2009年11月
2日(火) |
天 候 | はれ | 水 温 | 22℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 52本目 | |
潜水時間 | 104分 | 最大水深 | 19.5m |
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見たもの | ・ニシキフウライウオ、サツマカサゴ、オニカサゴ、ミノカサゴ、ハナミノカサゴ、アジ、オキゴンベ、キンチャクダイ、トノサマダイ、チョウチョウウオ、ハタタテダイ、ミツボシクロスズメダイ、マダイ、クロダイ、ヘダイ、コロダイ、ネズッポの仲間、ニラミギンポ、シマギンポ、ダテハゼの仲間、イソハゼの仲間、ツノダシ、カマスほか ・サラサエビ、アカホシカクレエビ、オドリカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、ウミシダヤドリエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、クモガニの仲間、スベスベマンジュウガニ、キモガニ、オキナガニ、オウギガニの仲間、ヒメサンゴガニの仲間ほか ・イガグリウミウシ、キイロイボウミウシ、コイボウミウシ、シロハナガサウミウシ ・ヒラムシの仲間、ゴカイの仲間ほか |
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ひ と こ と | 昨日は風が強いうえに寒く、仕事帰りには気温が10℃しかなく、ダイビングに行く気持ちがなくなっていたのですが、今朝起きたら雲ひとつないいい天気だったので、あわてて準備します。そのためいつもよりさらに遅い出発となりましたが、まあいいでしょう。 前回に引き続き、白カエルアンコウ探しです。北口からエントリーし、ゆっくり進みます。昨日海は荒れていたはずなんですが、透明度は前回よりもよさそうです。オーバーハング近くになると、魚の種類、数がすごかったです。魚の動きがちょっとヘンだったので、釣り人が撒き餌してたのかもしれませんが。そのあたりで白カエルアンコウを探しましたが発見できず。バディはなおも粘ってましたが、ボクはくしゃみがでてきたので先に進みます。 割れ岩にツノダシがいました。ほぼ成魚なのでかわいらしくはないのですが、正面から見ると笑えます。そこからお花畑へ。いつもなら底のほうに進むのですが、耳と鼻の調子が今ひとつなので棚の上を中心に移動します。小さなイソギンチャク(ニチリンイソギンチャクだったか)に、いずれも小さなアカホシカクレエビとオドリカクレエビが1個体ずつ棲んでいます。大きくなったらどうするのでしょうかね?そこから砂地を進みます。砂地に空いた小さい穴から、小さい魚が砂を吐き出しているところにでくわしました。何の魚かわからなかったのですが、自分で巣穴をつくる魚はどんなのがいたっけ?とりあえずその魚が出てくるのを待ってたら、ヨメヒメジがやってきて、巣穴を壊していってしまいました。待ってれば再び出てきたんだろうけど、冷たさが体にこたえてきたので、ニシキフウライウオを見た後、西口に向かいます。 西口浅場は引き潮のため濁っていたため、急遽に港へ向かいました。防波堤外側のサンゴイソギンチャクには、ミツボシクロスズメダイがいました。中央口まで来たら、ダテハゼの仲間が目立つところに陣取ってました。港に入ったらさらに水温が下がったので頭が痛くなり、いつものように港内でだらだらと遊ばず、さっさと上がりました。 こんなに寒かったら、次からドライにするか迷うところですね。 |
2009年10月
31日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 23℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 51本目 | |
潜水時間 | 74分 | 最大水深 | 23.4m |
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見たもの | ・ニシキフウライウオ、アオヤガラ、カエルアンコウ、サツマカサゴ、オニカサゴ、ミノカサゴ、ハナミノカサゴ、カゴカキダイ、キンチャクダイ、チョウチョウウオ、イサキ、マダイ、クロダイ、ヘダイ、キハッソク、コロダイ、ハナビヌメリ、ニラミギンポ、オオガラスハゼ、イソハゼの仲間、キヘリモンガラ、ハリセンボンほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、オイランヤドカリ、ヤドカリの仲間、イソカニダマシ、マルガザミ、アカイシガニ、オウギガニの仲間、ヒメサンゴガニの仲間ほか ・キロイボウミウシ ・イイジマフクロウニ、ゴカイの仲間ほか |
