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■長さんを追いかけて小学5年生の時からずっとファンで追いかけてきた。長さんが載っている雑誌・本を見つけたらどんなジャンルでも買った。大人の本とか子供の本とか関係なかった。晩年の長さんは、絵本の仕事がメインだった。「絵本画家の日記」というエッセイ集もある。けれど、それでも、ずぅ――っと漫画家だったと思っている。絵本の形をとった長さんの新作の漫画だと思って、私は読んでいた。長さんの漫画は、現在隆盛のコミックとは全然違う。手塚治虫が創り出した映画のような漫画ではない。つげ義春が描いた私小説のような劇画でもない。赤塚不二夫の不条理劇のようなギャグマンガとも違う。長さんが描いたフリーハンドの一本の線は、地平線となり水平線となる。そしてあれよあれよと見えないものたちが見えてくる。まるで夢の中にいるような自由な空想世界が広がる。長さんの漫画は、手垢にまみれていない、しかも最小限の言葉で書かれた詩のようだ。ここに<長新太の世界>というファンサイト を立ち上げて、作品リストを作ってみた。その膨大な数に、「ひえー、ぶっとんじゃうのよ」と思ってしまう。でも長さんの正確な仕事の数など誰にも分からない。これからもまだ見たことのない長さんの作品を、宝探しのように追いかけ続けるだろう。
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