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工事費を計る時、単純な方法としては、坪単価による算出法が一般に分かりやすく、広く利用されているのが現実です。しかしこれはあくまで目安であって、非常に不安定です。したがって確かな見積もりを行う必要があります。明確な見積もりをする為には、詳細な設計図と仕様書がなくてはなりません。それを怠ると、請負契約をしてから、あれは別途、これは別途などと言う事態を招き、思わぬ出費を強いられることがあります。
こうしたことを避ける為、見積書は内訳明細書付きの詳しく明記されたもので、それに基づいて工事費の決定を行うことが大切です。しかも、良心的で経営の良い工務店であることも重要です。
特に工事費がローコストであればあるほど、十分信頼のおける業者を選び、信頼のおける工事費で施工をしてもらう事が大切です。
また、設計図書と見比べて、見積もり落しが無いかどうか、使用材料が違っていないかどうかなどを検討します。しかし、内容を詳細にチェックするには、専門的な知識を必要とする為、建築家によく相談する方法が無難でしょう。
素人が坪単価で工事費の内容をチェックする場合は、工事の規模、工事範囲、使用する仕上材の確認、機器の程度と設備の程度、造り付け家具の有無と程度などを聞いて、文書で打ち合わせ事項の確認をしておく事が必要です。
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都道府県別・工法別の建築工事費目安
(参考/個人住宅規模規格等調査報告(平成11年度物件調査) 住宅金融公庫)
単位:万円/坪
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工 法 種 別 |
在来木造 |
ツーバイフォ |
プレハブ |
重量鉄骨造 |
ログハウス |
地 域 |
長野県 |
59 |
63 |
63 |
62 |
63 |
東京都 |
68 |
72 |
76 |
87 |
81 |
神奈川県 |
65 |
68 |
72 |
83 |
63 |
茨城県 |
55 |
61 |
60 |
65 |
61 |
埼玉県 |
59 |
63 |
69 |
73 |
60 |
千葉県 |
60 |
62 |
67 |
70 |
73 |
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