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ひ と こ と | いろいろ忙しく、3週間ほど間が開いたのですが、ようやく潜りに行けました。快晴です。 灯台を一周することにしました。狙いは白いカエルアンコウとニシキフウライウオだそうです。 北口からエントリーし、ジンワリと進みます。濁りはさほど気になりません。しかし生きものの種類は少なく感じます。目立つのはスズメダイの仲間ぐらいですか。ミドリイシの隙間にいるヒメサンゴガニの仲間も増えてきたように思います。 途中、カゴカキダイが目の前に現れました。逃げるどころか、逆にまとわりついてきます。餌付けされているような感じです。少しシラけつつオーバーハングへ向かいましたが、オーバーハングでは10尾ぐらいのカゴカキダイがこっちに向かってきました。どうやらこいつらもさっきのカゴカキダイの一味のようで、エサをねだりにきたようです。シラけたので先に進みます。ちなみに白いカエルアンコウは、わりと念入りに探したんだけど、見つけることができませんでした。 割れ岩にも餌付けされてるようなオキゴンベがいて、目の前まで近寄ってくるのでスルー。お花畑に向かいます。深いところで白いエダムチヤギについたガラスハゼの仲間を観察し、そこからお花畑の底に沿って進みましたが、あまり目ぼしいものはいなかったので、早々に切り上げ、ニシキフウライウオを見に行きます。うわさどおり、オスしかいませんでした。前回見たときよりもかなり大きくなっていました。行動範囲も広くなっています。それにしてもメスはどこに行ったのか。新しい男をみつけたのか、それとも死んでしまったのか、気になるところです。 週末にちょっと飲みすぎて腹が痛くなってきたので、早めに上がることにします。西口に向け浅場を移動していたところ、オレンジ色のカエルアンコウがいました。何となく春に東口で見たベイビーが大きくなったんじゃないかと思いました。上がる直前、キヘリモンガラの姿を見かけましたが、先を急いでいたのでスルーしました。 |
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12日(月) |
天 候 | はれ | 水 温 | 24℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 50本目 | |
潜水時間 | 79分 | 最大水深 | 18.6m |
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見たもの | ・アオヤガラ、サツマカサゴ、オニカサゴ、ミノカサゴ、アジ、カンパチ、キンチャクダイ、トノサマダイ、チョウチョウウオ、ハタタテダイ、マダイ、クロダイ、ヘダイ、コロダイ、ニラミギンポ、シマギンポ、ガラスハゼ、オキナワベニハゼ、イソハゼの仲間ほか ・サラサエビ、アカホシカクレエビ、オドリカクレエビ、イソバナカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、イソギンチャクモエビ、スベスベマンジュウガニ、キモガニ、オウギガニの仲間、サンゴガニの仲間ほか ・コノハミドリガイ、シラヒメウミウシ、キイロウミウシ、シロハナガサウミウシほか ・メダカラ、タカラガイの仲間、ヒラムシの仲間、ゴカイの仲間ほか |
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ひ と こ と | 昨日までと違い、今朝はキッパリと晴れてます。風もなさそうで、ダイビング日和です。 今日はとりあえずニシキフウライウオまで連れて行き、一人は写真を撮るのでその場に残し、もう一人を連れてカキ殻の根の近くまで往復し、再び合流することにしました。とりあえず今日は50mmレンズに替えてきたので、後でじっくりと狙ってみたいと思います。 流れはなく、しかも濁っているため、全体的にどんよりとしています。ニシキフウライウオのところまで案内した後、アンカーの根に向かいます。小さなアカホシカクレエビがいました。辰の口では圧倒的にオドリカクレエビの数が多いので、アカホシは貴重な存在です。その根を越えて、カキ殻の根に渡ります。珍しい生きものは見かけませんでした。ごく小さなシラヒメウミウシを見たぐらいかな。砂地から顔を出しているヤギの仲間には、小さなガラスハゼとともにイソバナカクレエビが住み着いています。このヤギにイソバナカクレエビがつくのは久しぶりのような気がします。アンカーの根に上がると、アンカーの近くでイソギンチャクモエビを見つけました。大きいのと小さいのと2個体いましたが、小さいほうがかわいかった。 ニシキフウライウオのポイントに戻ると、置いていったバディがまだいました(笑)デジカメは写せる枚数が多いからいいよね。きっと堪能したことでしょう。ちなみにボクはいつの間にかフィルムを使い切ったので、ぼちぼち戻ることにします。歩きたくなかったので港へ向かいました。上述のとおりフィルムを使い切っているので、何かおもしろいものが出たらアウトだなあなどと思いながら進みましたが、結局何も見ませんでした。ラッキーというか何というか。 港出口にいたダテハゼの仲間は、今日も見ませんでした。台風の影響で、どっかに行ったのかな?そこから港に入り、さっさと上がりました。 |
