資料編「文藝春秋 漫画読本」ほか
私が所蔵している号だけ記載した。
1956(S31)年
「別冊宝石」 56号探偵小説全書 6月号 岩谷書店
収録作品:1コマ漫画「殺人者」連作@刺殺A射殺による毒殺B忙殺C絞殺D撲殺
1958(S33)年
「文藝春秋 漫画讀本」6月号 文藝春秋新社
■「閑人大歓迎」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」8月号 文藝春秋新社
■「真夏の昼」6p 玉子やき/ヨシッ、ゆるしてやる/動物好きの花屋さん/あくび/レコード・ジャケット ―シーッ、音楽がはじまった
■「閑人大歓迎」カット16点
1959(S34)年
「文藝春秋 漫画讀本」新年号 文藝春秋新社
■「二人の物語」2p
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」2月号
■「二人の物語」2p、カレンダーのカット
■「漫画読本相談室」
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」3月号 文藝春秋新社
■「二人の物語」2p さむい日の花屋さん/せまい道
■「閑人サロン」カット16点
「漫画画報 臨時増刊 No.2 グラマーグラフ」(3月号) 富士出版社
■「なぐられた男」1ページ(8コマ)
「文藝春秋 漫画讀本」4月号
■「二人の物語」2p
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」5月号
■「二人の物語」2p
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」6月号
■第5回文藝春秋漫画賞発表
「おしゃべりなたまごやき」長新太
《受賞のことば 長新太》
なによりも、まず、自分のやりたいことをやれる条件が出来たと云う事が、とてもうれしく思っています。
今までは、やりたい事もやれない状態にありました。私にはこの賞は、強力なオールマイティであります。
この事実が本当に私を有頂天にさせました。これからは、なによりも、ヤリタイコトヲ、ヤラシテモライマス。
自分の仕事をキビシク、可愛がって、頑固にエキサイトしながらやっていくつもりです。
よろしくおねがいいたします。
《選評(抜粋)》
飯澤 匡・・・新人となると、何の疑いもなく長新太氏のことを考えた。その独特の清潔な線と詩精神にひかれていたからである。
吉川英治・・・長氏の大きな功績をいえば、とにかく“児童もの”として放漫放縦におかれがちな児童漫画の一園に、これですばらしい一花壇が開かれた。しかも国際的な水準といっていいくらいで、これは日本人みんなの自慢にもなると思う。
清水 昆・・・最初に見たのは、五六年前も前だったろうか。(略)新しく出た週刊雑誌で、毎号、東京のサラリーマンの通勤電車の哀愁をテーマにして、狙いも、構図も、描線も、色彩も、乱暴なくらい濶達自在だったことをはっきり憶えている。/それにつづいて、ニッチも、サッチもいかないという一ばんの悩みの深いスランプの底を、喘ぎ喘ぎ彷徨していた時期があった。/それが、どういう転機からか、ここ一二年来、画風に大きな変革が表われ、こんどの受賞作品「おしゃべりなたまごやき」に見られるように、強い決断の直線、やわらかい遊びの曲線、その両方の調和のいい合奏となった。色感も渋くて品格がある。画面のどの一部分にもゴマカシがない。というより独自の具体的表現が見えて、隅から隅まで面白い。
横山泰三・・・五、六年前の長君の絵を知っている人は、彼が、近年すごく腕をあげたことに驚くだろう。(略)デッサンもしっかりしてきたし、色彩感覚にもすぐれた素質を持っている。何より彼の絵に、マス・コミに媚びた俗悪さがないのがうれしい。そこがまた彼の絵に新鮮さをます所以でもある。
■受賞記念カラー「のびた縞のシャツ」
■久里洋二と共作「ジュークボックス」、
■秋山庄太郎グラビア・レイアウト
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」7月号 文藝春秋新社
■「野球狂時代」4p 長新太、久里洋二・共作 皆様このホームランは・・・/金庫のヘルメット/まだ稼ぐつもりか!/パチパチパチ・・・もうかるプロ野球/特設リング/ついている男
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」9月号
■「私の選んだXマン」共作(小林治雄、佐藤六郎、久里洋二、長新太)
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」10月号
■「二人の世界」4p
■秋山庄太郎グラビア・レイアウト
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」11月号
■「秋は泣き虫」2p
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」12月号
■「マッチ売りの少女」6p
■「閑人サロン」カット16点
1960(S35)年
「文藝春秋 漫画讀本」2月号
■カラー「マイクロ,レディ」絵/(文)飯沢匡
■「閑人サロン」カット16点
「文藝春秋 漫画讀本」4月号
■「香水工場」2p
■「閑人サロン」カット15点
「文藝春秋 漫画讀本」7月号
■2色「JAZZ 三つの叙情的作品」4p
■「閑人サロン」カット14点
「文藝春秋 漫画讀本」12月号
■「夜の鳥と星のはなし」2p
■「閑人サロン」カット14点
1961(S36)年
「文藝春秋 漫画讀本」新年号
■2色「日本の昔話 笠地蔵」4p
■「閑人サロン」カット14点
「文藝春秋 漫画讀本」4月号
■「春の雨雲」2p
■「閑人サロン」カット15点
「オール讀物」6月号 文藝春秋新社
■「まんが斗争・合理化反対」(共作)長新太、西川辰美、松下井知夫
1962(S37)年
「文藝春秋 漫画讀本」3月号
■「冬のオバケ」2p
「文藝春秋 漫画讀本」6月号
■「きゅうに夜みたい」2p
1964(S39)年
「文藝春秋 漫画讀本」1月号
■「三角帽子のコビト」 2ページ(3コマ)
コタツかしてやるよ/こまるなァみんなとっちゃあ/オイ、もういいだろ、みるのは
「文藝春秋漫画讀本」5月号
■「三角帽子のコビト」 2ページ(3コマ)
よせ!そんなボーリング/オーイ!それはボクじゃないぞー/やっぱり、これくらいなくちゃ
1965(S40)年
「文藝春秋 漫画讀本」9月号
■「怪盗アルゼンチンダンゴ」2p
■ショートショート「けちな願い」文・星新一の挿絵1点
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