴ、ハゼの仲間、ヒラメほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ヤドカリの仲間、ゼブラガニほか ・ミツイラメリウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、イガグリウミウシ、ハナオトメウミウシほか ・マナマコ、ヤツデスナヒトデ、トゲモミジガイ、イトマキヒトデ、イイジマフクロウニ、クラゲの仲間、ユキミノガイの仲間ほか |
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ひ と こ と | 一昨日、すごい風だったし波も高かったようなので、トガリモエビ探索はたぶんムリだろうと思いながら現地へ行ったら、案の定「ニゴニゴ」とのことで、それならばと久しぶりに灯台一周してみることにしました。お花畑や割れ岩付近のヒドロ虫などの付着生物の状況を確認するつもりです。 北口から入ろうとしたら、いつの間にか波が出てきていて、素早く泳ぎだします。海の中は、浮遊する茶色い植物プランクトンと巻き上げられた砂が入り混じって、視界がききません。フクロノリもまだまだです。オーバーハングまで来たら、ふとヒメギンポのことを思い出し、壁を探してみましたがいませんでした。 割れ岩からお花畑にかけて、わりとまじめに壁を探索しましたが、イガグリやアオ、サラサなど、いつものウミウシがちらほらいる程度で、パッとしませんでしたけれども、お花畑の壁には黄色バージョンのミツイラメリウミウシが集まっているところがありました。まだ小さかったけど。あとはイイジマフクロウニについたでかいゼブラガニやイワシの仲間の大群などが印象に残ってます。去年(仮称)ノブコミノウミウシを見つけた岩にも行ってみましたが、付着生物も育ってなくて、まだまだの感がありました。 そのあたりでボクの戦闘意欲が切れ、あとはボンヤリと港まで流すことにしました。あまりの透明度の悪さに水中景観を楽しむことなどできず、つまらなかったので頭の中で歌を歌ってました(笑)。浅場でウミウシでも探そうかと思ったところ、海底のごみが波に揺られており、それを見ていたら酔いそうになったので、あわてて上がりました。やれやれ。 |
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11日(水) |
天 候 | くもり | 水 温 | 15℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 3本目 | |
潜水時間 | 56分 | 最大水深 | 30.2m |
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見たもの | ・イワシの仲間、サツマカサゴ、イラ、キンチャクダイ、ヨメヒメジ、ハタタテダイほか ・イソスジエビ、オドリカクレエビ、ユビナガホンヤドカリ、ホンヤドカリの仲間、ヤドカリの仲間、コシオリエビの仲間ほか ・シロウミウシ、サラサウミウシ、キイロウミウシ、ハナオトメウミウシ、オトメウミウシの仲間、シロハナガサウミウシほか ・コウイカの仲間、イイジマフクロウニ、ヤナギウミエラほか |
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ひ と こ と | 辰の口までの道中、それから辰の口に着いたら、全体的に霞がかかったようになっていました。気温が高かったのでぼんやりと「春霞なか」と思っていたところ、どうやら黄砂だったらしいことが後になって判明しました。ちょっと早すぎるんじゃない? 先週土曜日に引き続き、トガリモエビ捜索のためカキ殻の沖へ。情報によれば海の中は先週よりひどい状態になっているとのこと。行く前からあきらめモードになりました。 案の定透明度は悪くなっていて、全体的に茶色です。味噌汁の中に潜っているようです。そのためもあって、魚の姿もヒメジの仲間など海底にいるもの以外はほとんど見えません。カキ殻を通過して底の砂地に着いたら、あたりはますます暗く濁り、トガリモエビ探索どころではありません。早々に打ち切ってカキ殻の根に戻り、ウミウシがいないか探しました。たぶんサギリオトメウミウシだろうというヤツがいた以外は目ぼしいものもおらず、エアも少なくなってきたのでアンカーの根経由で西口に向かいました。途中の砂地でわりとでかいコウイカの仲間を見たのですが、濁っているために見失ってしまい、残念なことをしました。もっともこんな状態では写真はムリだったろうとは思います。 完全に戦意を喪失していたので、あっさり西口から上がろうかとも思ったのですが、歩くのがきつそうだったので港から上がることにしました。港に入り、緑藻の上にウミウシがいないかちょっとだけ探しましたけど、いなさそうだったので、そそくさと上がってしまいました。 |
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8日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 15℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 2本目 | |
潜水時間 | 71分 | 最大水深 | 29.5m |
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見たもの | ・イシヨウジ、イワシの仲間、サツマカサゴ、オニオコゼ、コチ、ヒメジ、キンチャクダイ、メジナ、ハゼの仲間、ヒラメほか ・イソスジエビ、スジエビモドキ、オドリカクレエビ、ヤドカリの仲間、ユビナガホンヤドカリ、ホンヤドカリの仲間、トウヨウコシオリエビ、ゼブラガニほか ・クロモウミウシ、ハダカモウミウシの仲間、サラサウミウシほか ・マナマコ、トラフナマコ、アカオニナマコ、クモヒトデの仲間、クラゲの仲間ほか |