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11日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 24℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 48・49本目 | |
潜水時間 | @102分、A77分 | 最大水深 | @12.5m、A27.7m |
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見たもの | ・アオヤガラ、サツマカサゴ、オニカサゴ、オニオコゼ、ミノカサゴ、ハナミノカサゴ、アジ、カンパチ、キンチャクダイ、アカネキンチャクダイ、トノサマダイ、チョウチョウウオ、イサキ、マダイ、イシダイ、クロダイ、ヘダイ、キハッソク、コロダイ、アカオビハナダイ、ハナビヌメリ、ニラミギンポ、シマギンポ、ガラスハゼ、イソハゼの仲間、クラカケモンガラほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、イソバナカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、ショウジョウカニダマシ、ケブカカニダマシ、イソカニダマシ、スベスベマンジュウガニ、キモガニ、オウギガニ、ウスハオウギガニ、オウギガニの仲間、サンゴガニの仲間ほか ・コノハミドリガイ、ミツイラメリウミウシ、キヌハダウミウシの仲間、ツヅレウミウシ、イガグリウミウシ、シロハナガサウミウシほか ・アオリイカ、ジンドウイカ、マダコ、シラヒゲウニ、イイジマフクロウニ、ヤナギウミエラ、ゴカイの仲間ほか |
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ひ と こ と | 今日はダブルヘッダー。すっきりと晴れてくれれば上がってから寒くないのだろうけど、微妙な空模様です。ともかく、おじさん2人は、老体にムチ打ってがんばります(笑) 1本めは灯台を一周。ただし西口〜北口と、いつもとは逆のコースです。 とりあえず人気のニシキフウライウオのペアを観察しました。メスは、上に行ったり下に行ったり、けっこう動くのですが、オスの写真を撮ってると、ガードするように近寄ってきます。普通ならシャッターチャンスなのですが、透明度が相変わらずで、しかもフウライウオの向きが一定せず、難しいです(泣)うまくいけば来年の年賀状に使おうと思ってるのですが。無理かもしれません。 その後は灯台に沿ってゆっくりと移動します。イシダイやらタイ、コロダイなどのデカいのが多いです。またニラミギンポが目の前でホバリングなどを見せてくれました。浅場をダラダラと進んでたら、いつの間にかオーバーハングの上に着きました。オトメベラが群れでいたので、そのうちの青いヤツをしばらく狙います。さらに灯台に沿ってごく浅場を進みます。見事なサンゴイソギンチャクの群落があり、そこにクマノミベイビーが2個体いたのは可愛かったです。北口付近でマダコの巣穴を覗いたら、怒って体色の半分を白に変えたのでおもしろかったです。 しばしの休憩の後、フィルムを交換しようとしたら、家に忘れてきていました。「心のフィルムに記録しろ」とか冷やかされましたが、ボクの記憶力からいって、無理です。仕方ないので1本めの残り4カットで勝負することにしました。 2本目は港からアラの巣へ。港の中も透明度はよくありません。アンカーの根を過ぎ、その終点あたりではミツイラメリウミウシの小さいのがいました。水温が低い時期だけだと思っていたのですが、今年は一年中いるようです。途中アオリイカの編隊などを眺めつつアラの巣付近まで来ると、透明度がますます悪くなり、2mほどしか見えません。そこで底に下りるのはやめ、エッジ沿いに進むことにしました。途中でアカオビハナダイが見えてきました。久しぶりです。オスばかり2個体確認できました。4枚しかフィルムがないのでじっくり狙ってたら、そばにイイジマフクロウニがいました。危ないあぶない。途中、アカネキンチャクダイがけっこう成長していたり、イサキの群れに取り囲まれたりしながらアンカーの根から西口へ戻りました。西口では減圧停止を兼ねて、クロダイやヘダイの群れ、クラカケモンガラの子どもなどを見物してから上がりました。なおフィルムは、ちょうど使い切ってしまいました。 ニシキフウライウオのところでは、濁っているために105mmレンズでは浮遊物が写り込んでいそうな感じです。明日は50mmに替えてみようと思います。 さすがに2本は疲れました。 |
