時期は毎年9月中旬から10月下旬
これは、日本海から南下してくる飛魚が接岸する条件で
飛魚が採れ初めてから一週間程遅れてシイラが接岸してきます。
強い北東風
この時期の季節風である北東風が吹くと平戸、生月の各瀬戸に
飛魚が集まり始めます。飛魚の移動は風に影響を受け易いので
飛魚は風に乗ってくると考えて良いでしょう。
当然、舘浦港周辺はシイラの餌場となります。
堤防根元テトラ帯
早朝ここが餌場と化す
潮時によるシイラの回遊
干潮から上げ
潮は橋の方から中江ノ島へ平戸寄りに流れます。
飛魚は潮の本流に集まっており時折シイラに追われて堤防近くに現れます。
満潮潮止まり前後
大潮の場合特にシイラが港の中に入ってくる可能性が高く
飛魚が居ればチェイスしながら、飛魚が居なければ静かに回遊してきます。
テトラ帯から先端方向
最盛期ここに数十人のアングラーが並ぶ
満潮から下げ
潮は橋の方へ流れます。この際潮の本流は堤防先端へ最も近づき堤防付近へのシイラの回遊も多くなります。
橋下から撮影、満潮時は港の中でボイルする。
舘浦港は港の外にもう一つ港がある二重構造(強引な造りだが)
シイラの群れは大体数匹から数十匹単位で、数はサイズに反比例します。
アベレージは年によってばらつくものの100〜130cmでたまに140cmクラスの群れが回遊してきます。定置網には毎年2m近くある個体も入る。
群れを見つけるのは簡単で、飛魚が飛べば近くにシイラが回遊していると思っていいでしょう。また数が多いときは至る所でチェイスの飛沫が上がります。シイラが居る場合、堤防根元の定置網を見れば中でチェイスしているのが見えます。
ショアからシイラが狙えるのは舘浦港だけではなく島北端の大バエ、鯨島、壱部浦港、一文字波止、
中江ノ島など潮通しの良い場所なら可能です。ただ、地形的に舘浦港が有利で回遊数が多く安全に釣りができると思います。
堤防先端内側は足場が低いのでランディングしやすいのですが、中間では海面まで3〜5mの高さがあるのでランディングには柄の長いギャフが必要です。通常の玉網では魚が納まりきれないので落とし網など工夫する必要があります。