2年間(2006年9月から2008年8月)に当院で行った増殖性糖尿病網膜症に対する網膜硝子体手術は、35名48件でした。
その内、同じ眼を複数回手術したのは4眼(8%)でした。

患者さまの年齢は、32から79歳、平均58.6歳でした。
手術する前の視力は、光覚(光がわかるのみ)から1.2までで、平均0.06でした。
手術前から1.0以上見えていた方は4%で、0.1以下の視力の方が58%でした。

手術の後の視力は、0.04から2.0で、平均0.65に改善しました。
手術の後1.0以上見えるようになられた方は42%で、0.1以下に留まった方は8%でした。
術後最高の視力に達するまでの期間は、2日から21ヵ月、平均5.3ヵ月でした。

       術前の視力が悪い方は回復までの期間が長くかかる印象がありました。

合併症   術後眼圧上昇(25mmHg以上)              10眼(21%)
         術中網膜裂孔                        6眼(13%)
         遷延性角膜びらん                        4眼(8%)

         濃い硝子体出血                        4眼(8%)
         増殖性硝子体網膜症、網膜剥離への進行        2眼(4%)
         血管新生緑内障への進行  
                  1眼(2%)
術前視力と術後視力のグラフ

n=48

3段階以上改善  81%

同じ(2段階以内) 13%

3段階以上悪化   6%

前視力:平均0.06、
       1.0以上4%、0.1以下58%

術後視力:平均0.65
       1.0以上42%、0.1以下8%
      

増殖性糖尿病網膜症の手術結果

糖尿病黄斑症の手術結果をみる。

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