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10日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 24℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 47本目 | |
潜水時間 | 121分 | 最大水深 | 12.5m |
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見たもの | ・イシヨウジ、ニシキフウライウオ、アオヤガラ、サツマカサゴ、ワニゴチ、ミノカサゴ、カンパチ、アジ、キンチャクダイ、トノサマダイ、チョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、ミサキウバウオ、マダイ、クロダイ、ヘダイ、メジナ、コトヒキの仲間、ベラの仲間、シマギンポ、サツキハゼ、イソハゼの仲間、クラカケモンガラほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、キモガニ、ケブカオウギガニ、スベスベマンジュウガニ、イシガニの仲間、フトユビシャコの仲間ほか ・シロハナガサウミウシ ・アオリイカ、ハボウキガイの仲間、ゴカイの仲間ほか |
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ひ と こ と | うわさのニシキフウライウオのペアを見学に、西口からエントリーしました。ニシキフウライウオを見るのは何年ぶりだろう。わくわくします。ちなみにボクのメアドは、こいつの学名からいただきました。 その前に、浅場でクラカケモンガラの幼魚がまだいるか見に行くことにします。やつは相変わらず岩の上を泳ぎまわっております。台風のときはさすがに穴の中に隠れていたのでしょう。よくがんばった。 灯台に沿ってアンカーの根方向に進みます。透明度は良くなく、白く濁った感じです。途中ではワニゴチの子どもとかトゲチョウチョウウオがいました。トゲチョウは、いやがるチョウチョウウオにくっついて泳ぎ回っていました。旗岩を過ぎ、しばらく進むと、海のグルッペさんが手招きするので近寄ったら、そこに目指すニシキフウライウオのペアが浮かんでました。メスはけっこう大きいです。以前見たのよりも一回り大きそうな感じです。卵も抱えているように見えました。それに比べ、オスはその半分ぐらいしかありません。同じオスとして、がんばれ!といってやりたくなりました。しかし、両者とも黒地にオレンジの模様で、とてもきれいです。今まで見たなかではいちばんきれいだと思いました。ただ、正直なところ写真として美しく撮るのは、ボクの技術では難しいかもしれません。このペアも、台風前から確認されていたそうで、無事に生き残ったとのことでした。ここは波当たりがけっこう強いところなのに、どうやってしのいだんでしょうかね。 そこからアンカーの根に立ち寄ろうと考えていたのですが、透明度が悪いので引き返し、浅場でダラダラと過ごしました。途中、わりときれいなフトユビシャコの仲間を見ました。 エアも十分残っていたので、防波堤をグルリと回って港に入ることにしました。港の中央口にいたオレンジ色のダテハゼの仲間は、今日は確認できませんんでした。台風でどっかに行ってしまったのか気にかかるところです。港に入り、エアはまだ残ってたんですが、寒くてたまらなくなったので上がりました。あとで水温を見たら24℃になってました。前回より2℃も下がってしまいました。寒かったはずです。 |
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4日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 46本目 | |
潜水時間 | 95分 | 最大水深 | 12.5m |
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見たもの | ・キビナゴ、イワシの仲間、タツノイトコ、イシヨウジ、アオヤガラ、ミノカサゴ、サツマカサゴ、オニカサゴ、カンパチ、クロホシフエダイ、マダイ、コロダイ、コトヒキ、キンチャクダイ、トノサマダイ、チョウチョウウオ、スジハゼ、オニハゼ、ダテハゼの仲間、イソハゼの仲間、カマス、クラカケモンガラほか ・ガンガゼカクレエビ、テナガカクレエビの仲間、カクレエビの仲間、トウヨウコシオリエビ、アカイシガニ、キモガニ、オウギガニの仲間ほか ・シロハナガサウミウシ ・アオリイカ、ゴカイの仲間ほか |