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ひ と こ と | 長崎ではランタンフェスティバルをやっており、ボクも5日に行って来ました。見る(といっても飲みに行ったついでに通ったくらい)のは十数年ぶりだったのですが、その頃とは規模が全く違っていてびっくりしましたね。 このイベントに合わせ、米軍のブルーリッジという船が小が倉に接岸していました。第7艦隊旗艦というので、さぞやでかい船だろうと想像していたのですが、車から見た印象は、そうでもなかったです。もっとも、周辺にはタンカーなどがゴロゴロいるし、ちょっと離れていたのでそう見えたのだろうと思います。でもダイビング優先なので、わざわざ近くまで行こうとは思いません。 いよいよトガリモエビ捜索に出かけます。情報によればけっこうでかいとのことで、流れもない時間帯だったので期待していました。ただ深場はものすごく濁っているとのことで、果たして見つけられるかどうかという懸念もありました。 西口から入り、エアの消費を抑えるため、灯台に沿ってふだんより長い距離を水面移動します。潜行すると果たして濁ってます。いつもなら底を這うようにゆっくりと進むのですが、先を急ぐのでちょっと上をズンズン移動します。間もなくカキ殻の根に着き、そこを通過して沖の砂地まで降ります。この辺りは濁りがますますひどく、1〜2mぐらいしか見えません。しばらく探しましたが結局見つけることを断念し、戻ることにしました。 帰りは砂地を進みます。何もない砂地なら寒さが身に染みてたいへんなのですが、ところどころに石などが落ちているので、気を紛らわせてくれます。港の外付近にある小さな岩に小さすぎてよくわからないハダカモウミウシの仲間がいました。港内に入ると、一転して透明度がよく、緑色の海藻がきれいに映えてます。緑藻には、クロモウミウシがついていました。ぼちぼちこのテのウミウシがでてきていますね。後は係留ロープに沿って上がりました。 次はリベンジです。でも外れると疲れるだけ、というダイビングになってしまうから、透明度次第かな。 |
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1日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 15℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 1本目 | |
潜水時間 | 74分 | 最大水深 | 21.3m |
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見たもの | ・イワシの仲間、アオヤガラ、オニオコゼ、サツマカサゴ、オニカサゴ、ミノカサゴ、コロダイ、マダイ、ハタタテダイほか ・イソスジエビ、オドリカクレエビ、セトヤドリエビ、ホンヤドカリ、ユビナガホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、コシオリエビの仲間ほか ・コトヒメウミウシ、ミツイラメリウミウシ、シラヒメウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、フジイロウミウシ、サラサウミウシ、コモンウミウシ、イガグリウミウシ、カメキオトメウミウシ、オトメウミウシの仲間、コイボウミウシほか ・アオリイカ、カコボラ、ヤツデスナヒトデ、ウミトサカの仲間ほか |
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ひ と こ と | このところ週末になると天気が悪く、潜りに行けなかったのですが、ようやく今年の初潜りをすることができました。朝のうちはまだ風が吹いていましたけれども、次第に収まってきました。 パパラギさんが見つけたトガリモエビを見に行こうかどうか迷ったんですが、水深もあり、かつ遠距離できつそうだったので、おとなしくアンカーの根を往復してウミウシを探すことにしました。 年末年始で太ったのかドライスーツがきつく、ウェットみたいになってました。もっとも着込んでいたせいもありますが。ひょっとするとウェイトが足らないかもしれません。なんとか頭からエントリーできましたが、ちょっと体が浮く感じだったので、しばらく石をBCポケットに入れて安定を図りました。 水中は明るいです。イワシの群れが泳ぎまわっており、キラキラしてきれいです。アンカーの根に着いてしばらく進むと、大きなアオリイカの群れがホバリングしていました。ウミウシは、予想していたよりはずっと数も種類も多かったですが、サイズ的にはもう少しですね。コトヒメウミウシが見れたのでまあよしとします。ただタマガイの殻を棲家にしたヤドカリの仲間は、じっとしていると冷たさが身に染みてきて、結局出てくるまで待てず断念しました。ちらっと見た限り、おもしろそうなやつだったのですが。またトゲトサカの上で、オトメウミウシの仲間がいました。大きさからカメキかと思ったのですが、触角の先端が黄色くなかったので、たぶん違うと思います。それからハタタテダイが8枚ゆっくりと泳ぎ回っていました。冬を越すのかな? 帰る途中、体が浮き気味になったので、ふたたび石を持って港まで移動しました。砂地はこれといって特筆すべきことはなかったのですが、とにかく日光がさんさんと降り注いでおり、気分よくのんびりと移動できました。ただ寒かったです。港内でしばらく遊んでから上がろうと思ったのですが、エアがなくなったので上がりました。 次はトガリモエビを見に行こうかな。 |