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ひ と こ と | 今日は雲ひとつないすっきりとした青空。個人的にも課題のひとつが終了し、すっきりとした気分で、久しぶりの辰の口に向かう車の中でつい口元がゆるんでしまいます。 さて、ダイビングはこれといって狙っているものはなく、身体も疲れ気味なので、季節来遊魚でもゆっくり探してみようかなと思い、西口から入って浅場を灯台下あたりまで行き、帰りは防波堤周辺でのんびりと遊ぶことにしました。水深は最大でも10mぐらいでしょう。楽ちんです。エントリーしたら、以前見たクラカケモンガラの子どもがほぼ同じ場所でエサを探していました。ちょっとだけ大きくなったような気がします。 それから灯台に沿って、サンゴの上を進みます。チョウチョウウオの若魚が目立ちます。成長してしまうより、若魚ぐらいがかわいいね。灯台下のミドリイシ群落まで行きましたが、パッとしたものは見かけませんでした。そこから砂地を旗岩方面へ向かいます。白く濁った砂地を進むと、切れたスリングが沈んでいて、そこにたぶんタツノイトコの小さいのがしがみついていました。「たぶん」と言ったのは、全身きれいな皮弁に覆われていて、これまで辰の口でお目にかかっていたタツノイトコとは違った印象を受けたからです。そこから西口のミドリイシ群落に向かいましたが、ここで1尾だけ見られるトノサマダイベイビーも、少し大きくなっているようでした。 港に向かう途中、ユビノウトサカには小さなエビがついています。透明な茶色で、特に模様はなく、ほんとに小さくてよくわからないのですが、カクレエビの仲間っぽい感じです。 防波堤の外側には、昨年に引き続きオレンジ色をしたダテハゼの仲間がいます。去年と違い、今年は砂地の真ん中に居を構えてます。数多くいる普通のダテハゼもけっこう大胆ですけれども、こいつはもっと大胆で、かなり近寄っても巣穴に逃げ込みません。それどころか、よほどのことがない限り共生しているニシキテッポウエビにサインを出すことさえしません。ボクがいる間、テッポウエビ君は安心して巣作りにはげんでました(笑) そこからトイレ側に回り込んで狭い水路を通ったのですが、カマスの幼魚がかわいかったです。 久しぶりにまったりとしたダイビングでした。 |
2009年9月
22日(火) |
天 候 | くもり | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 45本目 | |
潜水時間 | 93分 | 最大水深 | 21.9m |
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見たもの | ・アオヤガラ、サツマカサゴ、オニカサゴ、オニオコゼ、ミノカサゴ、ハナミノカサゴ、アジ、キンチャクダイ、トノサマダイ、チョウチョウウオ、チョウチョウウオの仲間、シロギス、マダイ、イシダイ、クロダイ、ヘダイ、メジナ、コトヒキの仲間、ムナテンベラ、オキゴンベ、キハッソク、コロダイ、シマギンポ、サツキハゼ、イソハゼの仲間、カマス、ハリセンボンほか ・サラサエビ、オドリカクレエビ、ガンガゼカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、ツノガニ、ゼブラガニ、キモガニ、サンゴガニの仲間、オウギガニの仲間、ワタリガニの仲間ほか ・シロハナガサウミウシ、コイボウミウシほか ・アオリイカ、イイジマフクロウニ、ヤナギウミエラ、ゴカイの仲間ほか |
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ひ と こ と | 海に入る前は少し雨がぱらついていたため、車の中で昼飯を食ったりしましたが、徐々に収まってきて「おおむね曇り」の状態になりました。めでたしめでたし。 今日は灯台一周。北口から入りますが、透明度は悪いです。オーバーハング〜割れ岩も透明度が悪く、そこを過ぎたら透明度が上がるかもと少し期待して行ったら、ますます悪くなりました。しかし進行方向に流れがあって、楽でした(笑) お花畑の底は流れは気にならなかったのですが、どんよりと濁っており、生きものも少なく、気分までどんよりしてきました。そんななか、両側からみごとにトゲを刈り取られたイイジマフクロウニがいたのでひっくり返してみたところ、案の定大きなゼブラガニがペアでいました。 そこからは旗岩経由で港へ向かいます。西口のミドリイシ群落には、トノサマダイとムナテンベラの子どもなどがいて、秋を感じます。南側の防波堤外側は少し透明度が良く、カマスやアジの群れがきれいでした。トイレ側から港に入りましたが、目玉模様が2つついている見慣れないチョウチョウウオの仲間やコトヒキの幼魚などがいました。あとは防波堤沿いに駐車場方向にゆっくりと移動し、上がりました。潜り始めてから防波堤手前まではあまりおもしろくありませんでしたが、最後に面白いものを見たのでよかったです。終わりよければすべて良し、ですかね。 |
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20日(日) |
天 候 | はれ | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 44本目 | |
潜水時間 | 63分 | 最大水深 | 28.9m |
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見たもの | ・イワシの仲間、アオヤガラ、ミノカサゴ、ギンガメアジ、マダイ、ヘダイ、イシダイ、コロダイ、マハタ、ヒブダイ、キンチャクダイ、トノサマダイ、チョウチョウウオ、イソハゼの仲間、ミジンベニハゼ、クラカケモンガラほか ・テナガカクレエビ、オドリカクレエビ、ホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、コシオリエビの仲間、アカイシガニ、オウギガニの仲間ほか ・シロハナガサウミウシ ・ヤナギウミエラ、ナマコの仲間ほか |
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ひ と こ と | 雲ひとつない快晴。長崎市内に入ると車がけっこう混んでました。県外ナンバーも目立ちます。現地に着くと、思ったよりもダイバーの数は多くありません。連休を利用してツアーに出てるのかもね。 砂地のアンカーでハタタテダイを見たいというリクエストがあったので、そこ経由でカキ殻に行くことにしました。久々に西口からエントリーします。柴づけあたりで左からの流れがあったので、ちょっと左側に向きを変えたところ、アンカーを通り過ぎてしまったようでした。戻るのもいかがなものか、って思ったので、そのまま深場に降りていきました。深場ではミジンベニハゼがペアでいたのでしばらく観察し、カキ殻に向かいます。 カキ殻ではウミウシの姿を見ることができませんでした。去年まではシラヒメウミウシはたくさん見ることができたのですが。魚もマツバスズメダイとかキンチャクダイ、イラが目立つ程度でそんなににぎやかというほどもありません。透明度が悪いせいもあるのかもしれません。突端のドロップオフ付近でアカオビハナダイを探してみましたが、見たのは大きなイシダイが岩のあたりをガリガリしている姿でした。そこから西口に向けて進みましたが、目だったのはクマノミのチビぐらい。ほんとうに多いです。西口ではツキチョウチョウウオを探しましたが、見たのはトノサマダイとクラカケモンガラのチビでした。 このところ何か不完全燃焼なダイビングをしてるので、次ぐらいはビシっと決めてみたいと思います。 |
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12日(土) |
天 候 | 雨 | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 43本目 | |
潜水時間 | 95分 | 最大水深 | 23.6m |
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見たもの | ・サヨリの仲間、アオヤガラ、サツマカサゴ、オニカサゴ、オニオコゼ、アジ、キンチャクダイ、ゲンロクダイ、トノサマダイ、チョウチョウウオ、シロギス、マダイ、クロダイ、メジナ、キハッソク、コロダイ、シマギンポほか ・イセエビ、サラサエビ、オドリカクレエビ、テナガカクレエビ、カクレエビの仲間、ヤドカリの仲間、キモガニ、サンゴガニの仲間、オウギガニの仲間、ワタリガニの仲間ほか ・フレリトゲアメフラシ、イガグリウミウシ、シロハナガサウミウシ、キイロイボウミウシ、コイボウミウシほか ・イナヅママメアゲマキガイ、ハボウキガイの仲間、アカオニナマコ、ゴカイの仲間、クラゲの仲間ほか |
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ひ と こ と | 午後から用事があり、しかも雨が降り出すということだったので、ちょっと早めに辰の口に向かいましたが、着く頃にはすでに雨が降り出しました。 灯台一周です。久しぶりです。ただし7月中旬以来、辰の口で潜ってなかったのでどのコースをとっても久しぶりなのですが(笑) 北口から入り、ゆっくり進みますが、透明度はよくありません。砂が巻き上がっているようです。スズメダイの群れがいる程度で、特におもしろいものはいません。オーバーハングでも、ホウライヒメジの大きいのが休んでいる程度で、活発な動きは見られません。遠くのほうではクロダイの群れが漂ってはいましたが。 割れ岩を過ぎ、お花畑に向かいました。ここでも生きものの種類はあまり多くなかったです。スズメダイが目立っていたぐらい。面白くなかったのでキンチャクダイの背びれの写真を撮ったりしました。若魚の背びれは、きれいな模様をしていることに初めて気づきましたよ。 ぼちぼち南からの幼魚がやってきてないかと思い、お花畑から灯台下〜西口のミドリイシ群落に沿って浅場を進みましたが、まだのようでした。 何となく消化不良のまま港から上がることにしました。全般的に浅場が多かったので、エアが半分ぐらい残ってます。そこで、少々波はあったのですが、防波堤をトイレ方向へ進み、端から港に入ることにしました。防波堤に沿ってネンブツダイの子どもが雲霞のように漂ってます。ケラマで見たスカシテンジクダイの群れよりもきれいです。しばらく見とれていましたが、波に揺られ、酔いそうになったので移動します。防波堤外側に最近育ってきているミドリイシの下には、トノサマダイの幼魚が1個体隠れてました。港に入り、濁った中を進んでいくと、フレリトゲアメフラシが3個体集まっていました。産卵行動かな?観察したい気はやまやまだったのですが、時間がなかったので断念しました。上がったら大雨で、そそくさと着替えて帰りました。エアはまだあったのに。 |
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5日(土) |
天 候 | はれ | 水 温 | 26℃ |
場 所 | 長崎・辰の口 |
今年の通算 | 42本目 | |
潜水時間 | 70分 | 最大水深 | 27.1m |
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見たもの | ・イワシの仲間、イシヨウジ、ミノカサゴ、サツマカサゴ、シロギス、ギンガメアジ、クロホシフエダイ、マダイ、コロダイ、ヒブダイ、キンチャクダイ、ハタタテダイ、チョウチョウウオ、イソハゼの仲間ほか ・テナガカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、オドリカクレエビ、クロシマホンヤドカリ、ケアシホンヤドカリ、ヤドカリの仲間、コシオリエビの仲間、アカイシガニ、オウギガニの仲間ほか ・ヒョウモンツバメガイ、カノコキセワタ、ドーリス科の仲間、イガグリウミウシ、キイロイボウミウシほか ・マダコ、ウミウサギガイの仲間、ヤナギウミエラ、ナマコの仲間、イソギンチャクの仲間ほか |
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ひ と こ と | およそ1月ぶりのダイビング。もっと言えば辰の口では1月半ぶりになります。歳をとるにつれ、いろんなしがらみがでてきて、それに伴って休みの用事が増え、なかなか自分の思うような過ごし方ができにくくなってきます。困ったことですが、まあしかたないかな。ともかく、海の中もずいぶん変わっているだろうなあと思いつつ、現地に向かいました。 ひさしぶりにカキ殻に行ってみることにし、港からエントリーします。出入り口付近でギンガメアジの小さな群れに出会いました。またヒブダイっぽいブダイの群れも落ち着きなく泳ぎ回っています。7月頃はムツとかマアジの群れが目立ったのですが、その姿は見えません。いつものように毎週潜ってると、ごく自然に生きものの移り変わりがあるのですが、久しぶりに潜ると、やっぱり劇的に変わっているなあというのが感想でした。防波堤の外側では、シロギスが数個体エサをあさってました。塩焼きにしてうまそうなサイズでした。 いつもは砂地をまっすぐカキ殻の根に向かうのだけれど、濁ってるし、流れがあるのに加えてコンパスを忘れてきたので、根から離れないようにまずはアンカーの根に向かい、そこからカキ殻の根に移ることにします。旗岩付近の砂地に落ちた厚手の布の下に、黒いウミウサギガイの仲間がいました。その写真を撮っていたら、その横にウミウシ(ドーリス科の仲間)もいました。 カキ殻の根に着き、根の上を深場に向かいます。大きなウミトサカは健在です。根の上のイソギンチャクには、オドリカクレエビがわんさかいます。これぞ辰の口っていう感じかな。深場では、アカオビハナダイのハーレムを探してみましたが、透明度が悪く見えません。ずいぶん探したのですが・・・。流れが速かったせいもあるんでしょうか。 西口に戻り、ケブカガニ似のカニなどを撮った後、上がろうかとも思いましたが、フィルムがもったいなかったので港内に向かいました。あまりパッとしたのはいなかったけど、カノコキセワタとかヒョウモンツバメガイがいました。それから黒地にオレンジの水玉模様の入った、色彩的にはミョウジンツバメガイそっくりのヤツもいたので、現像してのお楽しみです。 流れが速かったの疲れました。しばらくはせいぜい週一のペースでしか行けなさそうですが、行けるときに行きたいと思います。 |